今の社会では自然体でいるのが難しい
いつもサロンnoteを見てくださる皆様ありがとうございます、夢波サロンでオーナーをしています声優ブロガーの幸田夢波です!
今期は「自然」というテーマでお送りしているサロンnote、メンバーさんの色々な「自然」を垣間見れました。
このきくちさんの記事見て羨ましくなって、このあと高尾山登りました笑
大自然の中で元気に生活しているなべちゃん(わたなべさん)は今回も文才が爆発していました。そういえば昨日ミーティングの時にムカデに刺されたって言ってたなぁ。自然は良いことばかりではない。大丈夫かな。
私も大好きな曲とともにハワイの旅行の思い出を語ってくれたにぃさん。早く海外行けるようになればいいのにね。
自然をテーマに、日本、海外、森、海、宇宙の5つの題材で映画を紹介してくれたポツちゃん(ポツネンさん)。全部面白そうで観たいと思ったのにアマプラに一つもなくて泣いた。
最近クロスバイクを手に入れて乗り回してるダルスは素敵な空をたくさん載っけてくれてました。
爽やかな内容が多いけど、やっぱりみんな自然に対する捉え方が少しずつ違うなと思います。
言葉の捉え方は人それぞれで、単語から思い浮かべることはその人によって違うのはもちろん、その時々でも違うでしょう。
それが私はとても愛おしいと思います。人間だなって感じる。
私が今もっと心穏やかで平和な気持ちだったら、みんなみたいに思わず深呼吸しそうになる「自然」を思い浮かべられたのだけど、今回「自然」と聞いて私が思い浮かべたのは「あ〜もっと自然体で生きてぇなぁ。世の中窮屈すぎんのよ。」ということでした。絶賛荒んでおります。一人だけ鬱の森でごめん笑
でもこれ感じてるの私だけじゃないと思う。
特に最近、私の普段の仲良したちはどんどん発信が少なくなり、「アイツ元気にしてるかな、、」と心配になることが多いです。
辛いことは何も起きてないのに毎日が辛く感じた理由はTwitterだった
最近Twitterを開ける時間に1日10分まで、という制限をかけました。
Twitter開いたらストップウォッチを回して…なんて原始的なことをしなくてもiPhoneのScreen Timeというものを使うと10分経った時に勝手にTwitter開けなくなります。(iPhoneすげい)
かっこいいからiPhoneの設定英語にしてるのは見なかったことにしてください。
スクリーンセーブしてもちょっとだけ延長したりはできます。毎日ちょっとだけ延長しちゃうけど、それでもTwitter開いてる時間がかなり短くなりました。
ある時ね、「なんで私生活で辛いこと何も起きてないのにこんなに気分が沈んで、周りの人がみんな怖い人に感じるんだろう」って思ったんですよ。
よくよく考えてみたらTwitterなんじゃないかと思ったわけです。そういえば今日、Twitterで嫌なもの見たな、あれ昨日も見たわ、いやもう毎日見てる気がする…みたいな。
結構前からTwitterの嫌な側面も見えてきていたけれど、最近コロナでTwitter界隈の治安がさらに悪くなったように感じます。
みんなストレスたまってて当たりどころを探しているのかしら…
オリンピックでは開会式の演出からラーメンズ小林賢太郎さんが引きずりおろされ、動画内の発言でDaiGoさんが炎上し、それに対する所見を動画で話したロンブー淳さんがさらに炎上し、雨上がり決死隊の解散番組が流れたら宮迫さんを叩くコメントで溢れ…
そんなに聖人君子が好きですか?
あなたはこれまで一度も人を傷つけずに、失敗せずに生きてきたのでしょうか?
一度間違えたらもう一生取り返しはつかなくて、永久に追放されなくてはいけないのでしょうか?
…と、そんなことを考えてしまっていました。
ちなみに私は今まで失敗だらけです。人を傷つけるようなこともたくさん言ってきてしまっています。Twitterだって過去を遡れば今の私が「なんでこんなことわざわざTwitterに書いたんやろ」って思うツイートいっぱいあると思う。
よく「他人の心の中の声が全部聞こえてしまう超能力」を手に入れた主人公が、あちらこちらから心の声が聞こえて「うわぁああああああ(発狂)」ってなる描写があるけど、今のTwitterってそんな感じじゃね?と思いました。
スクリーンセーブしてから少しずつ私の日々に平和が戻ってきています。
特に役者界隈は「この人だったらどう考えるか?」ということを常に考えて役作りをするのが仕事なので、今のこういう世の中で他人の心の声がだらだら流れてきたら発狂するのは当たり前のことなんじゃないかと思います。
敢えて情報から離れるというのがほんとに大事ですね。実感しました。
自分が好きなことを「呟ける」プラットフォームだったはずのTwitterは、いつの間にか、世間に監視されながら正しいことを言わなくてはいけないプラットフォームに変わってしまった気がします。
昨日も少しメンバーさんたちと話したけど、「Twitterで最近なに呟いたらいいかわからない」って言ってましたね笑
いつだって発信者は受信者が喜ぶコンテンツを作りたい
ここで少しDaiGoさん、ロンブー淳さんの炎上の話に戻りたいと思います。
どちらも内容を肯定するわけではないのですが、DaiGoさんってもともとすごく世間の流れに敏感で、事件が起きたら「犯人の心理を解説」みたいな動画をよく出してたと思うんですよね。(これにも賛否あると思いますが)
ロンブー淳さんのチャンネルも見ていますが、いつもニュースにコメントしたりしていて、時代の流れに敏感な方だと思います。(ニュースとかにコメントするのって鬼難しいよね)
DaiGoさんの炎上を受けて「そういうばDaiGoさんのパフォーマンスってこんなからくりだったんだよ」っていう話をしていたのが炎上理由ですが、2人に共通しているのは「視聴者が盛り上がる話をしたかった」というところなのではないかと思っています。
悪い言い方をすれば「数字が稼げる内容にしたい」というところ。それを踏み外しすぎちゃったのかな、と。
ネットのニュース記事なんかも同じですね。煽るタイトルをつけたほうがPVが伸びます。
やっぱり好奇心を煽るにはネガティブで煽りっぽいタイトルをつけたりした方が効果的だし、ちょっと「声をひそめちゃうような話」の方が人は食いつくんです。
そしてどちらのチャンネルも炎上原因となった発言は「生配信の中でされたもの」でした。
画面の向こう側の視聴者と相互のコミュニケーションがある生配信では、どうしても「友達と喋ってる感覚」に近くなりやすいと思うし、視聴者もそれを望んでいるように感じます。
それでも「友達と喋ってる感覚」で、ちょっとした悪口を言うと死ぬほど叩かれるわけです。
ロンブー淳さんの内容とかは特に、友達と喋ってるような状況なら「そうなんだ〜」で済むような内容だったと思う。
逆にDaiGoさんの話は友達と話してたらわざわざあんな話しないんじゃないかな、とも思います。
いつの間にかもっと視聴者に喜んでもらえる内容を、数字が稼げる内容を…と追いかけていくうちに、自分を見失ってしまうことがあるんじゃないかな。
内容はどうであれ、みんなが喜んでくれるようなこと(注目が集まるようなこと)をやりたい、というのが発信者の始まりだと思うんです。
自分がやりたいことが第一ではなく、みんなにどう思われるかが第一になってしまう。
こうやってどんどん自然体から離れていく。
信頼できる人たちとのコミュニティの中でなるべく自然体でいたい
自分も小さな発信者なわけですが、じゃぁ自分がもっと自然体でいるためにはどうすればいいんだろうと考えました。自分を見失わず、自分が思ったことあけすけに言えるためには?
そのためには「それが許される場所」があることが必要だと思いました。
そして、自分が本音を言える場所はやっぱりSNSなどの「通りすがりの人と簡単に繋がれる」プラットフォームよりも、「お互いにリスペクトと信頼関係があっての人間関係の上に成り立つコミュニティ」だと思うんですよね。
それが私にとっては今夢波サロンです。
実は2021年9月4日をもって夢波サロンは4周年を迎えます。まじか、そんな経ったのか。
なんとオープンの頃からいてくれるメンバーさんもいるし、数年単位の付き合いになるメンバーさんが結構多いです。
確かに最初はSNSと変わらない出会い方をしているかもしれません。
オンライン上で、サロンの入会ページから入会してきてくれて、その時点では全く知らない人だし、入会したばかりで退会してしまう人も多いです。
それでも残ってくれているメンバーさんとは毎日のようにコミュニケーションをしていて、SNSでは気軽に言えないようなことを話したりしてお互いの考え方とかを共有して、そこに信頼関係があります。
SNSだと気軽に言えないなってことも言えて、例えばそこで失敗したり、間違ったことを言ったとしても、許してもらえるという安心感があります。だからこそバシバシ私は甘えているわけで、いつもサロンメンバーさんにはフォローしてもらってるけど、もちろんサロンメンバーさんたちが困った時は自分だって力を貸したいと思うし、お互いそうやって寄りかかってすくすく育っているコミュニティなんですよね。
気軽に人と話せるようになったSNSは画期的だったけど、やっぱり人間関係ってそんなに簡単に構築できるものじゃないし、自分が自分らしくいられるコミュニティはなかなかSNSみたいなプラットフォームだと作れないんじゃないかなと思いました。
昨日も少し話したんだけど、ほんとに心から、サロンやっててよかった。今自分が発信を続けられるのは発信する前にサロンのみんなに見てもらったり意見もらったりできるからっていうのが大きいと思う。
今後どんどんそういうクローズドな場所が増えていきそうだな、と昨今の炎上騒ぎを見ていて思いました。
どうか私だけでなく、サロンメンバーのみんなにとっても、夢波サロンが安心して発信できる場所、失敗できる場所であってほしいなと思います。
失敗してもちゃんと許してもらえる環境じゃないと、挑戦そのものができなくなってしまいますからね。
テキスト:幸田夢波