インスタのハッシュタグにうんざり。新しい検索方法を解説!
みなさんこんにちは!新卒ほっちと社会人2年目ゆめめが身の回りで本当にあった出来事をリアルに伝えるメディア、「ワカモノのトリセツ」です。
インスタの最新の使い方を2人で話していたときに、「あれ、最近インスタでハッシュタグ検索って全然してなくない...?」ということに気がついてしまったので、今回は「検索方法」にどんな変化が訪れているのかを、徹底解剖します!
■ 「ハッシュタグ検索」はインスタ映えの象徴
まず、大前提「インスタ離れ」をしているわけではありません。フィードに投稿する頻度は下がった気がしますが、ストーリーズには毎日生息しているし、発見タブも見ています。ただ、私たちの中で少なからず「ハッシュタグ離れ」は起きていると実感しています。
ハッシュタグ検索を愛用していた頃を思い返してみると、ゆめめほっちの独断調べにより、大体2016年~2018年頃に多用していたのが分かりました。(「インスタ映え」が2017年に流行語大賞をとっていたのであながち時期は的外れではないのではと思っていますw)
例えばこんなハッシュタグ検索。
#カフェ巡り
#goproのある生活
#インスタジェニック
#彼女とデートなうに使っていいよ
#followmeto
当時の私たちの思考のど真ん中には「インスタ映え」が鎮座していたので、インスタ映えに繋がる情報を、ハッシュタグ検索で探していたんですよね。
また、ハッシュタグを検索の手段として利用するのはもちろん、自分たちのインスタの投稿にも、頻繁にハッシュタグをつけていました。
( #goproのある生活 #キャンプ女子 #instafood #メイソンジャー 笑)
まさにインスタ映えな写真に、インスタ映え受けを狙った#タグの構成でできてますよね(笑)
すなわち、インスタのハッシュタグ検索を乱用していた時代=自分の投稿にもつけていた時代だと言えると思います。
■ インスタ映えが及ぼしたハッシュタグ機能の無能化
しかし、最近はこれまでのようにハッシュタグ検索を愛用することが少なくなった、と冒頭でお伝えしました。さて、それはなぜなのでしょうか。
①いいね狙いの嘘のハッシュタグの濫用
最近はいいねをもらうため、インプレッションを伸ばすために、写真に関連しそうなハッシュタグを無闇矢鱈(こんな漢字なんですね、笑)に、 つけて投稿するケースが増えてきました。それ故、ハッシュタグ検索をしたときに、欲しい情報とは全く異なる写真が出てきてしまう、ということが多くなりました。
例えば、「#渋谷カフェ」と検索していいな!と思えるお店の投稿を見つけたのに、実はそこはなんと大阪のカフェで。
(無関係なハッシュタグが大量についている投稿例)
カフェ層にヒットしてほしいがためにアカウント保有者が無関係に#東京カフェ#名古屋カフェ#神戸カフェ#渋谷カフェ#原宿カフェ…というように無数のハッシュタグをつけているのです。
このように、写真の内容とは無関係なハッシュタグ情報を加えても消されることはないので、色んな人にヒットするために無関係のタグを付けるわけです。この行為が蔓延し、嘘だらけの情報に溢れるようになった、というのが1つ目のハッシュタグ離れの要因だと思います。
②インスタは本当の口コミを投稿しにくい=テキストにもキラキラ加工
インスタグラムはキレイな世界です。
フィード投稿(アルバムページの方)は、みんな自分の好きな世界観に統一した加工をして、イチオシの写真(映えてる写真)をずらーっと並べるわけですよね。
「〇〇と金沢旅行に行ってきました〜!ここの居酒屋さん変わり種メニューが沢山あってお酒もおいしい!おすすめです💯」
みたいに綺麗な写真にみんなを惹きつけるテキストを添えて、はい投稿。な世界なわけです。(むしろこんなにテキスト書くのは、もはやインスタグラマーくらい。)
ここで、なかなか「おしぼりがちょっと雑巾くさかったです」とか、「バイトの店員さんが態度悪すぎて残念でした」なんていう裏側はなかなか書き込まないわけです。綺麗な写真とのアンバランスが過ぎるし、自分のプロフィール変わりとも呼べる自分のアルバムページにネガ評価を残しておきたくないという気持ちがあるからだと思います。
つまり、インスタグラムでは写真だけではなく、情報にもキラキラ加工を施しているのです。映え写真を載せるインスタの仕様が仇となってネガティブな評価を誰も口にしない!ということです。
コスメの写真を投稿するときのコメントも、「やっとゲットしたよ」とか、「パケかわいい〜!」など。どちらかというと自分が「このコスメを使った。」「ここに行った。」という、自分のプロフィールに紐付いたらメリットがある、”いい情報”を投稿します。
決してディスっているわけではなく、自分たちも上記のような投稿ばかりしていました。
よって、#タグ検索だけでは本当の口コミに辿り着けないというのが2つ目の要因です。
大きく、この二点がハッシュタグ検索に対する無能化を感じる要因だと考えました。
■ 「インスタでハッシュタグ検索」からどう変わった?
では、今までインスタグラムのハッシュタグ検索で検索していたような内容はどこで検索するようになったのか。事例ベースで深堀していきましょう。
<グルメ検索の場合>
例えば美味しそうなグルメ検索の場合。
以前は最近話題のフードやカフェを探すのにハッシュタグ検索が打ってつけでした。京都旅行に行くならば「#京都カフェ」「#京都カフェ巡り」などのワードで検索して、話題のお店を探していました。
インスタ映えなものを食べに行きたい!撮りたい!というインスタ狩りに対する思いが強かったのでグルメ検索においてもインスタ検索を多用していました。
しかし、今は「Google map」でグルメ検索をすることがメインの使い方に変わりました。
なぜならば、Google mapには位置情報、電話番号、メニュー、待ち時間、クチコミ、評価、写真など欲しい情報が全てが揃っているからです。Googleやっぱり最強だよね説に聞こえますが(笑)
(Google mapでお店を検索したときの画面例)
というのも、Instagramに載せられているおしゃれなグルメ情報って結構な割合で位置情報&店名が載ってないんですよね。それはユーザーたちが「私だけが見つけた特別なお店♡」と教えたくないけど自慢はしたいという思いが詰まっているからだと思うのですが、一気に手っ取り早く全ての情報を手に入れるのはなかなかInstagramでは難しい所があります。
それともう一つ、Google mapに投稿される写真っていい意味で小汚い写真が多いんです。これは、バチバチに加工されていないという意味です。
同じお店を検索しても、インスタでは明るくて写りのいい写真が、Google map検索では無加工なため自然な明るさの写真が並んでいます。お店の商品がどうやって陳列されているのか、どういう人たちが買いに来ているのかまでリアルに知ることができるのがGoogle map検索の写真一覧の魅力です。
(左:インスタ検索 右:グーグルマップ検索)
位置情報を確実に把握できて、ユーザーたちのまぁまぁ汚いリアルな写真から信用しやすいという所がGoogle mapのグルメ検索をするようになった理由だと思います。
<コスメ検索の場合>
コスメ検索の場合はどうでしょう。
@cosmeなどのクチコミサイトよりも、インスタグラムの方がコスメ検索に優れていると思ったときもありました。どれだけこの商品を使っている人が多いかの量は「投稿数で確認」できるし、色味の確認も多くのユーザーが投稿する写真で認識できると思って頼りにしていました。
ですが、最近は1周まわって(?)、「Twitter」でコスメ検索をする頻度が高くなりました。
なぜなら、コスメで欲しい情報は、使用した人のリアルでより生の声であり、「かわいい!」「めっちゃよかった!」というポジティブな声よりも、「意外と発色が悪かった」「そんなに効果がなかった」などといったネガティブな声であるからです。
先ほどの②であげられたように、インスタグラムはキレイな世界です。
なので、ポジティブな声が多かったり、「購入したよ」「やっと手に入れたよ」といった使用後の感想が書かれていなかったり、本当の口コミを探すのが難しくなっています。
ですが、Twitterは、リアルな口コミで溢れています。
いい意味でネガティブなことが発信しやすかったり、インスタグラムとは違って、情報にキラキラ加工がされておらず、無加工情報なのです。
■「ハッシュタグ検索」の次にくる新たな検索方法って?
それはズバリ、、、
「ストクる」
ではないでしょうか!?!?
みなさんはじめて聞きましたか?
それもそうでしょう。これは私たちの造語です。
まぁ焦らないで聞いてください。意味をご説明します。笑
「ストクる」とは
様々な情報を日々”ストック”することによって、自分だけのデータベースを構築し、必要な時にその中から欲しい情報を引っ張り出す、という検索方法です。
ストックから探す=「ストクる」。単純!
大きな変化としては、ゼロベースから情報を探し始めるというのではなく、自分が集めた情報から探し出すという点があります。
つまり、それは全世界の情報から探し出していた
「OK, Google。おしゃれなイタリアンを教えて」ではなく
「OK, わたし。おしゃれなイタリアンを教えて」と
過去の私がピンときた情報から引っ張り出してくる、ギュッと濃縮した検索方法なんです。
では実際にどのように、ストクっているのか説明します。
A:インスタで「ストクる」
まずはインスタグラム。
①発見タブや友達の投稿で、ピンときたもの、未来のわたしのタメになりそうな投稿の保存ボタンを長押しして、フォルダに保存をします。
②該当するフォルダがなければなんとなくでラベリングをしておきます。
③情報が必要なタイミングで、フォルダにいき、欲しい情報を引っ張り出します。
B:LINEで「ストクる」
続いて、なんでもストックし放題のLINE。
①自分1人だけを招待してグループラインを作成します。
②面白い記事を発見したり、役に立ちそうなツイートだったり、いつか見返したいwebサイトなど、とにかく共有ボタンを押して自分だけのLINEグループに送信しまくります。
③その時に、テキストでラベルをつけることも可能です。例えば、「重要」や「渋谷レストラン」などと添えて、送信します。
④情報が必要なタイミングで、LINEの検索バーに記事の名前や、自分でつけたラベル名を打ち込んで、引っ張り出します。
上記の方法以外にも、LINEグループを分けて情報を振り分けてストックしている人もいます!
C:Google map で「ストクる」
最後に、位置情報起点でストクるGoogle map。
①まず、調べたい地域にマップを設定し、検索バーに「カフェ」や「寿司」などお店のジャンルや料理のジャンルで検索をします。
②検索をして気になったお店の情報ページにて、保存のアイコンをタップします。
③「スター付き」「お気に入り」「行きたい場所」という3つのパターンがもともとGoogle mapに用意されているのでそのどれかにチェックボックスを入れる。もしくは、自分で「新しいリスト」を作成してそのリストの中に保存をします。
④情報が必要なタイミングで、調べたい地域にフォーカスして保存したピンを確認する。もしくはGoogle mapのメニューバーの「マイプレイス」から引っ張り出してきます。
いかがでしたでしょうか?これが新たな検索方法「ストクる」の全貌です。
ちなみに、ストクる手段として「ブックマーク」機能も挙げられますが、私たちはスマホにおいて、ほぼブックーマークを利用していません。(前はよくしていたけどね。)
ブックマークをしなくなった理由として、共有ボタンを押した時にどうしても外部アプリにシェアするアイコンが上に出てきて、シェアをする動線の方が慣れ親しんでいるため、使用しなくなっていったのではと考えられます。
■ まとめ
今回は検索方法について熱く二人で語り合った結果、見事に超大作な記事になってしまいました。情報過多なこのご時世、私たちもいかに濃厚で信用できる情報を集められるかに必死なんですよね。みなさんも実は気づかずに「ストクる」をしていた、なんてことあったりするんじゃないでしょうか。
いい検索方法があればぜひ 「#ワカモノのトリセツ」を付けて投稿してください。ハッシュタグ検索をして閲覧しに行きます!(あれ?)
それではまた!
■最近のニュース
ワカモノのトリセツが新R25に!?
なんとゆめめとほっちが、新R25に登場しました!👏
(先ほどから説明用画像に使用してチラチラ見せてました。笑)
「これからの時代を生きる若者の仕事や人生のバイブル」である新R25にインタビューをしていただき、大変光栄でした。
2018年3月に書いた以下の記事がきっかけとなってこの企画に呼んでいただけたみたいで…。
インスタストーリーの使い方がこれでもかというくらい徹底解剖されています。私たちはリアルな声として使い方をお話させていただきました。
(すごい並びじゃないですか!?!?笑)
良かったら是非読んでみてください!