開閉式網戸一体型シェード【車中泊用】
以前に高機能窓シェードと題して換気扇付きシェードのDIYを紹介したが、今回は網戸付きの開閉型シェードを紹介する。
換気扇付きを自作するのは少し億劫だと思う方にお勧めの車中泊用窓シェードだ。
私も手先が不器用なので手作りのクオリティは低いが機能は満足できるものだった。
今の季節に持って来いの自作窓シェード
車中泊している時に体温などで車内の温度が上がり、車内が暑いと感じたとき車外の空気を車内に取り入れるためのシェードを手作りしたことがある。
使い勝手は悪くなく快適な車中泊ができた。
車中泊シェードに求める機能
これを作るまではドアに袋状になった網戸を被せるタイプのものを使っていた。
それは網戸としての機能が欲しかったためだ。
夜車外の空気を取り込もうと窓を開けると虫も同時に入ってくるからだ。
蚊が入って来た時は、その音に悩まされて眠ることすらできなかった。
窓を開けた状態で寝ると防犯上リスクの高い場所もある。
そんなところでは特に、窓を開けていない時はシェードを使って目隠しもしたい。
そこで思いついたのがこの開閉型網戸付きシェードだ。
窓を全開するのではなく半分程度開けて外気を取り込むことができ、涼しくなったら窓を閉めシェードをスライドさせて閉めることもできる。
自作も簡単で誰でも作ることができ、材料も安くその効果を知るとコスパも納得できるものだ。
開閉式雨戸付き窓シェードの作り方
必要な材料は窓3枚分程度の黒色のプラダンと網戸用の黒色防虫網、接着用の両面テープ、黒色の布テープだ。
プラダンはホームセンターで買ったが後は百均にあるだろう。
必要道具はメジャー、カッターナイフ、ハサミ、クリップなどだ。
私はベッド側の窓ではなく、ベッドにしている窓とは反対側の窓に装着するようにした。
先ずプラダンを窓の大きさにカットする。
これまでに同じ窓のシェードを持っていたなら、それを使って赤鉛筆などでラインを引きハサミで切るといいだろう。
この時のポイントはプラダンを縦目方向に使うことだ。
網戸用の穴を開けることになるので横目では強度が保てない。
そして作ってから気付いたのは、穴の形は車の窓の開閉状況を確認して決める方が良かったということだ。
穴を開ける前に一度車の窓にはめ込み、そこで半分程度窓を開けて穴の形を決めるべきだった。
プラダンを窓の大きさにカットした後、今度は網戸用の穴を上部に開ける。
穴の大きさは適当だが上部と中央に桟を残し、窓の半分よりも小さめの穴を開ける。
この時のポイントは開閉用の扉のことを考えながら穴の大きさを決めることだ。
穴を開けた次は網戸を貼る。
網戸は車内から見た時の外側に貼る。
私は百均で買った黒色の防虫網を穴より少し大きめにカットして両面テープで貼り、その上から黒の布テープで押さえた。
網が貼れたら次は開閉用の扉を作る。
扉は網戸穴より少し大きくする。
扉は大きさを決めて切るだけなので難しくはない。
その後は扉に合わせて扉枠を作る。
そしてスライド開閉できるように扉枠をレール状にするため、もう一枚プラダンを少し大きめにカットして貼り付ける。
最後にプラダンのカット面などを布テープによって補強すれば完成だ。
しかしこれだけでは外気が入りにくいので排気用のシェードをもう一つ作る。
網戸を貼るのも作る要領も同じだが、こちらは小さい穴で充分だ。
先ほど作った外気取り込み用網戸付きシェードから風が入るとしたらその風が車内を通って反対側へ抜けるための穴だ。
換気扇付き網戸の場合は吸気用で、今回は排気用になるが同じもので代用できる。
これを作るポイントはドアバイザーで隠れるくらい上部に穴の位置を決めることだ。
DIYというより小学校でしたような工作だ。
使い方と感想
使い方は車内を車中泊モードにしたときに装着し、車内の温度が上がって涼しい外気を取り込みたい時にこれを使う。
エンジンのスイッチを2回押して網戸の下まで窓を開ける。
もちろん排気側も窓を開ける。
下にリンクを貼った参考動画では木の棒を使ってスイッチを押しているが、後に運転席から乗り降りするようになり、運転席シートを前面に倒すので充分手で押せるようになった。
この時私の車はブレーキを踏んでいないのでエンジンが始動することはないが、改造車や海外の車などではエンジンが始動する車もあると聞く。
事故防止のために、ブレーキを踏んでいない時にスイッチを押して始動しないか確認をすることは必須だ。
私は換気扇代わりにこの網戸付近に、クリップ式扇風機を吊り下げて使っている。
風のない日に涼しい風を少しでも多く取り込みたいからだ。
涼しい風を取り込むだけではなく、目隠しシェードとして朝方外の様子を伺う時にも便利に使える。
少しスライドさせればいいだけだ。
この網戸付きシェードが使えるのは夜の外気が涼しい時期だ。
真夏になって夜の最低気温が高くなると外気を入れても涼しいと感じなくなる。
そこでの注意点はこのシェードを過信しないことだ。
外気温が高くなり車内の不快指数が75以上になると効果がなくなり熱中症リスクも高くなる。
使った感想は作ってよかったと思えるものだ。
しかし使用する時は車の窓を半分程度開けなければならないので、防犯上そのつもりで車を置く場所を考えることになった。
このシェードを付けた窓側の横に人が来ないと思われる状況が好ましい。
私は外灯がある公園の駐車場などで一番端に車を駐車するなどに気を配った。
穴を上部に開けたお陰で車内の熱い空気を抜くのには最高だった。
https://note.com/yume_san/n/n0ac4ec6d41b8?magazine_key=md432e307b3fe
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