月曜日の歌


5/20、私の大好きなバンドのボーカルの訃報が届いた。
この訃報を聞いた時わたしは電車の中で、あまりにも突然のことすぎて涙さえ出なくて、でも冷や汗みたいなものがずっと止まらなくて、頭がぼーっとしたまま学校に向かった。
学校に着いたら友達がいたけど、今友達と話せる気分ではなかったから挨拶もせずに教室に入って席に座った。
そしたら友達がわたしの異変に気づいてくれて、どうしたの?って声をかけてくれて。
「大好きなバンドのボーカルが死んじゃった」
っていったら自分でもびっくりするくらい涙が溢れ出てきてしまって、久しぶりに声をあげて泣いてしまった。
そんなわたしを見て笑うわけでも、辛いねって同情するわけでもなくて、ただただ背中を撫でてくれて、隣にいてくれて。
本当に救われた。この日、あの時、友達が隣にいなかったら、わたしは死んでしまった大好きな人の後追いを本気でしてしまっていたと思う。
この次の日も、友達が朝学校に来たら抱きしめてくれたり、ずっと話しかけてくれたり、わたしはつくづく人に恵まれているなと感じる。

わたしの大好きな人はこの世界からいなくなってしまったけど、わたしはまだこの世界で生き続けなきゃいけない。
それはとてもとても辛くて苦しいけど、大好きな人が遺してくれた大切な宝物を大事に大事に抱えながら生きていきたいなと思う。

だからどうか、安らかに。
いつまでもあなたは私のヒーローです。


明日は臆病で素敵な月曜日の歌

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