見出し画像

闇バイトと親を頼れない若者たちの関係性

こんにちは。
夢の宝箱広報委員会です🕊

今回は「闇バイト」問題について
執筆してみたいと思います。

最近ニュースでよく耳にする「闇バイト」
特に今年8月頃から首都圏を中心に増加しているそうです…。

そして闇バイトは若者を標的にすることが多く、
親を頼れない―社会的養護に関わる若者たちが巻き込まれるケースも少なくありません。

私たち自身はもちろん、自分の大切な人、そしてこれからの未来を担う若者たちが誰1人としてこのような事件に巻き込まれることがないよう、この記事が多くの人の防波堤になればと思います。


1.社会的養護の背景と闇バイト問題の関係性

日本の社会的養護制度は、家庭環境に課題を抱えている子どもたちが安全に成長できるよう支援する重要な役割を果たしています。

闇バイトは高額な報酬を示唆して若者を誘い込む犯罪行為。

社会的養護を離れた若者がなぜ闇バイトに関わりやすいのか、
そしてその背景と課題​​を掘り下げます。

2.社会的養護に関わる若者の現状

社会的養護のもとで育った子どもたちは原則として満18歳になると施設を離れ、自立を求められます。

そのような環境下にいる若者たちが抱える問題は…

①経済的困難

社会的養護を離れた若者の多くは、十分な貯蓄や家族のサポートを持たない状態で自立を迫られます。
そのような中で「高額な報酬を得られる」という闇バイトは彼らの誘惑となり正しい判断を鈍らせることがあります。

②社会的孤立

施設や里親から離れた若者は、家庭的な支えを欠いたまま社会全体ができることが一般的です。
孤独感や居場所のなさは精神的な不安定さを、多様な形でつながりを求める中で、犯罪グループに接触するリスクもあります。

③情報リテラシーの不足

多くの若者がスマートフォンやインターネットを利用して仕事を探していますが、情報リテラシーが不足している場合、怪しい求人広告だという判断が難しく、気軽に応募してしまうケースがあります。
特に、闇バイトはSNSやメッセージアプリ賢く使っていることも、巻き込まれる要因の1つです。

3.闇バイトに誘惑するプロセスとその影響

①勧誘の手口

闇バイトは、高額な報酬や一時での収入を強調し、生活に窮している若者をターゲットにします。
そして徐々に犯罪行為までエスカレートさせる手口が一般的です。

②精神的・社会的影響

闇バイトに関与した若者は、犯罪行為に加担することで強い罪悪感を抱き、社会復帰が困難になることがあります。
さらに、被害者となる場合もあり、暴力や金銭トラブルに巻き込まれることも報告されています。

③辞めるのが難しい

闇バイトに関与すると、危険迫害や報復を恐れて辞められなくなる若者もいます。

4.社会的支援と予防策の提言

①社会的養護の延長支援

今年施行された児童福祉法改正に伴い児童養護施設等の支援を受けられる年齢上限が撤廃されました。
しかし施設のスタッフ人員や部屋数など様々な現場の状況を考えると現行の18歳で卒業するシステムを変えるのことが困難であることは明白です。

そこで児童養護施設のほかに、社会的養護を離れた後も20代半ば―社会生活がある程度安定するまで継続してサポートを受けられる仕組みが必要です。

経済的支援に加え、就職活動や生活スキルを学ぶ機会を提供できる場所。
このような支援を私たちNPO法人夢の宝箱は実施しています。

②情報リテラシー教育の強化

若者が怪しい求人に気づけるよう、教育現場や施設等で情報リテラシー教育を強化する必要があります。

具体的には、SNSの安全な使い方や慎重な求人の見分け方を指導する機会を設けることが必要です。

これは社会的養護に関わる若者だけではなく、全ての若者に必要な教育でもあるでしょう。

③居場所づくり

社会的養護を離れた若者が孤立しない居場所も大切です。

地域やオンラインでの支援コミュニティを構築することで、彼らにとって「頼れる大人」という存在が近くにいる環境を作ります。

④闇バイトの根絶に向けた社会の取り組み

じっくりな求人広告の取り締まりを強化するため、政府とテクノロジー企業が連携し、闇バイトの温床となるSNSやサイトを監視する仕組みを構築すべきかもしれません。

正直この分野に関しては無知な部分が多いですが…

彼らの精神的な傷や恐怖を癒すためにも、被害者を支援する専門機関の充実及び拡充していくことも必要かもしれません。

5.若者の可能性を守る

社会的養護を離れた若者が闇バイトに関与する背景には、

  • 経済的な困難

  • 孤立感

  • 情報リテラシーの不足

といった複合的な問題が横たわっています。

社会全体が連携し、若者の可能性を守ることのできる社会を目指していきたいです。


NPO法人夢の宝箱では全国で若者のセーフティネットを作ることで、支援から零れる若者の根絶を目指しています。

ご負担のない限りで活動にジョインしたい内容がございましたら、ぜひ皆さまのお力添えをいただけますと幸いです。

\夢の宝箱が広げる支援の輪/
①夢の宝箱note・各種SNSのフォロー&拡散
②夢の宝箱会員になり、経済的援助をする
③支援員やボランティアとして活動に参加する
④寄付・寄贈をする

詳細はこちら

最後までお読みいただき
ありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!

NPO法人 夢の宝箱
よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは当社の活動費に充てさせていただきます!