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タイムスリップかよ八ヶ月間なんて。

12月の、一年振り返りモードに溢れた人並みを歩いていて、はっとする。あれと思う。「今」これがつみかさなって、嫌なことも好きな時間も嬉しい出来事も圧縮されて時間が過ぎるわけだけど、

この八ヶ月は紙ペラ一枚の厚みしかない。毎日毎日働く日常。初めて過ごした会社員という暮らし方は、語られすぎてくたくたになった「大人」に対する負のイメージそのもの。

何かを為したいと大学時代の最後の一年をすごし、やりたいと思ったことをできる限り全部そのやりたいと思った瞬間に、実行するようにした。いまは何かをやりたいとも思わない。毎日終わらないかなあと思い、週末が来ないかなあと思う。

ああいかにも自分がなりたくなかった大人だ。

自分では動かないくせに口ではああだこうだ不満を言う。十二国記の珠晶のような人になりたいはずなのに、まさに、馬鹿じゃないのと珠晶に罵倒されるような大人だ。

ここにこの言葉を記すことを、そんなどうしようもない自分を晒すため。逃げ道をなくすため。そんな自分、1年前の私がみたらかなしくなるよと言い聞かせるため。臆病で臆病で、ハードルを下げて暮らすことしかできない自分。自分にプライドがあるのにそこを傷つけられるのが怖いから人前で話すことも、自分の意見もガチガチに固めないと話せない自分。好きなことをやっぱりきちんと知り合うまで話せない自分。可愛くない自分。いつまでも変わらない自分。

自分が好きだけど大嫌いだ、いまは。



何も持たぬわたしですが、全力であなたのサポートを活かした「なにか」をします!いまはわたしが沢山の知識と文化とアイデアと記憶を吸収するために使います!