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下道 1,000キロ ドライブ【車中泊旅】

今日は下道 1,000キロドライブの感想を書こうと思う。
車中泊旅で1,000キロ以上走ることは稀ではない。
しかし最初から1,000キロドライブしようと、予定を立てて車を走らせたのは2度ほどしかない。


ちょうどいい距離が往復1,000キロ

片道500キロは高速道路なら日帰りも可能な距離だ。
実際に多くの人はそんな経験をしているはずだ。
私も自宅がある兵庫県から山口県まで、高速道路を使って日帰りを経験したことがある。
その時はただ山口県で用事を済ますだけの移動だったが、家族も一緒に乗っていたので疲労感だけではなく日帰り旅行としての楽しさもあった。

往復1,000キロという距離は?

初めて1,000キロを意識して下道でドライブしたのは、以前にも絶景を追う車中泊という記事で紹介している車中泊旅だ。
1日の走行距離は300キロから400キロ程度なので、60歳過ぎていても適度な距離に感じた。

兵庫を出発して岡山県広島県、山口県と主に2号線を走り、復路は島根県と鳥取県を通って帰るルートを計画した。
兵庫県から中国地方を一周するルートだった。

計画をしている時、山口県は結構遠くに感じていた。
普通はドライブで行く距離ではない。

いくら定年退職者だとは言っても3日以上家を空けるのは簡単ではない。
それなりに用事が入るからだ。

なぜか私の場合は、10日間海外旅行に出かけると言う方が簡単な気がした。
その期間を占有するための思い切りの差なのかもしれない。
しかしちょっとドライブに行ってくるからと言うには3日が限度だと思っただけだ。

定年退職者の私には3日程度なら何とかなる。
しかしこの頃は頻繁に出かけていたので、予算的には節約しなければならなかった。
その意味もあって車中泊と下道は好都合だった。

しかもひとりドライブとなると運転は疲労感しか残らない気がした。
それも下道を通ることで幾分かは解消されることは分かっていた。

1日300キロが適度というのも、それまでに下道を中心に運転してきた経験で感じていたことだ。

ドライブの予定を立てる時、日帰りできる自宅がある県内や隣接県よりも普段行けない県に行きたいという欲求の方が高かった。
兵庫県に住む私は岡山、鳥取、京都、大阪が隣接県だ。

その県を通り越すと遠くへ来たなという印象が強かった。

更にもう一つ県を超すのだからドライブと言うには遠いが、返ってその遠さがドライブの欲求を高めてくれた。

意識してドライブした1,000キロの感想

一言で1,000キロは遠いというイメージしかなかったが、走ってみるとちょうどいい距離だった。

1,000キロ走ると、これまで行ってなかった有名な観光地へ行くこともできた。
そうかといって無理をして走ったという感じでもない。

西方面に走ったので、次は東へ1,000キロドライブしてみようと予定を立てた。


通過するのは兵庫県から京都府、福井県、石川県、富山県、新潟県、長野県、岐阜県、滋賀県だ。

多くの県をまたぐほど遠くへ行った気がするがこれでも1,000キロだ。

計画を立てるまではまさか新潟県まで入るとは思ってなかった。
新潟県と言っても通るのは糸魚川市くらいだが、それでも感覚的には山口県を凌ぐ距離だ。

サラリーマン時代に新潟には出張で何度か行っているが、そのほとんどは伊丹空港から飛行機を使った。
そんな経験もあり、私にとって新潟は飛行機で行くところというイメージが強かった。

パソコンのグーグルマップで1,000キロの下道ルートを検索してみると、1,000キロは少し上回っていたがその計画でドライブを決行した。
1,000キロドライブも2回目だったので、意識せずに1,000キロ以上を走った時に比べ安心してドライブすることができた。

スマホナビから「80キロ道なりです」といった音声が聞こえても、感覚的に距離感を掴むことができるようになっていた。
最初の頃は80キロと聞くだけで遠く感じ、それまでの運転の疲労感にずしっと重しを載せた感じがしていた。

しかしこの頃は、80キロが約2時間に相当し1日の目標走行距離の4分の1だと感覚的に掴めた。
1,000キロは一人ドライブにしては遠いようにも思ったが、下道を走ることでどこか遠くへ行きたいという欲求は充分満たしてくれた。

いつでも行けそうでなかなか行けないところへ行きたい欲求

1,000キロというドライブが簡単にできるかと言えばそんなこともない。
せっかく計画するのだから気候のいい時期に天気も悪くない日を選びたい。

そうすることで偶然の絶景を見る確率も高くなる。

何でも気になったことはやってみたいくせに、いざやろうとすれば慎重になる性分が日程を決めるところでいつも失敗してきた。

海外ひとり旅でも私にとっては大きな計画を、日程をずらしたせいで2回も直前キャンセルした経験がある。

もちろん車旅でキャンセルはないが、日程を1日ずらしたせいで寒い日になったり悪天候に変わってしまうことはよくあった。

2回目の1,000キロ旅も2日目は悪天候で観光ができなかった。
その時はまた次に来たらいいかと思ったが、リピートすることもなかなかできないでいる。
せっかくなら、次はまだ行っていないところへ行ってみたいと思うからだ。

体調の変化も顕著になったと感じる年齢なので、慎重になり過ぎるとこのようなドライブは敬遠してしまいそうだ。

バイク旅をする友人に聞いてみても、以前は走れた距離は段々と走れなくなっていると言う。
なかなか行けないところへ行きたいという欲求も段々薄れる中で、もう一度やってみたいと思えるのが1,000キロドライブだ。

https://youtu.be/z87ovXLA9GM?si=LsJn_h6EwvJOZqB9

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