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夢蒟蒻
2023年7月31日 21:30
太陽はいっつもカメラ目線だ。目立ちたがり屋のせいで、妙にぎこちない。もっと自然な振る舞いが出来たらいいのに。ずっとそう思ってた。多分、誰かから指摘されたのだろう。今日はほんの少しだけ、涼しかった。
2023年7月29日 12:10
また閃いた。発明だ。巨大な時計。その針を平たくして少し傾ける。あとはこれを頭数の上に乗せる。そしてさっき作ったこのタイムマシンを使って未来に行けば、時間が高速に進み、針が超スピードで回転して空を飛べるはず。そう思ってやってきた未来では凧揚げが大ブーム。時計プロペラが凧の糸にぐるぐる絡まってしまった。また閃いた。この糸を勢いよく引けば、コマのように回転して、そして、巨大な果物をジ
2023年7月24日 16:12
家を出てから数時間歩き、そこではじめて違和感に気がついた。眼鏡をかけるのを忘れてきている。ほとんどなにも見えていない。酷い近視と乱視なので、普段こんな事は絶対にない。何故だ。そしてここまでどうやって歩いていたのだ。なにより、今どこにいるのだろう。曇りガラスのような風景。ふやけた水彩画のような街中。ぼんやりとも見覚えがないはずのこの視界は、不思議と記憶に存在している気がした。曖昧で不明瞭な
