米国大学院の面接での注意点-留学生的視点
こんにちは。
実は私は国家公務員の留学派遣制度により、今年の夏から米国大学院の修士課程に2年間留学することが決まっています。
現在は米国の大学院への出願手続きをしているところなのですが、本日、ペンシルバニア大学フェルス公共政策大学院の行政学(Master of Public Administration)の入学審査会の方と15分間の短い面接(Interview)をすることになりました。
私は就職活動の時にかなりの数の面接をこなしてきたので結構面接には自信があったのですが、昨日カナダ人の英会話の先生に面接での欧米式の答え方について尋ねてみたところ、日本とはだいぶ違うスタイルで、海外留学を希望する日本人にとって落とし穴になりかねないと感じたので、シェアしてみたいと思います。
欧米式の面接の答え方
日本でも欧米でも、面接で聞かれる質問は大きく、①なぜその大学か?(目的)、②なぜ自分がその大学に合うと思うのか?(能力)、の2つです。質問のバリエーションはあれど、全ての質問がこの2つに集約されます。
日本式の面接の場合、①については自分の生い立ちやそれに基づく現在の夢や目標を述べ、その大学が夢や目標達成に必要不可欠であることを伝えるとともに、②については自分の一番の長所について原体験を基に説明することが多いと思います。
が、カナダ人の先生曰くこんな話し方では直ちに"Get out, no thank you."となるそう。。
話を聞いてみるに、①志望動機では、とにかく相手の大学の良いところを褒めろ!「あなたの大学は~~という点でThe Bestです!」を繰り返せ!、②自己PRでは自分の魅力が伝わるように多様な観点から沢山売り込め!、、ということなのです。
はあ、、、でも結構練り上げたエピソードとかあって、面接でもそれを伝えたいんだけどなあ、と思いつつ、答え方の形だけで面接官に"No thank you."と思われても嫌なので、その真偽を確かめてみました。
ChatGPTに聞いてみた
生成AIはビックデータを基に最も「それらしい」答え、すなわち最も一般化された答えを教えてくれるので、ChatGPT先生に聞いてみれば間違いなく欧米式の一般的な答え方を教えてくれるはずです。
ということで、ChatGPTに質問してみたところの回答がこちら。
、、、ホンマやっ!!!(;'∀')
カナダ人の先生の言う通りでした。①は大学を持ち上げる話ばかりして自分の話は全然してません。②も焦点を絞るのではなく、広く浅くPRしてます。
まあChatGPTの回答なのであんまり具体性はないのですが、少なくとも日本の面接みたいに、
「私の夢は~~で、この夢を成すために貴学を志望しました。私は幼い時から○○が△△で・・・」
なんて切り出したら、面接官は即刻「…は?He is "no thank you".」とかなりそうです。危ない危ない。
今夜ペンシルバニア大学との面接があるのですが、ChatGPT先生と相談しながら欧米式で自分なりの回答を準備していこうと思います。
短いですが今回はこのあたりで。今日はこの名言です。
本日もお読みいただきありがとうございました。
現役官僚ヨセフ
追伸
先ほどペンシルベニア大学の面接が終わりまして、質問内容は大きく、
・なぜ行政学を学びたいか?
・なぜペンシルベニア大学か?
・ペンシルベニア大学の行政学プログラムは米国の問題を中心に扱うがそれでも良いか?
という感じでした。
拙い英語になってしまったところは心残りですが、それなりに「それっぽく」答えることはできたと思います。あとは結果を待つのみです。
あー、緊張した。