あの任天堂が株式分割!株式分割とは?メリット・デメリットも解説
こんにちは。株好きFPのかたやま りえです。
先日、あの任天堂が株式分割の発表をしました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZMSZ979740DQ2A510C2000000/
10分の1分割なので、これまで570万円ないと株主になれなかったのですが、7月からは、約570,000円で株主になれると言う驚きのニュースでした。やっと任天堂さまの株が庶民の手にも届くようになります!Twitterで喜びのツイートをしたところ、
「これってどういうこと?」と聞かれたので、改めて株式分割とは何か、メリットとデメリットについてお話しします。
株式分割とは?
名前の通り株式を分割することです。例えば、10,000株の株式を発行してる上場企業があって、1株あたりの株価が1,000円の場合で考えてみましょう。その株の1株を、2分の1分割にした場合、株数は20,000株になり、株価は500円になるということです。
通常、株は100株単位で買いますので、株価1,000円で200株保有している場合は、株式分割が行われると取得単価は500円で400株保有していることになります。
株式分割のメリットは?
・1株あたりの株価が下がるので、株が買いやすくなり株主数が増える
・発行株数などが増えることで、流動性が高くなる
→流動性がないと買いたいときに買えない、売りたいときに売れないという現象がおきますがそのようなことがなくなります。
・分割の発表直後は、買う人か増えると推測されるのでポジティブに受け止められ、株価が上がりやすい
これらが主なメリットです。
一応、東証では、株価が5000円程度になれば株式分割をすることを推奨していますが、ファーストリテイリング(ユニクロ)も約600万近くないと買えません。無視している企業も多いです。
また、スタンダード市場やグロース市場にいる企業は、プライム市場を目指していることも多いです。プライム市場に市場替えの条件には、株主数も条件に入ってきますので、プライム市場へ市場替えするために株式分割をする新興企業も多いです。
株式分割のデメリットは?
・株式分割直後は株価が下落する要因にもなる。
→例えば、全部売りたくないけど、一部手放したいなどと考える人にとっては、単元株あたりの株価は安くなり、売却しやすくなるので株価下落の要因となります。
・今まで買いたくても買えなかった投資家が売買することで、投機的な動きになってしまう可能性もある
→ファーストリテイリングなどが株式分割をしない理由は、このようなことからとも言われています。
まとめ
株式分割とは、1株を分割するので、発行株数が増え、1単元の株価も安くなります。
メリットは、なんと言っても株が買いやすくなることです。発表直後は、ポジティブに受け止められるので、株価は上昇しやすいです。しかし、分割後は、一部売却したい人にとっては売りやすくなるので、株価の下落要因にもなります。
デメリットは、一時的な下落要因や、投機的な値動きになる懸念はあることです。
それでも、私たち個人投資家にとってはうれしいニュースです。
任天堂も100株で60万円近くで買えるようになるとはいえ、まだまだ高いです。でも、LINE証券やSBIネオモバイル証券など、1株で買えるようなスマホ証券であれば、かなり手が届きやすくなりますね!
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