レモンとその先をみている
窓が開いている?
花束 自転車 曲がり角
桜がみどりになるとき
ミモザは散って 小鳥はどこに
けむたくなってきた思い出のなか
何とかつかんだ はなさない
冷気 しかくい箱 人
信じられない 信じたくない
夢見心地と 向き合った
そこで しおりをはさんで
いつかが来るまで 読み進めない
層 うつろい うすだいだい
好きな色を伝えた
それは 告白だった
この道 二度と通らないかもしれない
忘れる未来があると思うと
後ろ髪 引かれる
前髪 そよ風 笑った目
おいしそうにわらう
その刹那に感じた 暗やみ
ああ 可惜夜
曲げた
捻った
儚かった
窓は開いていなかった
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