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TOKYO FM「nippn ¡ hon-yomokka !」番組1周年イベント公開収録 @ 本屋B&B 2022.12.03

南沢奈央さんのラジオの公開収録に、尾崎世界観がゲストで来るという。


「3月のアリーナツアーまで遠いなぁ。尾崎さんに会いたいな」

抽選で当たった30名が参加できるということで、まあ無理だろうという気持ち8割で応募したら、当選メールが来てかなり驚いた。残り2割の気持ちで小躍り“╰(*´︶`*)╯"

今年の運は使い果たしたかな、でももういいよね今年ももうすぐ終わるし。

というわけで西新宿で、禁煙席なのにタバコ臭く大騒ぎしてる年寄りの憩いの場的なカフェでランチを済ませたあと(もう二度と行かない)

せっかく下北沢に来たのに人混みが嫌すぎて、古着屋も巡らずコメダ珈琲で本を読みながらお茶したあと(コメダの店員さん接客丁寧すぎて何もしてないけど申し訳なくなる)

ちょっと早いけど行くかあ、と思いながら受付40分前に公開収録の会場、本屋B&Bに行ったらもうすでに10人くらい並んでて完全に出遅れて泣いた。

寒い。もう尾崎さん、中にいるのかな。緊張でお腹痛くなってきた…飲み物買ってくるの忘れたし…途中で咳が出たりお腹が鳴ったらどうしよう…

なんて思いながらスマホをいじってたら、すぐ目の前を尾崎さんが通過。


えっ???ゼロ距離なんだが?????

裏口とかないの?!表から入るの?!そんな堂々と?!?!尾崎さん??!?!!?

って感じで、キャーとかワーとか声が上がったわけじゃないけど、その場にいた全員の息をのむ音と無言の悲鳴が聞こえた。私も声出ちゃったもん。出てないけど出ちゃった。

尾崎さんはそこにいるという、ただその存在感だけでその場を支配できる人だ。

猫背の尾崎さん、静岡にライブに行った時の新幹線の窓越しに見たまんまで震えた。髪の毛ちょっと後ろがボサボサで、でもツヤツヤサラサラで、つむじがすごい後ろにあるの。なんなのあのつむじ、可愛すぎる。

緊張が加速して若干体調が悪くなった。


開場時間になり、並んだ順に少人数ずつお店の中へ。

すでに前列7席は埋まっていて、2列目の席に座った。

映画のトークショーの時、尾崎さんが向かって左側に座っていたのを思い出し、左側がよく見える席に座った。
尾崎さんの小説が置いてあるから、絶対に左側に座るに違いない!


そして18時半に公開収録が開始。

南沢奈央さんの、柔らかい雰囲気と優しい声で始まるオープニングトークの後、ゲストの尾崎世界観が登場。

私の前に、真っ直ぐに尾崎さんが見えた。

キリン柄のコンバースを履いている。靴下は白で、ベージュのチノパンに緑のチェックの開襟シャツを着ている。襟足がだいぶ伸びてい前髪はぱっつん。涙袋がぷっくり、髭がうっすら。クリームパンみたいな手の右中指に指輪をしている。私の好きな左耳のピアスが見えない。右側の横顔は7ルールでよく見慣れていて落ち着く。

尾崎さんの仕草が良い。時々頬杖をついてほっぺたがむにってなったり、頭を掻くたびに薄めの眉毛とおでこのほくろがチラッと見えたり、細かく頷いたり、のけぞったり、笑うと銀歯が見える。

尾崎さんは話す時、視線が若干下向きだったり、逆に上を見たりしている。南沢奈央さんは尾崎さんの目を見て話すけど、尾崎さんは一向に目が合わない。
それでちょっと、自分のことを、自慢気もなく、照れ臭そうに話すところが推せる。

尾崎さんは歌声が良いのはもちろん、ただしゃべってる声も良い。声のトーンが心地良い。尾崎さんのラジオ、声にしがみついては朝聴いても夜聴いても眠い。癒し。

1時間があっという間で、最後に花束贈呈があり、2人の写真撮影、会場全体との写真撮影を終え、公開収録は終了。
尾崎さん、左の襟足がめちゃくちゃはねてるのを気にしてて可愛すぎた。

どんな話をしていたか、正直全然覚えていない。最初から最後まで、一瞬の表情も見逃したくない気持ちでいっぱいだった。あ、尾崎さんがボケたら、そのボケを南沢奈央さんが本気に捉えてしまってアワアワしてる尾崎さんがめちゃくちゃ可愛かったことは覚えてる。

なんか、ずっと可愛かった尾崎さん。男性に対する可愛いという感情は、沼だよなぁ。


公開収録の模様は、放送を聴こう!
12月11日(日)と12月18日(日)の2回に分けて放送される。radikoのタイムフリーで✨

nippn ¡ hon-yomokka !は、本にまつわる話をするラジオだが、私は大人になってから本を全く読まなくなった。

小中学生の時は図書館の先生が好きで、図書館にいることが好きで、図書館の中にある本は全部読んだんじゃないかってくらい本を読むことが大好きだったけど、

大人になったらなんとなく忙しくて時間がない。本を読むことに対して、割く時間がない。

だけど尾崎世界観を好きになったら、尾崎さんがどういう人間なのかを知りたくて、尾崎さんが書いた小説とかエッセイを全部買って全部読んだ。何回も繰り返し読んだ。

それから、尾崎さんがめざましテレビの尾崎図書観やインタビュー記事でおすすめしていた作家さんの本も買って読んだ。


好きな人の影響力は凄まじい。

公開収録で尾崎さんが今年おすすめの本として紹介していた、大森静佳の『ヘクタール』を帰ってすぐに買った。

歌集で、言葉が強いんだって。読むの楽しみだ〜。

12月には千早茜と尾崎世界観の共作小説『犬も食わない』、1月に尾崎世界観のエッセイ『泣きたくなるほど嬉しい日々に』が共に文庫化するので買う予定。

尾崎さんに出会って知れたこととか、これから知れること、全部大切にしよう。


NIPPNさんからのお土産付きだった。

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