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定年退職して分かったサラリーマンの3大メリット!

サラリーマンをしていたころは、一日も早くこの日常から逃れたいと思っていた。
おそらく多くのサラリーマンが、一度は同じような感情を抱いた経験を持っているはずだ。
仕事をしていて矛盾を感じ、ストレスを抱えた経験も一度や二度ではない。
ノルマという大きな目標が山のように立ち塞がり、もがき苦しんだ経験もある。
こんな時は、なぜサラリーマンという道を選んだのだろうと悔やんだりもした。


隠居生活だから分かるサラリーマンの利点は?

人生に正解はないというのが私の持論だ。
苦しみながら歩んだ人生の道も振り返ると美しく見えるものだ。

同じ道を歩いている時は目に入らなかったことも違う道を歩くうちに分かってきたりするが、それは道を変えたことで視点が変わるからなのだろう。
今回は隠居生活の視点から見た、良きサラリーマンのメリットを探った。

会社が提供してくれる人生の必需品とは?

朝早く起きてまで毎日行かなければならない会社は、私たちに何を提供してくれているのかと考えることなどない。
私たちは生活に必要な収入を得るために会社に行っている。

このような理屈は当然すぎて考える気にもなれないほどだ。
しかし定年退職をしてからふと思ったことがある。
会社は給料をくれるだけではなく仕事というやることやオフィスという居場所を提供してくれているんだと言うことをだ。

仕事をしに行っているのだから当たり前だと思っていたことが、いざ退職をしてみると随分恵まれていたことに思えてならなかった。
何故なら退職後の第二の人生では、自分でやることや居場所も見つけなければならなかったからだ。

その二つは決して簡単なことではなかった。
定年退職後の居場所が家(母屋)にないと思っていた私は、納屋を改修して準備したほどだ。
前回書いたようにそれには数百万円の予算がかかったが、今でも居場所を準備していて正解だったと思っている。

私がサラリーマンで50代前半だったある日、辞令が出た。
勤めていた会社で新規事業立ち上げのための人事異動だったが、私に下された辞令はその事業のチームリーダーだった。

最初の仕事は店舗兼事務所を新築することだったが、当然予算も会社負担だ。
その立ち上げ予算も事業の経費から賄ったが、今思えば会社の予算で自分たちの居場所を作ってもらっていたのだ。
仕事としては当然なのだが、それがサラリーマンと個人の差だ。

やることや居場所を提供して頂いて、更に給料を頂けるのがサラリーマンだ。

コスパ最強のサラリーマンとは?

コスパとは最近の若者がよく使う言葉だ。
費用対効果で、時に労働対価など広い意味でも使われているようだ。

私が定年退職後に始めたYouTubeやブログなどは、アドセンスなどで収益にも繋がっていた。
しかし収益として考えるとどれも赤字であったことは間違いない。

例えば旅系のYouTubeを発信していた時は、旅の予算まで賄える収益にはほど遠かった。
もちろんブログも同じことだ。
このNoteも時間をかけてコツコツ書いているが、有料Noteがどんどん売れるということもない。

そのどれも収益目的で考えるなら費用対効果は最低だ。

ところがそれをサラリーマンに置き換えてみるとどうだろう。
働いた対価として確実に給料が頂けるのだ。
定年退職後にやったことを収益視点で比較すると、サラリーマンのコスパは最強だったと言うことだ。

定年後に契約社員となり給料が下がったとしてもその差は明らかだ。

継続できるのはサラリーマンだから!

定年退職後にやれそうなことを色々やってみたが、継続できていることは少ない。
三日坊主の自覚はあったがこれほど継続することが難しいとも思わなかった。

しかも嫌なことを無理にしているわけではない。
苦にならないことや、好きだと思っていたことをやっていたにも関わらず継続できないのだ。

サラリーマン人生を送った私も何度か転職している。
しかし自己都合の退職ではない。
倒産などで仕方なく退職を余儀なくされただけだ。

文頭でも書いたが、辞めたくなったことも少なくない。
しかし無理をしてでも辞めずに継続できたのはサラリーマンだったからだろう。

仕事のモチベーションも組織に管理されているから保てるのだ。
おまけに社会との繋がりや仲間までも用意されているのがサラリーマンだが、そのことも継続できる理由になっているに違いない。

もし三日坊主で飽き性な私がサラリーマンでなければ、どんな人生なっていたことだろうかと振り返った次第だ。

隠居生活の視点でこれまでの人生を振り返ると、サラリーマンには多くのメリットがあったことに気付いたと言うわけだ。

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