神レンズとは?!
元々、ガジェット好きだから、新しいカメラやレンズが発表されると少しソワソワする。
その気持ちを煽るかのように、あちこちで「買わない理由が見当たらない」だの「神レンズ」だの、色んなレビューに出くわす。
しかし暫くすると、また別のカメラやレンズをもてはやす。ついこの前まで思い切り持ち上げてたじゃん!と突っ込みたくなることもしばしば。
上は8年くらい前の機材だろうか。元々、私はPENTAXからデジカメに入った。理由はコスパと操作性。自分に1番シックリきたから。そのコスパの良かったPENTAXも、今では高価になってしまった。
だから最初の頃は、どこぞの記事に踊らされて購入するというこはなかった。
嗚呼、それなのに、見事に沼へ嵌まっていった。
はい、ダメ人間の出来上がり。
aps-cばかり揃えてどうするんだ、とセルフツッコミしてみたりー。
挙げ句の果てにはダブルマウント。もう止められない。
ただひとつ、自分の中で毛嫌いしている言い回しがあって、「神レンズ」だとか「三姉妹」だとか、そういう言葉には耳を貸さないようにしている。特に「神レンズ」…本当にそう思ってるのか?!と。大概は他の人の記事の受け売り。
例えばーFUJIFILM XF35mm F1.4 R。
描写は好きだけど、「神レンズ」とは思わない。何をもって神を冠するのかが分からない。そこを説明出来る人にもなかなか出会わない。YouTubeでもそこを説明出来ている人の動画はまだ観たことがない。
私にしてみれば好きなレンズだ。騒がしいレンズだけどフォルムが好き。あの安っぽいフードが好き。線の細さも好き。適度に残った収差も良い味を出している。
言い回しは嫌いだとは言え、人様が「神レンズ」と言うのは一向に構わない。ただ、もっと素晴らしい写りをするレンズは他にも沢山あるのも事実。明確な説明が出来ないのに、「神」だのと囃し立てるのは好まないというだけ。そういう言い回しに惑わされず、自分が欲しいものばかり揃えた結果ー
私は変態になりました。