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全体の中にあるということ-夢乃くらげ生誕祭2024「人の話を聞いて成長しよう企画」①マニマニドット志さん-

3月に誕生日がやってくる。それに合わせて、「夢乃くらげ生誕祭2024」と題して何個か企画をすることにした。そのひとつが「人の話を聞いて成長しよう企画」だ。

知っている人を取材して、その人の人生や生き方を知り、勉強する。そうすることで、ただ歳をとるのではなく成長しようという企画。

この記事は、最初のひとりを取材して、初めて書いた記事だ。

会ったことがないのに、前から知ってるみたいな距離感

最初の取材は、知り合って2年くらい経つ「マニマニ ドット志さん」からスタートした。
前回の生誕祭(2021年3月)のときに動画でメッセージをくれたので、2年は経っていると思う。

しかし、まだ会ったことがない。

通話やネット上での会話はあっても、生マニマニさんを見たことがないのだ。そのため、物理的には距離があるのだが、とてもフレンドリーで、裏表ない接し方をしてくれるので、僕としては親しい人だと思っている。

緊張せずに取材を始められたのは、とてもありがたいことだ。実際、楽しかった。「この後の取材も楽しくなるだろう」と思わせてくれて感謝しかない。ありがとう!マニマニさん!!!

全体像を掴んで作る「ドット絵」

マニマニさんと言えば「ドット絵」だ。名前にもあるくらいだから、そうだろう。

ドット絵は4、5年前くらいから始めたそうで、似顔絵を描くことが多い。ヤンサンファミリーの間で、ひとつの絵が話題になり、どんどん描くようになったと言う。

ヤンサンファミリーとは
「山田玲司のヤングサンデー」のファン、視聴者のこと

ドットで絵を描くということを考えると「大変そうだな」と思ったのだが、マニマニさん曰く「細かいところが誤魔化せてやりやすい」ということだった。

わからないものをわからないままに絵にできる。そういうやり方がドット絵ではできるのだ。

僕も絵を描くけれど、真逆で、細かいところまでしっかりと描いていこうとする。多少、誤魔化しはするけど、細部にもこだわって、綺麗に見せたいと思っているのだ。

とても、わかりやすく対照的な話だ。

僕は細かいところを重視するのに対して、マニマニさんのドット絵は全体像が掴めるかどうかが重視されている。

似顔絵もたくさん画像を見て、表情や動きの癖などを掴んで、描くようなかたちになるそうだ。
自分は似顔絵を描かないし、トレースもしないから、こういった全体像を掴む作業をしない。だから、不思議だなと思う。

描いているときには、確実に全体像を掴む感覚があるのだろう。自分にも欲しい感覚だ、やってみたいと思った。

「技術」から「楽しさ」へ

ドット絵の話以外にも、印象的だなと思った話がある。それが「吹奏楽部のときの話」だ。

中学生に入ってから、父親の影響で吹奏楽部に入部。厳しく指導してくれる顧問の先生の元、中学校1年生と2年生、地区大会で金賞を貰った。

毎回、県大会へ行くような吹奏楽部だったので、地区大会で金賞を貰って県大会へという流れは当たり前。

そのため、厳しい顧問の先生がいなくなった中学校3年生のときも「まぁ、金賞は貰えるだろう」と思っていたそうだ。

しかし、実際は「銅賞」。

そのとき、指揮者をしてくれた卒業した先輩の友人(もはや学校と直接的な関係はない)が、とても悲しんだので可哀想に思った覚えがあるという。

その後、高校に進学しても吹奏楽部に入ったが、その学校は「頑張って地区大会で金賞を貰おう!」というほど、強く大会などを意識した学校ではなかった。

どちらかと言えば、「楽しくやろう」という雰囲気。そこから、「楽しく」吹奏楽をやれるようになった。

そして、「技術を研鑽して努力する」というよりかは、「吹奏楽を楽しむ」という方向にシフトしていった。

この経験は、今に強く関わっているのだろうと話しながら感じた。

ないものは「ない」

取材時間は一時間半くらいになった。その中で何度も出てきた一文が「ないものは『ない』」。

できないものはできない。わからないものはわからない。曖昧なところもそのまま絵に描くし、金賞がとれなかったのはもう仕方ない。

できる人ができることをやって、補い合えばできる。「その方が楽だ」。

そう聞いて僕は、「パズルのピースのようにして描いているドット」や「音楽の中にあるひとつの歯車」をイメージした。

マニマニさんがやってきたことは、自分自身がドットや音楽の演奏者のひとりになって、楽しさを得ることだったのではないかと思う。

細かいところを気にするよりは全体像が大事で、だから、みんなで楽しくやれることを重視している。

関わった人たちと楽しむのが目的。

自分のことを良く見せようとせず、飾ろうと頑張ったりはしない。なぜなら、飾るものがないから。

それだけのことなのだ。

それは、当たり前にマニマニさんの中にあって、あらゆることの前提になっている。
だから、「なぜ、それだけのことなのか」ということを考えることもないくらい、当たり前なことなのだ。

「ひとり」ではなく、なにかの「一部」みたいな人

マニマニさんの話を書いてきた。ここまで、書いてみて思うのは、何かしらと繋がっている人なのだということ。

人は自分のことを「ひとり」だと考えるけど、マニマニさんはなにかの「一部」に自分を位置づけている感じを受ける。

書き換えれば、何かと繋がっていないと嫌な人なんだろうと思う。そして、自分が目立つというよりかは、歯車のひとつとして動くことを望んでいるんだろうと感じた。

全体への還元が、関わったひとりひとりへ影響する。自分もその中にいる。
そういうところにいる人がマニマニさんなのだ。

僕とは全然、違うものを見ている。違う世界が見えてる。
「どうして僕は、ひとりで頑張ろうとしているのか」と思った。他の人の助けを借りてもいいんじゃないかと。
この企画が正にそういうものだし、マニマニさんに受けてもらえて良かった。

この取材を受けてくれてありがとう!マニマニさん!

マニマニさんの宣伝

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ぜひ、SNSなどをご覧ください。

https://twitter.com/teeheel

pixivもあるので、ぜひ。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
この企画は、3/11まで随時やっていくので、また読みに来てください。

「取材して欲しい!」という稀な方がいましたら、以下からご連絡ください!

https://pont.co/u/yumenokurage03

よろしくお願いします。またね。

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