X-E4 とXF27mm F2.8 R WR
前回はX-E3とX-E4の比較を書いてみた。まだまだ書き漏らした部分があると思う。パッと思いつくところでは、チルト液晶。ちょっと引き出しにくい。コツでもあるんでしょうかね?指を引っ掛けるところが1ヶ所しかないうえに引き出しにくいから、液晶のヒンジ部がちょっとだけ歪む。いつか壊してしまいそうで怖い。
あとボタンのストローク。ほとんど凹まないので、押した感触がなく、つい力を入れて押してしまう。力の加減が分からない。
そうそう、露出補正ダイヤルは凄く回し易くなった。X-E3のダイヤルは固くて、いつも指2本で摘んで回してた。これまた個体差かも知れないけど。
他の問題点は思い出したら書いてみようと思う。
さて、リニューアルしたXF27mm。絞り環がついて防塵防滴になったわけだけど、防塵防滴仕様でないX-E4で使うよりは、X-Pro2や3で使ったほうが幸せになれるのは確か。とはいえ、X-Eシリーズとの組み合わせのほうがコンパクトであるのは間違いないから、組み合わせは好みの問題。
光学系は変更がないので、その写りは既に知られていることでしょう。あちこちにレビューは転がっていると思うけど、明らかに人気度は低いレンズ。23mmほど広くなくて、35mmほど狭くもないという、一見すると中途半端な焦点距離。
35mmの感覚で撮ろうとして、ちょっと近付き過ぎたと思い、1歩引くって感じだろうか。あ、忘れてた。そもそも最短撮影距離が34cmと微妙。だから撮れると思って近付くとピントが合わない。
多分、上の写真を撮ってるときの自分の感覚は23mm。咄嗟に撮ろうとしたら猫2匹が入りきらず、2歩引いたって感じだろうか。自分にとっては、決して使いにくい焦点距離だとは思わないけど、レンズとしての面白味はないように思う。
それから逆光には滅法弱い。保護フィルターは付けていない状態で逆光で撮ったら、盛大にフレアだかハレーションだか発生した。フジツボ型のフードは意味があるのか微妙。自分的には面白い写真が撮れたなと思うけど、人によっては気になるのかも知れない。
27mmの用途としては、やはりスナップでしょう。気軽に素早く撮るためのレンズ。付けっぱなしで楽しめば、良いのではなかろうか。Pモードを新設したのはそういう意図だろうし、ややこしくボディをイジるよりは、まずはPモードで撮りまくること。まずはそうやって撮ることに集中するのが吉だと感じた次第。