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紫苑 忘れられない想い

僕の初恋は小学生のころだった
おばあちゃんっ子だった僕はおばあちゃんのことが大好きだった だけど僕の大好きだったおばあちゃんは病気で亡くなった
当時小学生だった僕は現実を受け止められずにただただ泣いた
そんな時に幼馴染の蓮加は 大丈夫だよ ってずっと僕に優しい言葉を掛けてハグをしてくれた

僕は嬉しかった おばあちゃんが亡くなって悲しかったはずなのに
心がキュンっとなった
この時僕は気づいた 蓮加のことが好きなんだと
そして僕は高校生になっても初恋を拗らせている

ある日の放課後の事

蓮加)ねぇ〜 ○○ってさ好きな人とかいないの?

○○)言わない 言うとしても蓮加のを聞いてからだね

蓮加)えぇぇ なんでよ
てかその言い方だといるんだよね?
誰なの?

○○)だから言わないって
てかそういう蓮加は好きな人いないのかよ

蓮加)えー私は△△先輩かな~
やっぱカッコイイじゃん

△△先輩はかっこよく校内でも人気の人だ
蓮加も好きになるのもおかしくない

○○)そっかたしかに△△先輩カッコイイもんな

蓮加)で!○○の好きな人は?
私は言ったよ
教えてよ

○○)み、美月だよ

○○は蓮加のことが好きなんて言えないのでとっさに蓮加の友達の美月の名前をあげた

蓮加)へえー 美月なんだ
なんか意外かも

○○)そ、そんことないだろ

蓮加)ま いいや 帰ろ

○○)蓮加がうるさいから 帰れなかったんだろ

蓮加)ひどーい 傷ついた
ジュース奢ってもらわないと

○○)はぁーしゃぁなしやぞ

蓮加)やったー

こうして○○は蓮加にジュースを奢り
一緒に帰って
寝る前に1人考えていた

○○)はぁぁ 蓮加は△△先輩のとこが好きなのか
やっぱり僕はただの幼馴染だよな
僕なんかが叶う相手じゃないし
蓮加がそれで幸せになるんだったら応援してあげなきゃだよな…

翌朝今日も蓮加と学校に行く○○
いつも通り中身のない会話をしていた
○○は思い切って蓮加に話してみる

○○)あのさ 今日暇?
暇だったら映画でも行かない?
観たい映画があってさ

蓮加)いいよー けど○○から誘ってくるなんて珍しいね?

○○)1人じゃなんか寂しくてね

蓮加)えぇー寂しいんだ?

○○)友達少ないし
しゃーないだろ

蓮加)まぁ 蓮加はやさしいからね

○○)自分のこと優しいっていう人は優しくないよ

そうして放課後になり

○○)蓮加〜 行こ

蓮加)わかったー
行こっか

映画館に向かう2人だが
遠くから車が近づいてくる
だが車のスピードが落ちない

○○)蓮加危ない

ドン(つ´・ω・)っ

僕は蓮加を庇い
僕は車に撥ねられた

蓮加がなにかを言っている気がする
だけど僕は蓮加がどんな表情で何を言ってるのかは分からないまま 意識を離した

蓮加)○○!○○!
ねぇ死んじゃ嫌だよ!!

しばらくして救急車が来た
○○が救急車に運ばれてく
蓮加は現実を受け止めきれないまま
救急車に乗った

そのまま病院に着き
赤いランプがつき
そのランプが消えるのは数時間後だった
○○は命は取り留めたが 
目を覚ますのに1週間ほど掛かると言われた
○○は私のせいで…と蓮加は自分を責め続けていた

そして蓮加は○○が目を覚めるまで
毎日病院に来ていた

蓮加)…○○ごめんね 私のせいで
私ねずっと○○とずっと一緒に居たからさ
それが続くと思ってたんだ
だけどね一緒に居るのが当たり前じゃないって気づいて
私、本当に好きなのは○○なんだって思ったの
○○が私のことどう思ってるのかはわからないんだけどね

バイバイ○○
明日も来るね


蓮加)○○早く目を覚ましてよ
私寂しいよ…

蓮加)○○がね、寝てる間にね
私、△△先輩に告白されたんだ
けどね告白された時に頭によぎったのは○○だったの
前の私なら付き合ってたと思う
けど今は違うよ
○○のことが好きだから

そして○○が事故にあってから1週間が経った

蓮加)○○会いに来たよ…って○○?
大丈夫なの?

○○)うん 多分大丈夫だよ

○○の病室に行くと○○が目を覚ましており窓を眺めていた
私は今すぐにでも○○と喋りたかったけど
そういう訳にも行かないのでナースコールを押した
そして看護師さんと先生が駆けつけ
○○は少し軽い検査を受けた

蓮加)○○ほんとに大丈夫だったの?

○○)うんさっき先生から話聞いたけど
リハビリ頑張ったら退院できるって

蓮加)そっか よかった

蓮加)あのね○○…その ごめん 蓮加のせいでこんな羽目になっちゃって

○○)大丈夫だよ 僕たちはまだこうやって生きてるんだからさ
僕は少し入院するだけですんだけど
蓮加が事故にあってたら生きてるかわからないじゃん? 
だから気にしないで

蓮加)う、うん ありがとう

蓮加)そういえば○○がね 寝てる間に蓮加ね△△先輩に告白されたんだ

○○)…そっかよかったじゃん
好きだったんだろ?

蓮加)蓮加ね断ったの

○○)え なんで?

蓮加)○○がいなくなるかもってなった時にね
思ったの いつも○○と一緒にいたからそれが当たり前だと思ってたの だけど、それは違うかった  だから蓮加は○○の隣に居たい
ダメ?

○○)ううん 嬉しい
俺さ小学生のころから蓮加のこと好きだったんだ
だけど、蓮加は俺の事ただの幼馴染にしか思ってないだろうなって
だから蓮加の恋も応援しようと思ってた
だけどこうやって蓮加が俺の事好きになってくれて嬉しいよ
「蓮加のことが好き僕と付き合ってください」

蓮加)もちろん 蓮加も○○のこと好きだよ
早く○○とデートしたいからリハビリ頑張ろ?
私も毎日来るからさ

○○)うんリハビリ頑張るよ
僕も早く蓮加とデートに行きたい

蓮加)…ん?でも○○、前美月のことが好きって言ってなかった?

○○)蓮加の目の前で好き!ってなんて言えないじゃん…

蓮加)それもそうだね笑


○○)そういえばあそこに置いてある花って蓮加が持ってきてくれの?

○○の病室には紫苑が置いてあった

蓮加)え!? ちがうよ

○○)違うんだ けどあの花綺麗だね

蓮加)うん綺麗だね

蓮加)これからもずっと隣に居てね?○○




…Fin



〜あとがき〜

読んでいただきありがとうございます
今回はリクエストがあったれんたんで書きました
正直言って上手く書けませんでした!
https://querie.me/user/kikiyumemi4228

リクエストや感想等頂けると嬉しいです
それでは- ̗̀( ˶^ᵕ'˶)bおおきに~




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