神様の世界史 ユダヤ人達が初めてやった事
こんにちは、ファーティマ松本です。
皆様お元気でしょうか。
2025年初めてのnoteです。
今年もどうぞよろしくお願いします。
前回までは、預言者ムハンマドさん(平安あれ)が天国に招待された話をしました。
今回からは、やっとこさ、ユダヤ人達のその後について書いていこうと思います。
ユダヤの民は、エジプトで何世代にも渡って奴隷として生きてきました。
しかし、ムーサさん(平安あれ)が彼らを連れ出してくれた為、奴隷という地位から開放されました。
また、ファラオ王は紅海に飲み込まれて亡くなった為に、恐れるべき敵もいなくなりました。
有難すぎる展開です。
彼らが紅海を歩いて逃げている時、2つに分かれた海は山のように大きかったそうです。
そんな山のように大きな海の間を歩いた人達なんて、人類史上彼らだけ。
なおかつ、渡りきった彼らは、眼の前でファラオ王とその軍隊が海に飲まれて行くのを目の当たりにしたのですから、神様への畏敬と感謝で心は溢れんばかりだったことでしょう。
ではその後、紅海の反対側(エジプト側から見たら現在のサウジアラビア側)に
やってきた彼らは何をしたでしょうか。
「無事に渡れたあー、良かった良かった」と思ったのも束の間。
彼らはその地で、人々が偶像を拝んでいるのを見つけるのでした。
そして、なんと!
「あー、いいなあ、私達もああいうことがしたい。」
と思い、預言者ムーサさん(平安あれ)にこう頼むのでした。
「ムーサよ、私達にもああいうのを作ってくれ。」と。
それに対し、ムーサさんはめちゃめちゃ怒りました。
そりゃあ、そうですよね。
ユダヤの人々は、他の人達が見たこともないような奇跡を、自分たちの眼の前で見ている。
神様の偉大なるお力を実際に経験し、奴隷の立場からも開放してもらえたのです。
にも関わらず、
神様ではなく、「自分達の手で作る偶像を拝みたい」と言い出したのです。
その事は、クルアーンでこのように書かれています。
「われはイスラエルの子孫に海を渡らせた。
かれらはある偶像に仕えているある民族のところに来た。
かれらは言った。
「ムーサーよ、かれらが持っている神々のような一柱の神をわたしたちに置いてくれ」。
かれは言った。
「本当にあなたがたは無知の民である。
本当にこれらのものが奉じているものは滅び、またかれらの行うことも無益である。」
かれは言った。
「わたしはあなたがたのためアッラーの外に神を求めようか。
かれ(アッラー)は諸民族の上にあなたがたを優遇されているではないか。」
(クルアーン7:138〜139)
上記の「優遇されている」という表現が目を引きます。
クルアーンには神様がユダヤの民を優遇したという記述がいくつもあります。
これは、決して「神様がユダヤ人だけを特別に愛している」という意味ではありません。
しかしながら、
確かに彼らが優遇されていた点は、いくつかあります。
まず第一に、神様は彼らに数多くの預言者を遣わしました。
それもかなり位の高い預言者ばかりです。
そんな預言者を通じて、神様は彼らにこの人生を正しく生きるための指針を何度も示してくださいました。
その指針に従えば、来世においても安泰が約束されるという点で、彼らは本当に恵まれていたのです。
では、なぜユダヤの民には特に多くの預言者が送られたのでしょうか?
これについては複雑なテーマなので、またいつかお話しできたらと思います。
ただ、ここで覚えておいてほしいのは、彼らが預言者イブラヒーム(アブラハム)の子孫であるという点です。
イブラヒームの息子イスハーク、その息子ヤーコーブ、そしてユーセフと、非常に高い地位の預言者たちの血筋に連なっています。
つまり、彼らは唯一神を信仰する「唯一神教」の人々だったのです。
しかしながら、ムーサさんはこう語っています:
「ムーサーはその民に言った。
『アッラーの御助けを祈り、耐え忍べ。本当に大地はアッラーのもの。かれは御好みになるしもべたちにこれを継がせる。最後は(主に対し)義務を果たす者に帰するのである。』」
(クルアーン7−128)
この言葉が示すのは、ユダヤ人だからといって永遠に優遇されるわけではない、ということです。
神様は、「義務を果たす者」に大地を継がせるとされています。
唯一無二の神様が示される正しい道を歩んでいたとしても、もし、いつの日、
その道から外れ、神様以外のものを拝みだしたりなどしたら、
今まで優遇されていたのなど、嘘のようになる。
アッラーの恩恵は、啓示を受け、それに従う者に与えられるものです。
それは血統や民族による特権ではありません。
実際、クルアーンでは他の民族や共同体にも啓示が与えられ、恩恵を受けたことが述べられています。
紅海を渡ったあとのユダヤの人々が最初にした事、それは、、
神様以外の物を拝みたいとムーサさんにお願いをした事です。
これって、結構なヤバさですよね。
でもこれだけでは終わりません。
彼らの話は、もっともっとたくさんありますので、乞うご期待。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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