【雑】たぬき
今までの人生でじゃんけんがあいこの回数を覚えているか、と向かいに座る初老の男性が突然話しかけてきているけれど、そんなことよりその人の眉毛が気になり、まぁご立派ですね、と返答しようとするも、よく見ると眉毛じゃなくて干し芋なので、意図せず干し芋をねだる形になってしまい、三度の飯より芋が好きなのというキャラ付けにより見事ごまかすと、なにを、干し芋は飯ではないのか、という鋭すぎる指摘に、目から鱗が発生し、二階から目薬をさすも、水を得た魚のように目に住む鱗の主がはしゃぎ回り、コンタクトの換え時を知るにはこうするしかないのかと世間を憂い、そうね、これも一つの風刺。
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