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強制力と矯正力。

 暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私はどんなに暑くても前を向いて歩いています。

 今日もとある家での作業を午前中して帰路につきました。整理している時にねずみが出てきてびっくりしましたが、心地の良い家をなくしてしまったのかなと思いつつ、衛生上はよくないのでネズミさんにはお暇いただくことにしました。そんな衝撃的な出会いがありつつ帰りましたので、電車の中ではほとんど意識がありませんでした。昨晩は変な夢を見てしまって2時間おきに目が覚めてしまったから、なおさら電車の中で意識不明になったのだと思います。

 帰ってくるといくつかの郵便物が届いていました。1つは職業訓練校の受講許可だったのでこの案内はうれしかったです。しかし、もう1つはかなりどん底に突き落とされました。それは税金の案内です。当たり前のことですが、今年払う税金は昨年度の収入を根拠にして算出されることになっています。去年までそこそこの収入があったので、今年の税金はかなりの額が請求されました。失業中なので減免があるかと思ったのですが、自己都合退職にあたる懲戒解雇はその対象外となり、一切減免されないと判明しました。先日の健康保険料も痛かったですが、今回の税金はさらに痛恨の一撃だったので、思わず家で一人泣いてしまいました。なぜ、こんなに私には次から次へと試練を与えられるのかと思うと涙がとまりませんでした。しかし、ひとしきり泣くと「もうやるしかない。」と矯正力が働いて意識が切り替わり、何とか払える方法を考えるしかないと考えるようになりました。もうプライドもズタボロなので、誰かに頭をさげてお金を借りてもいいやと思っています。

 それにしてもお金が持つ強制力はほんとうに強いなと思ってしまいました。実は今日の締切の大学があってWEB応募なので、何とかその日中に出すことはできたのですが、さすがに今日は断念することにしました。もともと募集している分野が違っているので応募するかどうか迷っていたところだったのですが、さすがに今日はダメージをくらいすぎたので、宿屋に戻ってHP回復に専念すると決めました。それにしてもどうして私ばかりこんな目ばかりあうのかと考えこんでしまいます。占いでは、「次のステージに進むために必要な試練です。」と簡単に言われるのですが、「はい、そうですね。」と簡単に受け入れらないのが人間だと思ったりもします。ただ、ダメージ受けた後の回復方法を次第にマスターしてきているような感覚だけはあります。これだけ打たれ続けるとさすがに強くなっているのかなと思います。でも正直そろそろ一息つきたいです。このような状態がこの先ずっと続くとなると、さすがに本当に精神崩壊してしまいそうで恐怖心を覚えます。そしてさらに追い討ちをかけるのが、この状況を理解している人がこのnoteの読者とほんの数人の信頼できる人しかいないことも大きな影響を与えています。もちろんみなさんが、この記事を読んで時折どなたがハートやコメントをくださるのは本当にうれしいし、感謝の気持ちでいっぱいです。しかし、リアルだとそれ以上に心に与えられるダメージが大きいこともぜひご理解ください。

 今日の朝ドラもまた泣きました。今日の泣きポイントは主人公が「私は好きでこの世界に戻ってきた。」と宣言したシーンです。私も早く大学に戻ってこの宣言をしたいです。一方、主人公の恩師の大学の先生は本人によかれと思って優しい言葉をかけてくれるのですが、それが返ってこちらを傷つけることがあるんですよね。ドラマの恩師はどこか私の師匠と相通づるところがあります。この前師匠から連絡をいただいた時も、今の私の状況を言えないということを伝えると「よくわからないが頑張りなさい。」みたいな表現で返ってきたので、思わず「はて?」となってしまいました。確かに先生らしい励ましなのですが、今私が求めている言葉とは少し違っていました。何を贅沢なことを言っているんだと批判されるかもしれませんが、単純に先生の言葉は私の心がえぐられるような感覚で拒否反応が強く出てしまったのです。これも正直な自分だと受け入れています。

 これから大学教員になる人は、どんな苦難に打ちひしがれたとしても再び立ち上がる人になってほしいと思います。それと同時に打ちひしがれた人に誰よりも寄り添い、励まし続ける人でもあってほしいと思います。そして、自分と大切な人を少しずつでも笑顔に変えていける共生力を身につけてほしいと願います。

 (最近、体が締まってきて鏡を見ることが好きになってきた元准教授でした。痩せる動画を作って一発儲けるか!)

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