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累計90万部の著者が他のベストセラー作家から学んだこと

「こうあるべき」という思い込みは誰にでもあるもの。人には常識があり、それが時に弊害となることも避けられません。

アインシュタインは「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションである」と言っています。

常識が偏見になるのは仕方がない部分もありますが、それを踏まえた上で、どうすべきかが重要です。

大切なのは他者の話を聞くこと。他人の常識を知ることで、自分の常識が本当に正しいのかを検証できます。最近、珍しく他の著者と話す機会がありました。

著者同士の交流は意外と少ないものですが、今回は偶然良い機会に恵まれました。他の著者がどのように本を執筆しているのか気になり、色々と聞いてみました。

その結果、非常に興味深い執筆方法があることを知りました。本日は、その中から特に印象に残ったことをお伝えします。

自分の作業時間を正確に見積もる

例えば、1時間に1,000字書ける人がいるとします。その場合、5万字の本を書くには50時間かかると計算できます。こうして1時間あたりの執筆速度を把握することで、どのくらいの時間が必要かを見積もることができます。

有名な作家であれば、1ヶ月に何冊出版できるかも予測可能。逆に、100時間以上かかる人は、それほど多くの本を執筆することが難しくなります。私自身も無意識のうちに、こうした時間管理を行っていました。

例えば、「コトバノチカラ」というブログを運営し、ランチに関する記事を書いています。出勤前に記事を執筆し、写真を掲載し、感想をまとめることが習慣になっています。

8時半に勤務開始する場合。8時から執筆を始め、8時20分までに書き終えるようにしています。このように、ブログ執筆にかかる時間を事前に把握することで、1日のスケジュールを効率よく組み立てることができます。

また、1ヶ月分のブログ記事を予約投稿することもあり、その作業には約20分かかります。このような単純作業の際、私はTVerでテレビを観ながら進めることが多いです。

番組選びにもこだわり、集中せずに楽しめる内容のものを選びます。例えば、歌番組やスポーツ中継など。ドラマやドキュメンタリーのように没頭してしまうものは避け、作業に支障が出ないよう工夫しています。こうすることで、時間を有効活用できます。

インプットし続ける

もう1つ、大切だと感じたのは、インプットの重要性。今回話を聞いた著者は、現在もライティングのゼミや講座に積極的に参加していました。すでに本を出版している作家でありながら、学び続ける姿勢には感銘を受けました。

私自身も今年、編集・ライター講座に参加しましたが、その継続には勇気が必要でした。この経験を通じて、今後も学びを続けていきたいと強く感じました。

出版社との相性を考える

出版社との相性の重要性についても考えさせられました。私も経験がありますが、出版社に企画を持ち込んでも断られることは珍しくありません。その理由の1つが編集者との相性。

編集者が企画を社内で通すためには、その編集者自身が納得していることが不可欠です。もう1つの理由は、出版社自体との相性。自分の本のテーマが、その出版社の得意分野と合っているかが大きなポイントになります。

例えば、「ありのままの私を好きになる366の質問」という本は、最初に持ち込んだ3社すべてに断られました。ベストセラーを出していて、付き合いのある出版社でしたが、企画が通らないことがあります。しかし、出版社を変え、再度編集者に提案したところ、無事に出版することができました。

この話を聞きながら、自分がこれまでやってきたことは間違っていなかったと再確認しました。同時に、より多くのインプットを意識し、人の話を聞くことの重要性を改めて実感しました。

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