ゆめみの新卒チャレンジ取締役ってどんな感じ?
こんにちは。23年度新卒で株式会社ゆめみのチャレンジ取締役に就任した中川孟です。
「いや、新卒で取締役ってどないやねん?」
このnoteではそんな疑問にお答えすべく、あることないこと書いていこうと思います。
そもそもチャレンジ取締役って何?
チャレンジ取締役制度は、メンバーが経営にチャレンジする機会を提供するための登用制度です。
- ゆめみは創業メンバーが全員学生でスタートした上で、失敗を経ながら成長をしてきたという背景がある
- そういった中で、メンバーが経営にチャレンジする機会があっても良いだろうという事で、チャレンジ取締役制度ができた
23年度で任期を終えるメンバーが多くいますが、現在は10名以上が選任されています。そのうち、新卒1~3年目のメンバーが4人います。
どうやってなったの?
社内Slackで代表が募集していたので手を挙げたら選ばれました。
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オープンハンドブックにもそのような旨が「選出方法の特徴」として記載されています(「まんまとかかったな!」みたいな感じで悔しいですが)。
- 本人の自己応募を原則としているが、実際には常勤取締役からSlack上でカジュアルに応募募集がある
- そのSlackの投稿に対して「やります!」と気軽に手を挙げられる人ほど活躍しやすいという仮説がありそのように行っている
実際、どんなことしてるん?
チャレンジ取締役の活動はメンバーによってそれぞれですし、何を持って「取締役の活動」とするかは難しいのですが、新卒の自分は「エンジニアとしてのプレイヤー業務」以外がざっくり該当すると捉えて、これまでの8ヶ月でこんなことをしました(チャレンジ取締役であると同時にフロントエンドエンジニアでもあります)。
エンジニアサマーインターンの企画・運営
採用の競争力として重要であるエンジニアサマーインターンの企画・運営を行いました。詳細についてはこちらのnoteに書きました。
いくつかの社内企画
社内ではシンボル的に取り扱われる事が多いので、社内キャンペーンを実施するときに呼んでいただくことが多いです。私自身も社内企画を考えることが好きで、いくつか主催しています。最近主催した企画を2つ紹介します。
公開インタビュー企画「同期のあいつ、活躍してるってよ」
案件などで活躍して、先輩に褒められている同期を捕まえてきて、褒めてくれた先輩と一緒に公開インタビューに付き合ってもらう企画です。
「どんな活躍があったのか」「そのとき何を考えて動いていたのか」「強みを生かしたNextな部分はあるか」などを質問していき、話し手にも聞き手にもためになるような「公開振り返り」のようなものを展開します。
狙いには「同期の活躍の可視化」「タレントの可視化」「インタビュワーを交えることによるフィードバックの促進」「ナレッジシェア」などがあります。インタビュワーは、場作りが上手なれなおっぴや成長に貪欲などぎーなどこれまた23卒のメンバーにお願いしています。
23卒でアドカレ100個埋めちゃおう企画
タイトルのまんまです。「23卒は60人以上いるし、がんばれば100個埋まるやん?キャンペーンにしたらええやん?」っていうノリだけの企画です。実はこの記事もアドベントカレンダーに参加しています。
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Qiitaへのアウトプットが得意ないせりゅーにリーダーをお願いし、無事に目標の100本が到達できそうなところに来ています。
(12/25追記:いせりゅーがアドカレ企画についての記事を書いてくれました)
その他にも他社さまと合同の勉強会に取り組んだり、ふつうに技術の勉強会を開いたり、その他さまざまな委員会活動に参加していますが、特に意識しているのは「23卒のメンバーが主体的に会社づくりに関わるための呼水になること」です。
ゆめみは新卒も中心となって会社づくりをしていくことを目指しているので、23卒のメンバーが主体的に会社づくりに関わるような呼水として23卒のチャレンジ取締役に期待…
最近よく考えているのは、新卒から事業目線を持って仕事に取り組めるような環境・文化を作ろう、ということです。
ゆめみはクライアントワークですので、事業成長にはざっくり「新規のクライアントが増えること」と「既存のクライアントとの関係が続くこと」が大切です。この課題に対して、営業さんやマーケさんだけでなくエンジニア・デザイナーが主体的に関わることにチャレンジがあります。
・安定して市場成長以上の成長率(例:20〜30%)を実現するマーケティングの方法として、全社的な(ダイレクト)ナーチャリングの確立が課題となっている中で一部メンバー起点によるナーチャリングは進んでいるが高成長を実現する勝ちパターンには至っていない(2023/12月更新)
・顧客との関係性はパートナーという立ち位置が前提となる取引が増えているが、一方で、ゆめみが提供する価値としてサービスの成長、顧客担当の成長に加えて接客態度をクレドとして定めた上で気持ちのいいコミュニケーションなどを行うことを掲げているが現状はまだまだ課題がある。社内でのコミュニケーションから変わっていかなければいけない(2023/8現在)
そして、エンジニア・デザイナーからできる顧客醸成・ブランディングの解のひとつとしてYUMEMI.grow(社外開催の勉強会)があり、接客態度を磨く場のひとつとして、他社さまと合同で行う勉強会があります。
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これらの活動を長期的に大きくしていくために、外部発信につながる「内部発信土壌の強化」のための施策を実施したり、外部勉強会を実施する際に未チャレンジなメンバーに対して「一緒にやろうよ!」という地道な誘い込みをしたりしています。
どう感じてる?
よく「プレッシャーとかないんですか」と聞かれるのですが、特に重責を感じているわけではありません。社内でも「ああ、君はそういう感じの人だよね」というように見られていて、「エンジニア」や「デザイナー」と似たような属性のひとつとして「チャレンジ取締役」があるイメージです。
一方で、「せっかく素敵な機会を頂いているのに、大して貢献できてないなあ」と感じる側面はあります。新卒で、エンジニアやデザイナーとしての稼働をしながら(割合でいうと目安としてこちらが80%)となると、取締役としてそれらしい成果を挙げるのは難しいと感じています。一応、オープンハンドブックでもその点について触れられています。
一方で、新卒のチャレンジ取締役については新卒が故にプレイヤー業務が中心であり経営レイヤーの役割を担いきれないことがあった
- 新卒のチャレンジ取締役については、内定承諾者アルバイトの中から視座の高さなどを明らかに見出せれば選出するが、なかなか困難な場合もあるので、必ずしも無理に毎年選出しなくても良いとする
- 少なくとも入社後半年以降にチャレンジ取締役の選任を検討して、入社2年目の就任を基本とする
自分の場合は運良く機会・タイミング・人間関係に恵まれて「エンジニアサマーインターン初開催」の真ん中にいることができましたが、それがなかったときにパッと話せるような活躍ができただろうかと言われたら、答えに詰まります。
しかし、暗い気持ちなのかと言われたら全くそうではなくて、ゆめみでの毎日は楽しいです。
ですので「任期内に成果をあげること」とか「目立つこと」に気を取られずに、「そのときそのときでやるべきだと思うこと」「自分だから(新卒だから)できること」「長期的に見て意味があること」を地道にやっていくことを大切にしています。
ゆめみで取り組めるトピックをあえて「技術・事業・組織」の3つにわけるとすると、いま自分が最も貢献できるのは「組織」の領域です。特に、60名以上(全社450人程度として10%以上)いる新卒に強くアプローチできる立場にあります。新卒が自己効力感・組織効力感・会社とのつながり実感を持ち、2~3年して案件をリードできる人材に育ったら、会社にとって大きな力になります。ですので、長期的に見て意義のある活動は自分にもできるはずです。
くよくよ悩みすぎず、自分の強みを殺さず、長期的な視点で、できることから着実にやるだけだな、という気持ちです。何事でもそうですね。
その他、よくある質問
Q. えらいの?
A. 世間一般的な「えらい」には当てはまらないと思います。
そもそもゆめみは組織構造こそ階層的ですが人間関係はドがつくほどフラットで、CXOの肩書を持つ人がカジュアルに新卒を始めとする様々なメンバーの相談に乗っているところをよく見かけます。
Q. お給料増えんの?
A. 額は他の新卒と変わりません。
ただ、内訳が変わります。基本給が少なくなる代わりに役員報酬が入ります。でもかたちだけです。
そもそも全員給与は自己決定なので、取締役としての活動を評価に含めることはできるかもしれません。近い内に給与プロリク(昇給の手続き)を出そうと思っています。
Q. 大変なの?
プレッシャーを感じるかどうかで向き不向きはあるかなと思います。周りから直接圧力をかけられたことは一度もありませんが、悩もうと思えばいくらでも悩めると言うか…。他のチャレンジ取締役の方は「ポジションを見つけるのが難しい」とおっしゃっていました。
取締役以前に「自律・自学・自責」を原則としたメンバーの一人ですので、少々投げやりな答え方になりますが「大変かどうかはその人次第」なのかなとおもいます。その名の通り「チャレンジ」の機会なので、「その人がどのようにチャレンジに取り組むかによる」という考え方がしっくりきます。
ゆめみは、自分で自分の肩書を決めることができたりJIKKENプロセスが定義されていたりと、チャレンジ取締役に限らず自分なりの挑戦の機会に溢れた会社です。私はこの会社の「自分らしさを尊重する」精神が好きです。興味を持ってくださった方はぜひオープンハンドブック並びに採用ページをご覧ください。