話題の片付け本5冊を片付けられない歴30年以上の私がレビュー
こんにちは!2人のこどもをもつワーキングマザーです。
私は片付けが苦手です。片付け本を読み漁っている時点でそれはお察しいただけると思うんですが、なぜなぜ片付けが苦手かというと、
•幼少期から親が片付けを手伝ってくれていた(自分で片付ける機会が少なかった)
•発達障害傾向アリ
この2点が影響しているんじゃないかなと思います。
発達障害があってもなくても片付けに困っている人には共通するのかなと思うんですが、「本を数冊読みあさった所で部屋は片付かない」に尽きます。
ですが、
今回はとても良い本に出会えた(逆にびっくりする極論仕立ての本も!)ので、どなたかのご参考になればいいなと思い、メモしておくことにしました。
では早速、レビューをご紹介していきたいと思います!
1.トヨタ式おうち片づけ 5つの「しくみ」でみるみる片づく!
香村 薫
おすすめ度 ★★★★★
この本は、ワーママはるさんのVoicyで紹介されてたのきっかけに購入したと思います。
とにかく考え方がロジカルで、「物にときめくか」など感情を持ち出さずに片付けができるので、ジャッジが楽!
物の定量を決めてしまって、オーバーしているものは捨てる、と言う考え方なので、特にものが捨てられない人にオススメです。
ちなみに、ちなみに、各物の目安量は本に記されているので、それと手持ちの数を比較して調節していけばいいだけです。
私はこの本を読んでかなり服と下着を捨てることができました。一軍だけ持っていると、毎日のコーディネートに悩まなくなり、時短にも役立っています!
著者がミニマリストすぎて失敗した話、なども面白かったです。
それから自分軸を見つける、夫婦とすり合わせるワークも印象的でした。(我が家ではまだできていませんが)
◎こんな方におすすめ
ものが捨てられない方
ロジカルに考えたい方
△こんな方には向かないかも
考えるのが面倒な方
感情でお片づけをしたい方
2.狭い家でも「ゆとりある暮らし」は仕組みが9割―――55㎡賃貸に家族6人。ホント、狭い! でも、快適!
みくろママ
おすすめ度★★★★★
話題になっている本のようで、アマゾンではKindle版しか手に入らず、片付け本は手元でパラパラとめくって読みたかったので楽天で予約購入して何とか手に入れました。
こちらの本は狭くてもスッキリ暮らせると言う点で、狭い家に暮らしている我が家にズバリ救いの光を差し伸べてくれるような本でした…!
個人的には星7つ付けたい位オススメです!
間取りや部屋の使い方、持っているものなど、写真付きで詳しく紹介されているので、自分の家と比較してどこに問題があるかを確認しやすいです。(片付け本で間取りが紹介されていても、家全体が詳しく紹介されてることってなかったりしません?)
口調は優しいながらもロジカルな考え方で、私にはとても受け入れやすい内容でした。著者の方はお子さんが4人もいるだけあって、「お片づけ教育」についても講演会を行うなど、プロフェッショナルとして活動しているようです。
◎こんな方におすすめ
家が狭い!!!
優しく片付け指導してほしい(笑)
△こんな方には向かないかも
家が広い
子どもがいない
持ち物が多い
3.一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!
石阪 京子
おすすめ度 ★★
この本はアマゾンのレコメンドで表示されて、タイトルのフックの強さとレビューの高さで衝動買いしました。
いやー、いろんな意味で衝撃的な内容です。(笑)
おそらく、この本は好きな人と嫌いな人に分かれると思います。
「部屋を片付ける」と言う大目標に向かって猪突猛進していくタイプの片付け方で、とにかく部屋を片付けなければいけない事情がある人にはとてもオススメ!本に書いてある内容を実践できれば、本当に家がきれいになると思うので。
ただ、根拠なしの自論を展開しているところが多いのと、片付け以外の部分(効率化や育児の視点など)を多く犠牲にするような手法に思えて、私にはしっくり来ませんでした。なので星2つ。です。
また、”片付かない家の大半は、布団を敷いて寝ているケースが多い”をはじめとした極論が多く、ここが好き嫌いポイントの1つかなと思います。
私は斜めからとらえてしまい、「えっ、ミニマリストって大体布団ユーザーだよね?」と納得できませんでした。
片付けの手法自体が、広い家を基本としているのと、乳幼児がいる場合などはあまり配慮されていないので、都心部で狭い家に暮らしている幼児持ち家庭(我が家はこのタイプ)などは相性が悪いです。
この本のコンセプトとして、「災害時に備える」というところがあるので、巻末に備蓄品リストがついてるんですが、それは参考にさせてもらおうと思ってます。
◎こんな方におすすめ
戸建てのような広い家を片付けたい方
どうしても家を片付けなければいけない事情がある方
△こんな方には向かないかも
家が狭くて片付けに困っている方
効率化を重視したい方
ロジカルに考えたい方
幼稚園前の子どもが居る家庭
4.少ない物で「家族みんな」がすっきり暮らす (正しく暮らすシリーズ)
やまぐち せいこ
おすすめ度 ★★★★
少ないもので「家族みんな」がすっきり暮らす
この本はVoicyで知った、やまぐちせいこさんの本を読みたいなぁと思い、興味本位で買いました。
暮らし系のYouTubeで有名な方のようですね。YouTube拝見しましたが、すごくおしゃ!!動画の見せ方とか編集がおしゃれなんです。
無印良品とか好きな方にはかなりツボなんじゃないかなと思います。
youtube↓
https://www.youtube.com/channel/UCU4u4LfUHYxSiki_3C90sAg
本題の本についてなんですが、写真が多めであれこれお片づけ論を説く、と言うよりは「我が家はこんなふうにしてます」と紹介されているようなスタンスです。家の中は無印感が満載。片付けのノウハウを学ぶよりも、写真を見て理路整然と片付けられたきれいなおうちを眺めて楽しむほうに私は集中してしまいました。(笑)
個人的には、ミニマリストで一つ一つのものにこだわっている感じがして、その辺が参考になりました。
それから、ご家族に発達障害の方がいらっしゃるので、片付けで工夫されているので「発達障害でお片づけに困っている」方にもお勧めです。
◎こんな方におすすめ
発達障害がらみで片付けに困っている方
無印良品が大好きな方
きれいなおうちを眺めるのが大好きという方
△こんな方には向かないかも
しっかりお片づけ論をといて欲しい方
5.子供4人共働き・賃貸60㎡でシンプル丁寧に暮らす
ベリー
おすすめ度 ★★★★
こちらもみくろママ の本に続いて狭い家で暮らすシリーズですね。
片付け本を立て続けに読みすぎて(笑)正直あまり印象に残ってないんですが、割と好きな本でした。
この著者の方もロジカルな考え方を持ちだなと思います。勝間和代さんに影響受けているそうなので、その辺も納得です。(ちなみに私もカツマーなので笑、考え方が受け入れやすかったのかもしれません)
私はこの本からは、細々とした物の収納について、多く学べる点がありました。
例えば保険証を母子手帳ケースにしまわずに透明ファイルに保管したりとか、計量スプーンは同じものを大小3つずつ持つとか。。。
ミニマリストさんの定番ですが、敷布団を持たずにマットレスだけ使う、と言うのも参考になりました。
「家の近くに図書館があって、だから手持ちの本が少ない」といった住環境に依存する内容は真似できないので「ふーん」と読み流しましたが、総じてよかったです。
こちらの本、色々と参考にはなるんですが、インパクトに欠けるというか…。ページ数が少ない分情報量も少ないので、これ1冊でお片づけが完璧にできる!と言うものではなさそうです。小さなライフハックを取り入れるのによさそう。他の本と一緒に読まれるのがおすすめです。
◎こんな方におすすめ
狭い家に住んでいる方
幼児から小学生までの子供がいる方
ロジカルにお片づけに取り組みたい方
△こんな方には向かないかも
片付け本は1冊読むだけで完結したい方
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
(*あくまで個人的な意見なので、その辺はご容赦ください。)
少しでも、片付けで困っている方のご参考になれば幸いです。