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大丈夫!時間が解決してくれる!

これは私が失恋した時に受け取った言葉ではない。発表用の資料作成をしていた時に上司に言われた言葉だ。真意としてはこうだ。
「どれだけ考えても資料作りに終わりも正解もないし、今完璧にできないと思って悩んでいるなら、いずれ時間がきて(タイムアップ)終わるんだから心配するな!」である。

「大丈夫!時間が解決してくれる!」
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「やってもやらなくても、いずれ時が来れば終わる!」(確かに提出期限は来るが、そのタイミングで内容が良いものである保証はない)

“やってない夏休みの宿題“の提出の諦めを連想させるこの意味は、言い方次第でこんなにもポジティブな声掛けになるのか…と社会人5年目でしみじみ思ったのを今でも鮮明に覚えている。

■上司について
私のこれまでの社会人生で直接の上司は8名いて、全員が男性。色んな人がいた。その8人の中で一番長く(4年半)上司だった人の言葉だ。

見た目は厳ついが、超繊細で小心者で優しい。よく見るとまつ毛がものすごく長い。席が向かいで、顔を見る度、20代の私は「まつ毛長くて羨ましい…」といつも思っていた。

そして気を物凄く遣う真面目で良い人のため、お笑いのセンスはほぼ無い人だった。(はっきり言って私の方が面白い自信がある)
でもそういう人に限って、おもしろくなりたい願望があり、「俺は息子にお父さんの仕事はお笑い芸人だって言ってる」という無茶をしてしまっている。

毎回、グループの会議の雑談で自分の面白かったエピソードを話す時に「こないだめちゃめちゃ面白いことがあったんだ!」と話を始めてハードルを爆上げしてしまうあたりになんとも言えない愛嬌があり、グループメンバーは優しく最後まで話を聞いていた。
ただ、お笑い好きな私は「え、この話のオチは?」とスベリまくった話の後に突っ込みたいのを毎回我慢していた。10年経った今、あの頃、言わなかった自分を褒めてあげたいと思う。

上司のエピソードは尽きない。
ある年の夏休み明けに上司が出社しなかったことがあり、みんなで心配していたら「鎖骨を骨折して入院している」という連絡があった。

なぜ!と詳しく話を聞くと、どうやらオリンピックの柔道に感化された状態で、お子さんの野球試合のサポートをしていたら転びそうになり、そのまま素直にバタンと転べばいいところをやったこともない柔道の受け身をやってみたら見事骨折したとのことだった。(ちなみに上司は柔道経験者じゃない)

どういうことだよ!笑
とみんなで突っ込んで、後日お見舞いに行った。

他にも英語が苦手過ぎで、海外とのやりとりをどうにかこうにか頑張って英文で送ったら、通訳さんから
通訳「上司さんの文章は主語がありません!主語は何ですか!」と指摘され
上司「主語は全部”僕”です!」と答えたら
通訳「それだと”僕は炉です”になります!あなた炉じゃないでしょ!意味が分かりません!」
とポーランド人の通訳さんに突っ込まれ「上司さんは、これから日本語で書いて送ってください。私が訳します。」と怒られたことがある。

結構入るの難しい大手の会社なんですけどね。。。色んな人がいますね。笑

■まとめ
当時、血気盛んな私は、自分の意見をぶつけて上司に迷惑をかけまくったが、いつも話を最後まで聞いてくれて、仕事も人生についてもたくさんアドバイスをくれて、本当に多くのことを学ばせていただいたので、貴重な20代の上司がこの人で良かったと今本当に思うし、感謝でいっぱいだ。

この上司の名言は他にもたくさんあるが、程よく真面目で肩の力が抜けるこの言葉が一番最初に浮かんだので、これにしようと思う。

資料作りも発表も結構良い感じにできたので、発表後に「お疲れさま」と褒めていただいた(と思う)のは、私の今の自信に繋がっていると思う。

心に残るのは、多分、そういう思い出も詰まっているからかな。

#心に残る上司の言葉

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さやか|英語勉強中
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