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オレンジリボン運動とは?2024年の取組とできること

こんにちは。
夢の宝箱広報委員会です🕊

皆さん、11月はある「月間」として
定められていることをご存知でしょうか?
(ちなみに10月は「里親月間」でしたね)

それは・・・
「オレンジリボン運動」月間です!

「オレンジリボンって何?」
「どこかで聞いたことがあるかも…」
「オレンジリボン持ってるよ!」
など・・・
リアクションは様々にあるかと思います。

今回はこのオレンジリボン運動について、正しく理解し、今後のアクションに繋がるよう、記事にまとめてみました!


1.オレンジリボン運動とは?

オレンジリボン運動は、子ども虐待を防止を目的に広がっている全国的な啓発運動です。

その象徴である「オレンジリボン」は、虐待のない社会を目指す人々の連帯のシンボルとなっています。

2004年にNPO法人「児童虐待防止全国ネットワーク」が正式に開始し、以後、11月の「児童虐待防止推進月間」を中心に、多くの自治体や団体が取り組みを展開しています。

シンボルとなっている「オレンジリボン」

また、オレンジリボン運動は、次の3つの目標を掲げています。

  1. 子ども虐待の現状や予防策について、社会全体の認識を高める。

  2. 虐待を受けた子どもやその家族を支援する体制を強化する。

  3. 子どもが健やかに育つための地域社会の絆を深める。

特に現在、日本では児童相談所への虐待相談件数が増加傾向にあり、運動の重要性が年々高まっています。

2.オレンジリボン運動はいつから始まったのか?

オレンジリボン運動は、栃木県小山市で起きた事件をきっかけに誕生しました。

2004年、同市内で父親の友人によって3歳と4歳になる2人の兄弟が虐待死するという痛ましい事件が発生しました。

この事件を受けて翌年、「子どもを虐待から守るために何かできないか」という思いから、栃木県小山市の「カンガルーOYAMA」が子ども虐待防止を目指して「オレンジリボンキャンペーン」をスタートさせました。

その後、この運動は全国的に広がり、現在では自治体、企業、教育機関、さらには一般市民にも深く根付くようになったのです。

💡なぜ「オレンジ」なのか?
「未来が太陽のように明るく、暖かくあるように」という願いを込めてオレンジ色を採用。 また「虐待を受けた子どもたちが幸せになりますように。あなたを見守り支えていますよ」という気持ちも込められているそうです。

https://www.orip.jp/content/62

3.2024年の活動

2024年のオレンジリボン運動では、特に「デジタル時代の子どもの安全」に焦点を当てた活動が行われました。

スマートフォンやインターネットの普及により、ネット上でのいじめや有害情報への接触が、現代の新たな「虐待」の形として問題視されています。

この課題に対応するため、以下のような取り組みが実施されました。

①オンラインセミナーや講演会の開催

子どもが安心してデジタル社会に接するための知識を広めるセミナーが全国で開催されました。
親子で学べるプログラムや、学校教育との連携が進められています。

②SNSを活用した啓発活動

InstagramやX(旧Twitter)を通じて、虐待に関する正しい知識や、サポートを求める方法について情報発信が行われています。
特に若い世代がアクセスしやすい形での発信に重点が置かれました。

③地域イベントの充実

各地で行われる「オレンジリボンウォーク」や、子どもたちが主体的に参加できるワークショップが増加しており、地域全体での意識向上が図られています。

④法改正への取り組み

虐待防止に向けた法制度の強化を求める声も高まっており、NPOや市民団体が積極的に働きかけています。

4.私たちにできること

私たちが虐待防止のためにできることは何か。
具体的なアクションをいくつか紹介します。

①オレンジリボンを身につける

日常生活でオレンジリボンを身につけることで、虐待防止への意思を表明できます。
またイベントやキャンペーンに積極的に参加することで、活動を広めるきっかけにもなります。

オレンジリボンは鞄に付けることもできます

②周囲の子どもたちに目を向ける

近所や学校などで、子どもの様子に異変を感じた場合は、児童相談所(189)や地域の福祉機関に相談することが大切です。
「気のせいかも」と躊躇せず、専門家に任せる姿勢が重要です。

③啓発活動を広める

SNSやブログなど、自分のメディアを使って情報を発信することで、多くの人に虐待問題の現状や支援の重要性を伝える手助けができます。
例えばこのnote記事も皆さまが日頃使っているSNSやお近くの方への拡散ツールとして使っていただければと思います。

④寄付やボランティアへの参加

私たちのようなNPO法人や団体への寄付は、活動資金として活用されます。また地域イベントや講座の運営サポートなど、これまでの経験や時間を活用して協力する方法もあります。

⑤子どもと良好なコミュニケーションを築く

少しハードルが高いかもしれませんが…
自分の子どもや親戚、近隣の子どもたちと信頼関係を構築することも、虐待予防の第一歩です。
忙しい日々の中でも、子どもの声に耳を傾ける姿勢を意識して過ごすことも重要なことだと思います。

5.子どもたちが安心できる環境を

オレンジリボン運動は、子どもたちが安心して成長できる社会を目指す大切な活動です。

虐待のない未来を実現するためには、社会全体での取り組みが必要不可欠。私たち一人ひとりができることは小さいですが、多くの人が協力し合うことで子どもたちに明るい未来を届けることができると信じます。


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