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芸術の秋
最近インプットばかりでアウトプットをしていない。
今日は文化の日で美術館が無料だったので、岩手県立美術館で高畑勲展を見てきた。
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手書きのノートに書かれた膨大な量の文章、プロット、そんなものに圧倒された。
作品を作る為には膨大な積み重ねが必要なのだ。そんな当たり前のことを思った。
今日は文化の日なので美術館が無料だった。ありがたい。無料は楽しい。
昨日ぶらりと入った本屋、ブックナードで柴田聡子のダイアリーが並んでいるのを買った。そんな風に買うつもりのないものを偶然本屋で見かけて買うという行為は何かいい。
それ自体が何か体験チックだ。そういう本ほど記憶に残る本になりやすい。
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近くの珈琲屋に入ってすぐさま読む。グーグルマップの評価は高いお店だけど、入ってみると思っていたのと違う。
無音の雑然とした狭い店内に、おじさんが1人座っていた。
おじさんは立ち上がって言った。
「店内で飲んでいきますか?」
おじさんが店主らしい。
雑然とし過ぎていて落ち着かない気分だったけど、すぐにジャジーな音楽が流れはじめて、いつの間にかその空気に馴染んだ。
柴田聡子の文章はその音楽のように自由度が高く、即興性があった。読みやすいわけではないけど、味わいのあるいい文章だと思った。
日記が書きたいな、と思ったし、文章を書きたいと思った。
エネルギーをこめて文章を書きたい。
今月は何かをちゃんと書きたい。書くことの傍にいつもいたい。
芸術の秋。