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カレーの学校24期、そして名古屋マサラバの発足

もう既に昨年の3月の話になりますが、日本カレー界の超有名人、水野仁輔さんによる「カレーの学校24期」が名古屋で開催されました。東京カリー番長の伊東リーダー、名古屋カレー番長ことガネさんを副講師に迎えての一泊二日の短期集中開催でした。

長時間の座学は腰が辛い
デモンストレーションもあるけどほぼ座学とグループワーク

カレーの学校って、ずっとカレー食ってるわけではなく、カレーに関する講義とグループワーク、デモンストレーションでカレーを作ってくれますが、ほぼ座学です。料理教室だと思ったら大間違いです。
だけど、ここの生徒は全員アタマのネジがどこか変になっている(褒め言葉)ので、カレーや料理に関しては変態(褒め言葉)です。中にはカレー店を経営している、既に間借り営業をやっている、開店準備中なんて人も少なくないのでヤバい人達(褒め言葉)の集まりです。
ところで、カレーの学校を卒業したら得られるものは?と聞かれても、何と答えるのはとても難しいです。カレーの学校に来たらカレーが作れるようになるということでは決してありませんし、カレーの学校に来てしまう時点でそれなりにイ○レている(褒め言葉)自分を自覚するためとか、生き別れになった部族の仲間を探しに来たとか、水野仁輔が好きすぎるからとか、理由は何かあると思いますが、結果に関してはよく分かりませんが、自分の変態度をセーブしなくて良い仲間は増えました。

さてさて、今までnoteに書いて来たように、私はとりわけカレーだけに特化した人間ではありませんが、どこに行っても、仲間は変態ばかりです。
例えば、BBQ仲間の家飲みで何か作って食べるかーってなった時には毎回、毎回こうなっちゃいます。

お盆の田舎の婆ちゃん家だって今どきこんなに作らんでしょう。ってなことをやってるのは自分達くらいなものでしょうなと思ってました。
それが、カレーの学校の卒業生を含む名古屋のカレー仲間の食事会だとこんな感じです。

ベンガル料理教室の復習会

ジャンルは違いますけど、結局一緒やん!変態の行き着くレベル一緒やん!ってなるわけです。

東京では最近まで水野仁輔さんのカレー研究室、通称「ルーム」という拠点があって、現在は水野さんがそこを引き払ってしまったので、東京の卒業生達が新たな「ルーム」を探しているそうですが、それまでは卒業生がそこでいろいろな活動をしていたんですね。

我々地方民からすると、東京はいつも水野さんがいて、ルーム使った活動ができてズリーなー(羨ましいなー)と思っていましたが、その反面、東京はまああかん、これからのイニシアティブは名古屋に決まっとるでよ、でらうみゃーカレーぎょうさんあるんだもんでという思いもありまして(ちなみに私は福岡出身です。)、名古屋でも「ルーム」に負けない活動をやっていこうということになりまして、24期の仲間の1人がマンションの一室で週末カフェ営業をしている場所を拠点として使っても良いとお申し出いただいたのもあり、「名古屋マサラバ」が発足することになりました。

チャパティでカレーを食べる会
南インドの朝食ティファンを食べる会
今後何をするか決める会なのに料理がガチ(平日夜)
映画「シェフ」の料理を再現する会
ベニエ

と、まあいろいろやって来ました。

先日名古屋で開催された料理教室の後の雑談で水野仁輔さんがこのように言っておられました。
「何の活動にしても、自分が最後の一人になってもやるっていう情熱がある人がいないと続かない。あーしたいね、こうしたいね、って話は楽しいけど、実際に動く人がいないと永遠に実現しない。新しい東京のルームも水野は手を引いたけど、そういう人が出てくればまた復活するんじゃないかな?」

これまで何人も転勤や海外出張などの理由でイニシアティブを取っていた人が名古屋から離れましたが、自然と難なくカレー仲間の会が続いてきました。
そもそもが、名古屋のカレー教室だったりカレー屋さんやカレーイベントで偶然出会った人達があれ?この間の○○にもいらっしゃいましたよね?みたいなコミュニケーションでごく自然に集まって出来たコミュニティだから地盤が強いんです。

情熱には温度差があるかもしれないけど、名古屋は大丈夫ですよと、私はこっそり水野さんに向かって呟いたのでした。

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