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Zoom授業にイチゴパジャマで出て、70人の前で先生に怒られた話

ブログを書くのは、本当に8年ぶりぐらいだ。小学生の頃クラスでアメーバピグというアバターサイトが爆発的に流行っており、私はそこで狂ったようにブログを書いていた。アメーバピグというアバターサイトのちょいかっこいい課金プレイヤーの男から「ブス」とピグ上の世界で言われた無課金初期設定ユーザーの私は病んでいたが、今思うとそれは本当に感情の無駄遣いである。

ブログでは何をそんなに書いてたかというと、私のバレンタインチョコが焦げた話だったり、友達とジェットコースターに乗って怖かったとかどうでもいい情報を世の中に発信していた。あの頃はコメントで「とても面白かったです😂登録しました!」というコメントがよく来ていたが、一体何がそんなに彼等に響いたのかよくわからない。きっと平成初期のマルチ野郎どもだろう。

そんな大人になった私はというと、今日は70人いるZoom授業で先生に晒し刑にされた。イチゴパジャマ丸メガネで平和に窓から差し込む光をポカポカ浴びて、光合成をしながら授業を受けていたら、いきなり外国人の先生が英語で声を荒立てて「Yuki Katoオマエはソコにイルノカ💢」と私に怒ってきた。

どうやらこの授業は私が光合成をしている間に、いつの間にかカメラオン強制になったらしい。ちなみに私の属している国際教養学部は全授業英語という鬼畜学部である。私はパーティーが楽しそうだからという理由でこの学部を志望したのだが、英語嫌いな私にとっては、友達たちもなんなら英語で日常会話を始める始末であるため、あんまり私にメリットがない学部なのだ。

授業の話に戻る。先生は執拗にカトウユキカトウユキとわざわざ70人いる生徒の中から私を選んで、熱烈にエールを送ってくれている。これはエセ帰国子女の私でも、きっと私に怒っているに違いないと理解した。そのため、私はカメラオフのまま「I'm so terrible(私はとても酷い格好をしています)」と言ってみた。その先生の暴走は止まらず、その後もひたすらカメラをオンにしろと言ってくるので、「I'll do my make up(メイクをしますね)」ととりあえず言ってみたら、「It's not my business(そんなの俺にはどうでもいい)」と言われた。

丸メガネパジャマすっぴんの中70人の前で顔出し刑を責められた私。さっきまでポカポカと日向ぼっこをしていた部屋が、急に居心地の悪い部屋に変わった。教授は私がカメラオンにしない限り永遠に「Kato YUKI」と永遠に叫び続けそうな勢いなので、渋々カメラをオンにした。

オンにした途端、教授が両手をパンパン叩き、「パジャマで授業に誰かが来たようだHAHAHA HAHAHA」とチンパンジーのような攻撃を仕掛けてきた。ちなみに教授がバカにしたこのいちごパジャマはGU完売御礼の人気商品であるから、バカにするのは失礼なのだ。なんせ私はわざわざメルカリで千円多めに払ってまで手に入れたのだから。

この教授はいつまた、私の可愛いイチゴパジャマを攻撃してくるのか分からないので、私はいつでも反論できるための英単語も用意しておいた。現在もこの授業はリアルタイムで続いているのだが、私は非常にトイレに行きたい。しかし、今度ユキカトウがカメラの前から消えた日には、このチンパンジー教授の逆鱗はもう止まらないということで、行けず仕舞いである。

この授業は月曜の午前に始まるので、これから日曜の夜は私服のようなスウェットで寝ようと思う。ああトイレ行きたい。

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