【高校生編】Snapchatは終わってなんかいない!徹底解剖!
みなさんこんにちは!女子大生ほっちと新卒ゆめめが身の回りで本当にあった出来事をリアルに伝えるメディア、「ワカモノのトリセツ」です。
今回のテーマは、前回投稿した「【大学生編】Snapchatの使い方」に引き続き、「【高校生編】Snapchatの使い方」です!!!!
前回の大学生編の記事はこちらから。
Snapchatはブームが過ぎ去ったアプリだ!なんて思っている方もたくさんいるかもしれませんが(私もそうでした)、実際にスナチャユーザーの高校生にインタビューをしたところ、びっくり仰天な使い方が出るわ出るわで。。。
とにかく高校生カルチャースギョイ!!!ってなりました。なので多分この記事面白いです。はい。
そして、今回この記事を書くにあたって協力してくれました高校生をご紹介します。
ゆめめとほっちの共通の友人、高校2年生の男の子、「会長」です!!!あ、会長っていうのは彼のあだ名ですよ。会長ありがとうね!
<会長プチプロフィール>
都立高校に通う2年生の男の子。学内では生徒会長を務めている傍ら、学外では高校生ながらに企業インターンもすでに頑張っているというバリキャリ高校生。と紹介しつつも、いわゆるな普通の高校生と何も変わらず、友達と渋谷で集まったり、地元仲間と遊んだりするのがだいすきな子。Snapchatの友達数は約430人。
■ 友達と位置情報を把握し合って「遊ぶか、遊ばないか」を決める
「今は僕の周りはみんなスナップマップの位置情報を使って遊び相手探しますよ。」
Snapchatといえば、定番の消える動画投稿機能ですが、今では知らず知らずのうちに新機能が続々と追加されています。会長や会長のお友達はそんな新機能をいち早く使いこなしています。なかでも衝撃的であったのが「snapmap」機能の利用です。
「snapmap」機能を簡単に説明すると、携帯の位置情報を取得し、スナチャ内で自分の居場所を常に友人に公開することができたり、友人がどこにいるか把握できたりする機能です。もちろん位置情報を公開したくないユーザーは「ゴーストモード」と呼ばれる機能をONにすれば非公開にできます。
会長の周りではこのsnapmapを利用し、友達がどこにいるか確認し、近い距離にいる子がいたらスナチャの通話機能を使って連絡をして場面で合流するという遊び方がほとんどだそうです。事前に遊ぶ約束を交わして遊ぶということが少なくなったとも話していました。
なぜこのsnapmapを愛用するのか会長に理由を2点聞きました。
①不特定多数に友達がいすぎて一人一人に遊べるか声をかけるのが面倒だから
②snapmapをONにしていないとみんなから遊べない奴と思われて交友関係が減ってしまうから
おぉ〜、なんだか今時の高校生らしい発言が出ていますね。
①に関しては、mixi、Twitter、LINEなどといったSNSが登場して以降、繋がる相手が量的に増えているのは明確ですよね。それに伴って、親友、いつメン、会うと盛り上がる仲、グループで遊ぶなら可能な相手と友達のレベル感も曖昧になってきているのではないかと思っています。
だからこそ、位置情報共有によって「仲の良さ」だけではなく「距離の近さ」でもマッチングできるようになったSnapmap機能は、遊び相手を誰にするか悩まずにすむ手法として親しまれているのかもしれません🤔
②に関しては、高校生らしい感覚と言えばそうですが、学校が主なコミュニティになる彼らは、仲間はずれにされたくないという思いが人一倍強いのが特徴的でした。大学生は、学校で仲良くする人もいればバイト先やインターン先、サークルといった複数のコミュニティにそれぞれ自分を置いておけることができるので彼らのような危機意識は薄いのかもしれません。
その場の思いつきで行動する「場面で遊ぼう」といったフレーズは私の高校生の時にもあった気がしますが、今やSnapchatの位置情報を通してそれが行われているんですね〜〜。
■ 仲良しの称号「100点の絵文字」欲しさに、同じ相手とチャットを100日間続ける
「スナチャの中でも本当に仲のいい友達相手には100日間連続で送り合うってのをみんなやっています。」
Snapchatの機能は「snapmap」だけでなく、「フレンド絵文字」と呼ばれる機能もあります。こちらの機能は、簡単にいうと、チャットした相手とのやりとりによって、関係性を絵文字でユニークに表現する機能です。以下のような絵文字が状況によってつきます。
この中でも「🔥」の絵文字になると、相手と何日間連続でチャットをし合っているかがカウントされるようになります。
会長の周りではこの連続チャット記録に挑戦する遊びが去年の夏頃からずっと流行しており、100日間連続記録を出すことにみんな熱中しているそうです!!!100日間!!!!!これをクリアするとスナチャ上で「100点」の絵文字が表示されベストフレンド認定を得られるのだそう。(もしかすると絵文字は人によって違うかもしれません)
100日間も動画を送り合うのはなかなかの苦労ですよね(笑) なので、送り合う内容は主に、通学路の途中を歩いている足元の様子や、改札を通る様子、起床後にベッドから撮った天井の様子などいわゆるなリア充動画は送らないそうです。どうでもいい動画ばかりだと言います。
おそらく、彼らにとって内容の面白さよりも、自分の飾らない日常を相手に把握してもらえる方が重要なのではないかと思いました。
それは、ベストフレンドの定義が私の年代も含め少し変わってきたからではないかと思っています。
今までは、どれだけ楽しい思い出を一緒に経験してきたかによって親友だと認識することが多かったのですが、今はそれに加えて、どれだけ相手のプライベートな情報を熟知しているかがベストフレンドであると認識するようになってきている気がします。
ここで言うプライベートな情報とは、好きな人が誰かとかのレベルの話ではなく、今どこで何をしているのか、家の中ではどんな風に過ごしているかなどといった内容を指しています。
例えば、上記で挙げたようなスナチャの投稿例は、どうでもいい内容だとしてもその子がどこで何をしているかかなり高いレベルのプライベートを公開していることになります。
さらに100日間も同じ相手にプライベートな情報を送りあっているならば、家族と同等に、むしろ家族以上にその子の秘密をたくさん知れちゃいますよね。
Snapchatはそんな二人を「親友だね」とフレンド絵文字を通して第三者的に認めてくれる存在だったりするみたいですね。
■ スナチャのQRコードはツイッターやインスタに貼り付ける
「インスタのプロフィール画面に自分のスナチャのQRコードを貼り付けてます。」
スナチャでやり取りすることが大普及している高校生たちですが、一体どうやって友達追加をしているのか気になり、主流のやり方を聞いてみました。
私が高校生の時に流行っていたやり方は、TwitterにQRコードを載せてつぶやくが主流でした。しかし今はTwitterでやるパターンもありつつ、Instagramのハイライト機能を使って、QRコードを公開するやり方が高校生たちの流行りだそうです。Instagramのハイライト機能とは、インスタストーリーズに投稿した内容を24時間で消さずに、自分のプロフィール上にずっと保存していられる機能のことです。
実際にやっていたという会長の写真を見てください。
公開方法はその時代とともに一番有効なSNSに変わるんだなぁ面白いなぁと思いつつも、
彼の友達追加に対する価値観が衝撃だったので次に話します。
■ スナチャはどうでもいい内容をどうでもいい相手に投稿するから偏差値3くらいの感覚
「Snapchatって顔見たことがなくても、おすすめかもに出てくる人を片っ端から追加していくんです。」
SNSを通してスナチャアカウントを公開している会長ですが、友達の人数が430人と非常にこのSNSにしては多い友達数の印象だったので、他にどうやって友達追加しているのか深掘りしてみました。
すると、スナチャは「顔が見たことがない人でも名前でなんか知ってるなぁと思う相手」や、「おすすめユーザーに出てくるけど自分が認識できない相手」を片っ端から追加していくのだそうです。
おすすめユーザーとはこんな感じで表示される機能です。
この追加方法が何も珍しいことではないため、会長の友達にはスナチャの友達数が1000人や1500人もいる人がゴロゴロいるそうです。非常に彼らのSnapchatへの価値観が浮き彫りになっているなという印象を受けました。
ただ、私としては知らない人と繋がっている状態ってやっぱり不安になったりするんですよね。会長にそういった不安はないのか聞いたところ、
「やばい人だなって思ったらブロックしちゃえばいいから、あんまり気にしないです。」と返答されました。
、、、なるほど。確かにそういう考え方なのか。と拍子抜けしたのを覚えています(笑)
また、友達追加に対する基準が非常に軽々しいのに対して、「Snapchatはどうでもいい投稿をどうでもいい相手にシェアするから、偏差値3くらいの感覚で使っている」とも話していました。Instagramでリア充さを表現したり、Twitterで面白いことを呟こうとするのに対し、Snapchatは気が抜けたSNSなんですね。どうでもいい投稿をするくらいなら、投稿しなければいいじゃないかと思うかもしれませんが、彼らにとってSNSに浮上する行為は生きていますというほどの重要メッセージなんじゃないかと考えています。
■ 本音は対面か電話だけ。SNSやチャットは建前での会話
「さらされる危険があるので、SNSやLINEでは本当のことは言いません。本音は会うか電話です。」
先ほどの、話のように友達の基準だったり、投稿する内容だったりが非常に軽いSNSとして利用しているのがSnapchatだという実態がわかってきましたが、会長は最後にこんなことを言っていました。
「僕らの世代って、SNSに慣れてきた中学三年生くらいの頃に、何かやらかすとSNSでさらされるという経験をしているんです。だから、さらされることへの危機管理はすごい高いと思います。そのうちの一つにブロック機能を使うなどもありますが、そもそもSNSやLINEでは本音は言わない、建前で会話するようにしています。何かあるとすぐスクショを撮られて出回ったりするんで。本当のことを話したければ電話か会って伝えるようにしています。」
ベッキーと川谷絵音の話が脳裏に浮かび上がってくるような気もしますが、、、何か下手なことをしたらさらされるんじゃないかと思うのは可笑しなことではないですよね。増してや、高校生は大学生と違って、学校というコミュニティから外されることが一番恐れていることなので、いかに周りとの関係性をうまく保ちつつ、自分が粗相を犯さないようにするかという危機管理も両立しなければならない心情に立っているんですよね。
Snapchatは、学校の友達やSNSで繋がった親しい友達と関係性を保ち続けるための一つのパイプラインとして機能している一方、所詮SNSだということもわかっているため、友達の基準が低かったり、投稿の内容がどうでもよかったりもするのかもしれませんね。
■ まとめ
・高校生の間では、Snapmapを使って位置情報をもとに友達と遊ぶ
・遊び相手は仲の良さだけでなく、距離の近さも関係するようになってきている
・フレンド絵文字を通して第三者に友達との関係性を「親友だね」と認めてもらいたい
・スナチャのQRコードはインスタのハイライト投稿に固定する
・おすすめかもに出てくるユーザーを片っ端からフォローしていく
・スナチャはどうでもいい投稿をどうでもいい相手にシェアするから、偏差値3くらいの感覚で使っている
・さらされることが怖いので、SNS上では建前な付き合い方をする(本音は対面か電話だけ)
Snapchatの使い方高校生編、いかがでしたでしょうか?
大学生とは違って、みんながインフラとして使っているSNSだからこその面白い実態が浮かび上がってきたと思います!あくまでも、一部の高校生の話を基にしているので全ての高校生に当てはまることではないですが、こんなことが起きているんだと!新しい発見を提供できていたら何よりです!
それでは次回の投稿もお楽しみに!