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人生を変えたいなら歩けばいい!

最近、心が疲れることが多く、考えなければならないことが山積みで、気づけば疲弊していることがあります。

そんなときこそ、いつも通りの生活を送ることが大切。悪いことにとらわれて悩み続けると、心身ともに消耗してしまいます。特に、食欲がなくなったり、眠れなくなったりすると、さらに悪循環に陥ります。

私が心がけているのは、歩くことや走ること。毎朝、歩いたり走ったりすることで、嫌なことがあっても心がすっきりします。そんな中で、興味深い本を読んだので紹介します。

池田光史「歩く マジで人生が変わる習慣」

タイトルは『歩く マジで人生が変わる習慣』。著者は池田光史さん。経済ジャーナリストを務める方です。本書は、「歩くこと」に焦点を当て、さまざまな調査をもとにまとめられています。

最初に印象的だったのが、著名人の名言。例えば、アメリカ第2代大統領ジョン・アダムズは、「睡眠と歩くことは削ってはいけない」と述べています。睡眠はもちろん、歩くことも心身の健康に不可欠です。

歩きながら会議をする

また、海外企業の取り組みも興味深かったです。例えば、メタ(旧Facebook)の本社には、屋上にウォーキングコースが設置されています。さらに、かつてジャック・ドーシー氏(Twitter最高経営責任者検索結果)が経営していた会社では、アメリカにあるガンジーの銅像から会社の本社に向かうまで歩きながらの会議が行われていました。「ガンジー散歩」と呼ばれたいたそうです。

皇居を歩きながら会議してはどうか

この話を聞いて、会議のあり方を見直す必要があると感じました。対面の会議はオンラインよりも感情や雰囲気をつかみやすいと言われますが、会議室に閉じこもるのではなく、外を歩きながら話し合うのも有効ではないでしょうか。

実際、私は以前、会社で「皇居を歩きながらのディスカッション」を提案したことがあります。皇居の周回コースは約5km。2周すれば1時間程度になり、ちょうど良い会議の時間になります。

どれくらい歩けばいいのか

本書では、「どの程度歩くとよいか」についても触れていました。週に3回、40分ほど自然の多い場所を歩くとよいそうです。また、万歩計の話も興味深く、1日1万歩という目標は、実は万歩計を販売する企業によって広められたという背景があるとのこと。最近の研究では、1日8,000歩でも十分な健康効果があると言われています。

日本人はよく歩いている

世界各国の1日あたりの平均歩数を調査したデータも紹介されていました。日本は世界で4位と、比較的よく歩く国です。その理由として、公共交通機関の発達が挙げられています。移動の際に自然と歩く機会が増えるため、歩数が多くなるのです。一方、車社会の国では歩数が少なくなりがちです。

この本を読んで、歩くことの重要性を改めて実感しました。歩くことで脳が刺激され、発想力も高まります。日常生活に歩く習慣を取り入れることで、心身の健康を保ち、より良い人生につながるのではないでしょうか。

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