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ある朝の空
朝まで仕事をして、ゴミ出しして寝ようと思って外へ出たら、なかなか空が爽快でした。夜中にずっと閉じこもってモニターの前に座っていたので、別に普段の夜明けと変わらないでしょうが、かと言って、明け方の空を見ることもそんなにありません。
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ちょっと撮影しとくかと思って一旦家に戻ってスマホを持って出て見ると、もうさっきと色が違ってるんです。赤みがあったのに、急にブルーに変わってしまった。明け方はほんの数分で変わります。さっきまでドラマチックだった空がドンドン変わっていく。
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若いサラリーマンだった頃、冬だと家を出るころはまだ日が昇る前でした。家の前からバスに乗って、最寄りの私鉄の駅に着くころに夜明けを迎える。満員電車の車内から、他人の頭越しに見える空を眺めて通勤していた、そんな時代があったなと思い起こします。
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なにか引っかかっているみたいですが、鳥が止まっているのですね。いつも思うのですが、あんな細いのを掴んで、よく身体が安定するものだ。どうしてクルクル回ってしまわないのだろう。
そう言えば、農業用のモノレールだって、あんな細い一本の上をどうしてひっくり返らずに人まで乗せて行けるのだろうか。私はあの仕組みが今ひとつわかりません。一般のモノレールはゴツイのを噛んでるので大丈夫だと思うのですが、農業用はどう見てもレールとも言えないものです。
話が逸れました。仕事をしていると、つい続けられる間は続けてしまうので、時間がいつもずれてしまいがちです。昼から夜型には簡単になってしまうのですが、一旦夜型になると戻すのが大変です。なので、交代制の夜勤もしましたが、あれは続けると本当に寿命が縮むと思います。若い頃はともかく、中年以後は確実に蝕まれるように感じます。十数年前にしばらく交代制をやりましたが、本当にきつかったですね。
夜勤の場合は、帰宅する時に夜明けを迎えることが多かったのです。疲れていましたが、それでも朝の空は爽快でした。