見出し画像

ただ断捨離するだけでは物足らない!

最近暇があれば売れるものを探しているのはフリマアプリに出品するためだ。
年金生活者にとって収入を得るのは簡単ではない。
少しばかりの小遣いを得るためだけにフリマアプリを使っているのではない。


フリマと第二の人生!

定年退職してしまえばお金を使うこともほとんどなくなる。
人脈が消えれば付き合いで飲みに行くこともなく、承認欲求のためにお金を使うこともない。

しかしたまには旅をしたいと思うこともある。
年金や貯蓄はあくまで生活資金で私の道楽に充てる余裕はない。
これはあくまで私の場合に限ってのことだ。

定年退職後の5年間に使い果たしたへそくりを補充するために始めたフリマアプリだが、今はお金だけのためにやっているのではない。

フリーマーケットアプリとリサイクルショップ

最近、断捨離も兼ねて使わなくなったものをフリマアプリで販売している。
これから始めようと考えている旅の資金集めだ。
フリマアプリを使うことにしたのには理由がある。

使わなくなったものに片を付け、断捨離するだけならリサイクルショップに持ち込む方が手間はかからない。
しかし手間がかからないというだけで小遣い稼ぎには程遠い。
資金調達という側面だけの話ではない。

リサイクルショップと比較してフリマの場合は販売する過程で多くの思考が必要だ。
そして私はその過程を楽しめないかと考えた。
少しでも資金を得たいという気持ちもあるが、フリマには何より脳を動かす切っ掛けがある。

おそらくサラリーマンのころなら、そんな風には考えなかっただろう。
仕事以外の時間は何も考えずにボーッとしていたかったからだ。

しかし定年退職してからは、脳のスイッチを切ることが命取りになると思えてならなかった。
フリマは第二の人生の願ってもない脳を動かすやる気に繋がるものだった。

商品の写真撮影から始まる売るための工夫や、意外と難しい梱包作業などだ。
思考した分だけ収益アップに繋がると思えば楽しめない理由はないはずだ。

第二の人生と家の片付けは切っても切れないほど縁の深いものだ。
しかし定年退職した当初は片付けることだけを考えていた。
長い人生で溜まったものを処分することは心を軽くする手段の一つだと考えていたが、今思えばそれらの片付けを少し違った視点で考えることもできたはずなのだ。

片付けをやっつけ仕事で済まさずに、楽しみながらできたのではないかと思えたのだ。

フリマで売れそうな意外なもの

フリマをやって気付いたことが流行に無知だったことだ。
我々と昭和生まれの年代を一括りにするわけにはいかないが、少なくとも私の周りの同年代は現在の世間とは掛け離れた価値観を持っているようだ。

そのような現在の社会との価値観のずれは、特にフリマで売れそうなものを探している時に気付くことが多い。
家を片付けている最中に可燃ごみで捨てていたものの中には、想像以上に価値があるものも少なくなかったと後で気付いた。

以前、レコードプレイヤーやアンプなどを大手リサイクルショップへ持ち込んだことがある。
その時は愛着がある商品をゴミとして捨てるくらいなら、再利用の可能性があるリサイクルショップへ持ち込む方が片を付けるにしても納得できるだろうと考えていた。

数百円で買い取って頂いたが金額はどうでもよかった。
片を付けることができただけで満足だった。
そして一緒に持って行くことができなかったレコードも、次の機会に同じリサイクルショップに持ち込もうと考えていたのだ。

どうせ私が持っているようなニッチな趣味のレコードなど価値はないと思い込んでいたのだ。
しかしフリマを始めてから調べてみると意外なレコードに価値があることが分かった。
もちろんフリマをやっていなければ知り得なかった知識だ。

それからは例え何であれ調べてから処分することにした。
そして私の物の価値に対する思い込みや先入観は全くあてにならないと知ったのだ。

梱包で使う脳

リサイクルショップへ持ち込む場合は梱包など必要ないのは常識だろう。
しかしフリマ販売に梱包作業は必須だ。
私はこの梱包という作業を甘く見ていた。

実際にやってみると、これほど手間がかかってセンスを問われる作業はないだろうと思えるほどだった。
そして自分の不器用さを思い知ることにも繋がった。

買って頂いた人のことを考えれば、少しでも早く送ってあげたいと考えるのは当然だろうが、最初のうちは梱包を何度もやり直して時間がかかった。

売れた商品に合わせてダンボールを加工し箱を作る作業にも頭を使った。
広告の裏にフリーハンドで箱の展開図を書いたりもしたが、これも意外に難しかった。
立体的な箱を想像しながら平面展開図を書くことは、特に高齢者と言われる我々にとって悪いことではないだろう。

この作業はDIYなどのものづくりと同じで、上手くいけば幸福感にも繋がりそうだ。
フリマで販売するものに大きさや形、重さなどが同じものは二つとないほどだ。

つまりその都度梱包に必要な箱も違うということだ。

最近はフリマアプリに出品する前に箱を作っている。
JWCADを使ってダンボール箱の展開図を書き、カッターナイフや定規などを使って製作すると段々と上手くできるようになってきた。

第二の人生ではどんなことでも楽しむための思考が幸福度を上げてくれるものだ。

フリマも幸福度を上げるひとつの手段だと思えばいい。

#フリマ #フリマアプリ #家の片付け #定年退職 #第二の人生 #断捨離


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?