「ポリアモリー」という言葉を使うことの大切さ
みなさん、こんばんは。今回は前に書いたポリアモリーについての記事から、また考えたことを書こうかなと思います。
良ければこちらの記事を読んでから、ご覧になってください。
こちらの記事を読んだ方はタイトルから「あれ?」と思うのではないでしょうか。「書いてることが真逆じゃないか」と。
今回は、前の記事を久しぶりに読んで考えたことなので、矛盾するところもあるかもしれません。それでも素直に思ったことを書いていきたいと思います。
良ければ最後まで読んでいってください。
「ポリアモリー」は知られていない
「わたしはポリアモリーです」と言われたとき、それを知っている人は稀です。ほとんどの場合、「ポリアモリー?それってなに?」と返ってきます。
そこで「複数の人と了承してもらった上で付き合ったりすることだよ」と説明することによって、初めて相手にポリアモリーが通じます。
最近は雑誌でとりあげられたりもして、少しずつ認知度は上がってきているとはいえ、まだまだ多くの人が知らない言葉だと思います。
知らないということは、その人の中に存在しないということです。存在しないということは、ポリアモリーはいないことになっているとも言い換えられます。
まだ多くの人の中でポリアモリーはいないことにされている現状があります。
普通じゃない、という悩み
多くの人は恋愛といえば、一対一の関係を思い浮かべると思います。しかもそれは暗黙の了解で、誰もがそうであるという思い込みがあるのです。
そのため、ポリアモリーである人は悩みやすいのではないかと思います。普通ではない、ということは悩むのに十分な理由になります。
周りの人にも相談しにくいことだと思います。浮気とされてしまえば、悪いことをしていると思われてしまうからです。
ポリアモリーは決して悪いことではありません。そういったスタイルを選択をしているだけのことです。そこに善悪はないと思います。
ポリアモリーと言うこと
自身がポリアモリーであることを言うのは勇気がいることです。上記のように多くの人に知られておらず、浮気だと思われる可能性もあるからです。
しかし、わたしは「ポリアモリーはスタイルであり、そこに善悪はない」と言いたいのです。実際にポリアモリーである他人を見ていても、ポリアモリーであることが悪いことに繋がっているとは思えません。
一対一の恋愛と同じように、付き合いの中でどういった関係性を築くか、何をするのかということに善悪が発生していくのではないでしょうか。
しかし、多くの人はポリアモリーを誤解しがちだと思います。または存在すら知らないのです。
そういった人たちにわたしはまず知ることから始めて欲しいと思っています。
知ってもらうための言葉
ポリアモリーを知ってもらうには、「ポリアモリー」という言葉を使うことが必要と考えます。
そういったスタイルを持つ人たちがいるのだ、というところを知ってもらう。一対一の関係を築く自分とは違うものがある。
そんな認識を持ってもらうのに言葉は便利です。
言葉を知れば、「ポリアモリーという人がいる」ということを個人単位ではなく、複数いるというふうに捉えやすいと考えるからです。
わたしが自己紹介で使う「複数の人と関係を築く人」だと、わたしのことしか指しません。しかし、「ポリアモリーです」と言うと他のポリアモリーな人たちも含むことができます。
そのため、ポリアモリーという言葉を使うことが大事な場面もあると考えます。
ポリアモリー同士の繋がり
ポリアモリーという言葉を使う必要性として、もうひとつ大事な側面があると思います。それは、ポリアモリー同士が繋がりやすくなる、ということです。
ポリアモリーは悩みやすく、誤解されやすいです。しかし、ポリアモリーな人たちに出会うことで悩みを相談できたり、悪いことではないという実感を得られると思います。
それはひとり孤独になってしまうことを防げるでしょうし、ポリアモリーの中にもいろんな人がいることを知るきっかけにもなると思うからです。
また、以前、ポリアモリーのイベントを開催したときは他県からポリアモリーの集まりがないからと来てくれた人もいました。自分をある程度、安心してオープンにできる場がまだまだ少ないのです。
そういったこともあり、ポリアモリーと言うことは重要であると知りました。
「ポリアモリー」という言葉を使うこと
これまで書いてきたことから、ポリアモリーという言葉を使う大切さがあることが分かりました。
以前のわたしは「ポリアモリーとカテゴライズするのは嫌だなぁ」とだけ思っていましたが、必要な時もあるのだと今は思います。
またポリアモリーのイベントもやりたいですし、ポリアモリーを知らない人たちに「ポリアモリーというのがあるんだよ」と伝えていきたいです。
ちょっとしたことではありますが、そう言っていかないと存在すらしないものになってしまうのです。
わたしはここにいます。たくさんのポリアモリーな人たちもいます。
そんな事実に目を向けてもらいたいです。
あなたはどんなふうに人との関係性を考えていますか?
どのようにして、人間関係を築きますか?
案外、それらの答えは人によって異なり、また以外と自分がポリアモリーだったりするかもしれません。
そんなことから考えてみて欲しいとも思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。