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クラスの男の子に、萌え死にしそうでした

私は久保史緒里

私のクラスには、超絶可愛い男の子がいるんです!

それが、〇〇くん

いつもニコニコしてて、笑顔がすごくキュート!

そして背が低いからか、制服がダボってしてて可愛い!

そんでもって、とてもドジっ子なのが、犯罪級に可愛いっ!

さらにさらに、すごく涙脆くて、泣いてるところ見たら、ギュッて抱きしめたくなっちゃう!

あ、熱く語りすぎましたね…

でも、そのくらい〇〇くんは可愛くて、大好きなんです!

で、先日、〇〇くんをデートに誘って見たところ…

なんと、快諾していただきました!みんな、拍手!

そのデートで、〇〇くんの可愛いところをたくさん引き出して行きたいと思います!

_____

デートの日

〇〇:ここで…いいんだよな?

〇〇は約束の時間の30分前にやってきた

〇〇:ちょっと早かったかな…

〇〇くんがスマホを弄りながら待っています

46分前に着いていた私は、〇〇くんを驚かせます!

史緒里:…わっ!

〇〇:ひゃっ!?

私は物陰から、〇〇くんの前に現れました

史緒里:へへっ、驚いた?

〇〇:お、驚くよ…!

史緒里:ごめんねっ♡


私なりにあざとく謝ると

〇〇:…//

史緒里:あれ、〇〇くん顔赤くない?

〇〇:い…いや…そんなことは…//

待って…顔赤くしてる〇〇くん、可愛すぎるんだけど!

〇〇:あ、そ、それより…早く行きましょ?

〇〇くんが話を変えようとしたので、すかさず

史緒里:ぶぅ…

〇〇:え?

史緒里:なんか言うことないの?

〇〇:い、言うこと?

史緒里:女の子とのデートで、最初に会ったら言うこと!

〇〇:か、可愛いですね、とか?

史緒里:惜しいんだけど、違う!

〇〇:ごめんなさい…教えてください…

史緒里:仕方ないな〜、最初に会ったら

「今日の君も、とてもキレイだ…」

史緒里:って言わなきゃ!

〇〇:む、無理だよ!

史緒里:え〜、言ってくれないの…?

〇〇:っ…//

史緒里:史緒里、言ってくれないとデート行きたくないな〜チラッ

〇〇:…まじか

困ってる〇〇くんも可愛い…!

ああ…食べちゃい…ダメダメ、そんなこと思っちゃ

〇〇:い、言いますよ…

史緒里:うん!

〇〇:きょ…今日の君も…とても…き、キレイです!

はぁ…めっちゃ顔赤い…可愛い

〇〇:な、なんか言ってください…

史緒里:うん、合格!デート行こっ

〇〇:は…はい…//

だめだ…可愛すぎて心臓何個あっても足りないです…!

〇〇:(恥ずかしい…)

私は〇〇くんの可愛さに悶絶しながらも、カフェに着きました

〇〇:オシャレ…

史緒里:でしょ?早く入ろ?

〇〇:あ、はい

店員:いらっしゃいませ〜

史緒里:2名です!

店員:2名様、カップル様でいらっしゃいますか?

〇〇:(か、カップル!?)

史緒里:はい、カップルです!

店員:でしたら、カップル様専用席にご案内します

史緒里:ありがとうございます!

史緒里:(さあ、〇〇くんはどんな反応してるかな…?)

〇〇:(久保さんが彼女…久保さんが彼女…久保さんが彼女…)

史緒里:(あぁぁぁぁぁぁ!可愛いぃぃぃぃ!)

史緒里:(き…キュン死しちゃう…!)

??:隊長!またキュン死しちゃいます!

史緒里:(い…今の声は…?)

店員:ではご注文はタブレットからお願いします

史緒里:あ、ありがとうございます!

〇〇:あ…あの…

史緒里:ん?

〇〇:ぼ、僕達…カップルなんですか?

史緒里:え〜どうだろ〜ね

〇〇:久保さんは…嫌じゃないんですか?僕とカップルなんて…

史緒里:ん〜、〇〇くん次第?

〇〇:え?

史緒里:史緒里はね、〇〇くんとなら…どんな関係でもいいんだよ?

史緒里:カップルでも…夫婦でも…なんなら、セフ…

〇〇:そ、それはダメです!!

史緒里:ふふっ、冗談だよ〜

〇〇:もう…

史緒里:(だぁぁぁぁ!必死に否定する〇〇くん、萌えるぅぅぅぅ!)

〇〇:は、早く注文しましょ?

史緒里:あ、私決まってるから、〇〇くん先選んでいいよ

〇〇:わ、分かりました…

〇〇:何にしよ…

〇〇:あ、これ美味しそう…でもこれもいいな…

史緒里:(考えてることが全部出ちゃってる…可愛い…)

〇〇:あ、時間かけすぎですかね?

史緒里:ううん、時間かけていいよ?

〇〇:ありがとうございます

史緒里:(礼儀正しいのも最高だなぁ…)

〇〇:僕決まりました

史緒里:あれ、私も頼もうと思ってたやつだ

〇〇:あ、そうなんですか?

史緒里:私たち、気が合うね!

〇〇:そ、そうですかね…//

史緒里:うん、すごく合うよ

〇〇:な、なんか…嬉しいです…//

う、う、嬉しいです!?

そんなこと言ってくれるのが嬉しいよ!

ああ…本当に〇〇くん可愛すぎる!

同い年だけど、弟にしたい!そんで溺愛したい!

史緒里:(だめだ…平静を保たないと)

〇〇:(落ち着かないよ…こんなとこ)

史緒里:なんかソワソワしてない?

〇〇:だって…周りの人ってみんなカップルなんですもんね?

史緒里:そうだよ?

〇〇:なんか、緊張しちゃって…

史緒里:じゃあ、私達もカップルっぽくなればいいんじゃない?

史緒里:(よし、萌え死にチャンス!)

私はすかさず、〇〇くんの隣に座った

〇〇:ちょっ…え!?

史緒里:この方がカップルぽいでしょ?

〇〇:そ、そうですけど!

史緒里:あ〜あ、〇〇くんが彼氏だったらな〜コツンッ

私は、〇〇くんの肩に頭を乗せてみた

〇〇:っ…//

史緒里:(顔真っ赤すぎ!可愛すぎ!死にそう!)

〇〇:ちょっ…と、トイレ行ってきます!

史緒里:あ、行っちゃった…

そして数分後

〇〇:はぁ…

史緒里:注文届いてるよ〜

〇〇:久保さん…まだそっちの席にいたんですね…

史緒里:今日はずっとこの席だよ?

〇〇:なら僕は逆のせ…

史緒里:だぁめ!こっち!

〇〇:えぇ…

史緒里:はい、史緒里の横が、〇〇くんの特等席だよ?

〇〇:うぅ…//

史緒里:(弱々しい〇〇くん、もっといじめたい…!)

史緒里:じゃあ〜、史緒里が食べさせてあげるね〜

史緒里:はい、あ〜ん

〇〇:え…いや…

史緒里:ほら、お口開けて?

〇〇:あ…あ〜ん

史緒里:どう、美味しい?

〇〇:…コクッ

史緒里:ふふっ、そっか〜

史緒里:(だめだ〜可愛すぎるぅぅぅ!)

〇〇:あの…久保さん…

史緒里:ん?

〇〇:久保さんって…みんなにそうなんですか?

史緒里:どういうこと?

〇〇:あ、いや…なんでもないです…

史緒里:ん?

〇〇:いただき…あっ…ポトッ

〇〇くんは、パンケーキを口に運ぶ前に落としてしまった

史緒里:ふふっ、もう可愛いんだから〜

〇〇:やっぱり…

史緒里:ん、どうしたの?

〇〇:久保さん…

史緒里:うん?

〇〇:久保さんって、そういう人だったんですね…

史緒里:そういう人って?

〇〇:幻滅しました…ごめんなさい…

〇〇くんはお金だけ置いて、カフェを出ていった

史緒里:ちょっ…〇〇くん!

私は必死に追いかけたけど、男の子のスピードには勝てません

史緒里:はぁ…はぁ…

史緒里:〇〇くん…どこ?

史緒里:あ…

私は、小さい男の子たちと公園で遊んでいる〇〇くんを見つけた

史緒里:〇〇くん…

〇〇:あっ…

史緒里:ねえ、お話しよ?

〇〇:…うん

私は〇〇くんと、近くのベンチに座った

史緒里:〇〇くん…

〇〇:久保さん…ごめんなさい…

史緒里:ううん、謝らないで、多分私に原因があるはずだし

史緒里:なんでも聞いて?全部答えるから

〇〇:じゃ、じゃあ…

〇〇:久保さんって…いつもあんなにあざといんですか?

史緒里:え?

〇〇:僕、今日ずっとからかわれてる気がして…

〇〇:美人でモテる久保さんが、僕とデートって、なんかおかしいな、って

〇〇:陰キャな人とデートして、からかうのが好きなのかな、って

史緒里:そ、そんなことないよ!

〇〇:ですよね…久保さんがそんなひどい人な訳ないですもんね…

史緒里:わ、私はね…ただ…

史緒里:(〇〇くんが可愛いから、なんて言ったら、それこそからかってる、って思われるんじゃ…)

史緒里:私ね…〇〇くんが好きなの!

〇〇:え?

史緒里:え?

〇〇:今、なんて?

史緒里:今、私、なんて?

〇〇:き、き間違えじゃなければ…好き、だと

史緒里:(やらかしたぁぁぁぁぁぁ!)

史緒里:絶対今じゃない…!今なわけない!なんで今伝えちゃうの…!

〇〇:あ、あの…

史緒里:もっと関係を良くしてから言うセリフじゃん!こんなの引かれるに決まってるじゃん!

〇〇:く、久保さん…?

史緒里:てか、ならまだ、〇〇くんが可愛くて…って伝えた方がマシじゃん!

〇〇:久保さん…全部声に出てます

史緒里:へ?

〇〇:好き、って伝えたことを後悔してることも…

〇〇:僕を、可愛いって思ってることも…

史緒里:わ、わ、忘れて!

〇〇:む、無理ですよ!僕も久保さんのこと好きなんですから

史緒里:え?

〇〇:僕、久保さんのことが大好きなんです…//

史緒里:ま、〇〇くぅん!ギュッ

〇〇:く、久保さん!?

史緒里:顔赤くしながら告白する〇〇くん、可愛すぎるぅ!!

〇〇:そ、そこですか!?

史緒里:〇〇くん、大好きぃぃ!

〇〇:ぼ、僕も…大好きですよ?

〇〇:し、史緒里?

史緒里:あぁ…名前で呼んでくれたぁ…もう死んでもいいかも…

〇〇:し、死なないで史緒里!

史緒里:あぁ…2回も呼ばれたぁ!

その後、私たちは付き合いましたが、常に萌え死にしそうな、久保史緒里です。

史緒里:はぁ…〇〇くん…

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