僕と君の記憶 ep1
僕は今日で高校生活最後になる
そう三年間通っていた高校を卒業する
○○)今日で高校生活も最後かー
○○)なんか寂しいな…ってもこんな時間か
???のこと迎えに行かなくちゃ
………
○○)ふぅーなんとか間に合った
さすがに卒業式の日に遅刻とかしたら怒られるな
ピンポーン
僕は???の家のチャイム鳴らした
???)はい?
○○)○○です
???)あっ ○○ いまいくね
○○)うん 早く来てね
そして三分ほど待っているとドアが開く音がした
???)お待たせ 待った?
○○)うん めっちゃ待った
???)あっ そんなこと女の子に言っちゃっいけないよ○○
○○)ごめん 麗奈を少しからかいたくなっただけだよ
今家から出てきたのは守屋麗奈
僕と麗奈は幼馴染で
幼稚園、小学校、中学校、高校と全部同じで
いつも僕が麗奈の家に行き一緒に登校していた
そして僕が思いを寄せてる人だ
麗奈)ってか○○今日来るのおそくなかった?
○○)いやー気づいたら時間過ぎててさ
麗奈)卒業式なのに遅刻してくるかとおもったんだから
○○)まぁまぁ、遅刻いてないんだしいいじゃん
麗奈)そうだけど 時間にルーズな人は嫌われるよ
○○)僕は時間にルーズじゃないから
今日たまたま遅刻しそうになっただけ
麗奈)じゃあそういうことにしといてあげる
○○)ってか今日でもう高校も卒業だな
麗奈)そうだね
早かったようなそうでもないような?
○○)僕は早かったんだけどな~
麗奈)確かに早かった、かな?
○○)どっちなんだよ笑
麗奈)けど幼稚園から○○と一緒だったからあんま変わんない感じなんだよね
○○)確かに
○○)小学三年生の時からクラスもずっと一緒だったもんね
麗奈)そうだよ!
今思えば10年間もクラス一緒ってすごいね
○○)ほんとだね
麗奈)でももう卒業って寂しいね
○○)んー確かに少し寂しいけど
思ってたより寂しくないかも
○○)この3年間もずっと麗奈と一緒にいた記憶しかないし
麗奈)それは○○が友達作らないからでしょ
○○)麗奈だってずっと僕と居たじゃん
麗奈)麗奈は○○が1人だと寂しいかなって思って一緒に居ただけだよ
○○)はいはい そういうことにしとくよ
…………
そうして僕たちは学校に着き卒業式を終わらせ
卒業アルバムに寄せ書きをしたり
みんなで写真を撮っていた
○○)はぁ 友達少ないから暇だな
先生)おっ ○○!!
○○)あっ先生 どうも
先生)みんなのとこ行かなくてもいいのか?
○○)先生も知ってるでしょ 僕が友達少ないの
先生)そうだったな笑
先生)まぁあれだ 大学いってなんか困ったことあれば連絡してこいよ
○○)はい その時は頼りにさせて頂きます
麗奈)○○ー こっち来て!!
先生)ほら愛しの守屋が呼んでるぞ
○○)わかってます…って先生知ってたんですか!?
先生)そりゃ○○より長く生きてんだ
見てたらわかるぞ
○○)う、うそ///
先生)恥ずかしがってないで早く守屋のといってやれ
○○)は、はい3年間ありがとうございました
先生)おう ○○も元気でやれよ
僕は先生に礼を伝えて麗奈の所にむかった
麗奈)…もう○○遅い
○○)ごめん 先生と話しててさ
○○)ってかどうしたの?
麗奈)どうしたの?ってそんなの写真撮るに決まってるでしょ
○○)そ、そうだね
麗奈)ほら撮るよ
パシャリ
麗奈)もう ○○顔死んでるよ?
○○)僕はもともとそういうこと顔だからいいの
麗奈)そんこと言ってるとモテないよ
○○)…別にモテなくてもいいし
麗奈)強がっちゃて …ってもう帰らないといけないみたいだよ
○○)あっ もうそんな時間なのか 早かったな
じゃあ帰ろうか
麗奈)そうだね
…
麗奈)こうやって○○と帰るのも最後だねって思ったけど
全然そんなことなかったね
○○)そうだよ 大学も一緒なんだからさ
○○)けど麗奈が僕と同じ大学に行きたいって言ったときはびっくりしたよ
麗奈)だってほかに行きたい大学なかったし
○○が行くなら行こうかなって思ってたから
○○)勉強教えるの大変だったんだから
麗奈)もうそんなこと言わないでよ~
○○)まぁ無事に受かってよかったよ
麗奈)そうだよ 麗奈だって頑張ったんだから
○○)はいはい
麗奈)けど一旦高校3年間ありがとうね
○○のおかげで楽しかったよ
大学でもよろしくね
○○)うん 僕も麗奈のお陰で楽しかったよ
こちらこそ大学でもよろしくね
麗奈)…そうだ! 今度出かけない?
○○)いいよ
麗奈)ありがとう じゃあ
「またね」
○○)ちょっ はやっ
僕は麗奈の帰る速さに少し困惑したが
麗奈と出かけれる約束ができ嬉しかった。
いつか麗奈に想いを伝えられたらいいな
…To Be Continued
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