渦巻く渦巻き

片方の耳の渦巻きを想い、アンモナイトを空に放つ。
地球の地場が作るカーテンがひらくと、未だ来ぬ夜が明け、距離感は狂う。銀河の形が親指の真ん中に見え、手を振ると渦巻きは螺旋となり、自分の設計図が見える。
宇宙と自分の区別が曖昧になる。

空に消えたアンモナイトは音階となり、響く。
片方の耳はそれを聴く。つむじ風。

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夢蒟蒻
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