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温かい君と季節外れの冷たさ

もう何もしたくない
全部…なにもかもどうでもいい

生きている理由もわからない

生きているかすらわからない

死んでもいい…この世から消えても、もういいや…とすら思った

けどそんなとき君は、私のそばにずっといてくれた
優しく、支えてくれた
だから私はそんな君に惹かれていった




〇〇)ねぇ菜緒さん

菜緒)ん?どうしたん

〇〇)菜緒さんは僕の事をどう思ってる?

菜緒)…

菜緒さんは真剣な表情になって考える素振りをする
そして…数秒が経ち
笑顔になり僕にこう言ってくれた

菜緒)なおは…〇〇を1人にはしたくないかな

〇〇)そっか…僕は菜緒さんと一緒にいたい
菜緒さんがいると安心するから

菜緒)うん…嬉しい

〇〇)ねぇ菜緒さんのお家行きたいです。

菜緒)ええよ行こっか

僕は嬉しかった
やっと菜緒さんのそばに居れることが
けど不安もある
僕はまだ学生で菜緒さんは社会人だ
価値観の違いや時間が嚙み合わないことある…

だけど菜緒さんは僕と一緒に居てくれる
今はその現実を嚙みしめることにする


…そして僕は菜緒さんのお家にお邪魔した
菜緒さんは部屋が汚いと言っていたがそんなことはなかった
女性の部屋って感じがする。けどモノトーンを基調ちしたシンプルな部屋だった

〇〇)綺麗なお部屋じゃないですか

菜緒)…ありがとう
でもあんまみんといて恥ずかしいし///

〇〇)あっすみません

菜緒)なぁお酒飲む?

〇〇)いいんですか?

菜緒)ええよ…レモンサワーでいい?

〇〇)はい、ありがとうございます

お酒が入ったことによってすこし顔が赤くなり
普段隠していることも口に出てしまう

〇〇)菜緒さん。僕やっぱりもう消えたいです
もう辛いことしかないです

菜緒)そっか…

菜緒)〇〇は優しい人やからさ他人の言葉とかを、しっかり受け止めてしまうと思うけど自分以外の人に気持ち使ってたら疲れて辛くなるから暫く考えたり受け止めたりするのお休みしよ…な?

菜緒)誰かに優しくなんてせんでええんやで

菜緒)しんどい今はな

〇〇)菜緒さん…

僕は菜緒さんに抱き着いた
今は感情がぐちゃぐちゃになって自分でも制御ができない

菜緒)しんどかったな
なおはいつでも〇〇のこと受け止めたるからな

菜緒さん僕の事を抱きしめ返してくれて
頭をなでてくれた
僕の冷えきってしまった心を優しい温もりで包み込んでくれた

少し…少しだけ…菜緒さんが震えている
ただ…そんな気がした

そして気がつけば体を重ねていた
僕は菜緒さんを感じるのに夢中になっていた
菜緒さんの手首の傷に気づかないほどに…


菜緒さんの温もりをもっと。もっと感じたい
もうこのまま菜緒さんの温もりで溶けてしまってもいい
そう思ってしまった

〇〇)菜緒さん、ギューして寝ていいですか?

菜緒)うんいいよ…このまま寝よっか

僕は菜緒さんに抱きしめられながら目を閉じる
ただ抱きしめる力が強かった







そして翌朝、僕は季節外れの冷たさを感じ目が覚めた

それと裏腹に菜緒さんは目が覚めることはなかった…



…Fin



〜あとがき〜
読んでいただきありがとうございます
今回は菜緒ちゃんで書きました
これ書き上げるのに2週間ぐらいかかったんですけど
全然上手く書けませんでした…

https://querie.me/user/kikiyumemi4228

リクエストや感想等いただけると嬉しいです
それでは- ̗̀( ˶^ᵕ'˶)bおおきに~














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