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日記|ハロウィン


二度寝

今日は仕事が休みで、朝のゴミ捨てもなかったから、アラームはかけていなかった。
ほどほどな時間に目覚め、猫とそれぞれの朝食をとり、また寝た。
痩せないわけだ。


下見
🏠

昼過ぎまでダラダラしていたが、急に思い立って出かけた。とても急に。
先日、隣のキムラさん(仮名)が入所された施設ホームの下見に行こう!と。
ヨシムラさん(仮名)と行く前に、場所を確認しておこう。
だいたいの場所はわかるが、さて、辿りつけるか。
キコキコ自転車を漕いで、姪っ子さんから聞かされていた場所へ向かった。
今日は気温が低く、珍しく上着を羽織って行ったが、キコキコ漕いでるうちに汗ばんできたので脱いだ。

実は数日前、娘と一緒にキムラさんのホームを訪れる夢を見た。
歴史ある、地方の温泉地みたいな坂道を下りて行くのだが(歴史ある地方の温泉地が坂道かどうか知らないが)、
腰の悪いキムラさんが、杖も使わずにとっとことっとこ坂を下りて行き、「だ、大丈夫ですか!キムラさん!」など言いながら、それこそ温泉街の民宿みたいなところに連れて行かれた。
その一室がキムラさんの部屋だった。
娘はなぜか「帰りたい」と言った。

そんな夢を見ていたのだが、
しばらく行くと、教えてもらっていた目印のラーメン屋を見つけた。
そのとなりが入り口とか言ってたなぁ。

え?!

ラーメン屋のとなりは坂道だった。  



とはいえ温泉などはなく、くだればすぐホームに着いた。

下見のつもりだったから、何も手土産を持っていなかったが、せっかくだし、と思って入ってみた。

ホームへは事前に電話をしていたのだが(情報収集)、面会の曜日や時間帯は特に決まっておらず、マスクをすること以外に縛りはなにもなかった。
ずいぶんと緩い。滞在時間も「特には……」ということだった。

玄関での記名や体温チェックはあったが、親族でもないのに怪しまれることもなく、「あの、隣の者でして……」なんて言って、「なんて書けばいいですかねぇ? 友達……ち、知人でいいですかね? へへ」
「あーそれで大丈夫ですよ(ニコッ)」

緩い。母がデイでお世話になってるところより緩い。

すぐ部屋に案内してくれて、椅子も持って来てくれた。

「とらふぐさん?!」

キムラさんは驚いていたが、下見に来たこと、何も持たずに来てごめんなさいなこと、少しは慣れましたかなど、一生懸命話した。

別にキムラさんは耳も遠くないのに、お互いマスクだし、自分の声は通りにくいので、身振り手振りしながら一生懸命話した。

こないだの猿荻さんの日記にもあったが、私もやたらジェスチャーが多いことに気づいた。欧米人なみのオーバーリアクションもしていた。
幸い『置いといて』のジェスチャーを使う場面はなかった。

キムラさんは隣に50年以上住んでいたこと、新築の時に一番に入居したこと、ご主人は不動産の仕事をされていたこと、ご主人とは年が離れていたことなどを知った。

庭の花談義はしていたけど、キムラさんのこと、なんにも知らなかったなぁ。
やはりうち、ずいぶんと古いんだなぁ。など思った。
でも、キムラさんは「造りがしっかりしとるから」と言っていたし、もう少し住めそうだ。

50年以上住んでいた愛着のある家を離れ、きっと寂しいよなぁ。
私なんて人生で何回家が変わっただろう。終の住処はいったいどこになるんだろうな……。

あと、キムラさんが甘いものがお好きなことを聞き出せたので、次回は和菓子を持って来ようと思った。

時計を見ると2時55分だった。
3時にはホームのおやつタイムがあるらしいので、区切りよく、おいとますることができた。
急に来てごめんなさいね。



カフェ・オ・レ☕️

(続く)



今日の日記なのに次回に続くという。

ハロウィン関係なかったな。

一応、晩ご飯のおかずはカボチャの煮たやつでした。

Everybody!
トリックオアトリート!🎃


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