夜遅くに、誰もいない店で、一人黙々とパフェを口に運んでいると、心の隙間に黒い影がすっと入ってきそうに感じるな‥ (それだけ背徳感に満ちてるってこと) ごちそうさまでした。 大森海岸のand parfaitにて
10月のある日、客も店員も中国人ばかりで日本人がいない、ガヤついた川崎の火鍋屋に入ってしまい、「大変なところに来てしまった」と思いながら私たちは火鍋を食べていた。 麻辣つゆを「中辛」でオーダーしたところ、想定外の超激辛のつゆがなみなみとつがれてしまった。「甘口」にすればよかったと後悔の念にかられながら、真っ赤な鍋の中の羊肉をすくう。店員さんが、汗と涙をだらだらと流していた私たちに気づき、「辛スギル?」と片言の日本語で言ってつゆを薄めてくれた。 そんなとき、なぜか店内のBG
私は、とあるミュージシャンのオタクである。 それが誰であるかは今は敢えて伏せておく。 で、足繁くその現場(=ライブ会場)に通っているのだが、 いつもとある問題に直面する。 「ライブグッズは何を買うべきか」という問題である。 これは界隈を問わず全オタク共通の悩みであろう。 そしてここまでであれば、「そーだよね!ぜーんぶ欲しくなっちゃうよね!」と首がもげるくらい同意してくれる人がたくさんいるに違いない。 そうだ、いつも困る。 なぜなら私は物を減らさなければならないお年頃だか
車石周辺の断崖絶壁から海を見下ろす 今日は太平洋側をめざして花咲灯台へ。有名な国の天然記念物である奇岩「車石」の近辺では眼下に果てしなく広がる水平線が。 有名B級グルメ、エスカロップ せっかくだからグルメもご紹介。ランチは根室名物のエスカロップ。市内のあちこちの店で提供されているが、「どりあん」という地元の有名店でいただく。エスカロップはバターライスに豚カツをのせ、デミグラスソースがかかっている料理だ。 こちらはオリエンタルライスというもの。オリエンタルライスはカレー
北方領土返還運動の最前線、納沙布岬へ 本土最東端、日本で一番最初に朝日が昇る場所である納沙布岬へは根室市街地から車を走らせること40分くらいで到着する。 巨大モニュメント「四島の架け橋」の下では、静かに「祈りの火」が灯されていた。 ここにある資料館には双眼鏡がたくさん備えられていて、無料で見ることができる。レンズの向こう側には、ロシア人の民家や監視塔などの建物がはっきり見える。 この地で感じる異国にはいわゆる異国情緒とは趣が異なる緊張感がある。 北方領土イメージキャラクタ
最果てという響きにとても惹かれる。 なぜかというと「その先」に何があるのかが気になって、先へ先へと行ってみたくなるからだと思う。 実際、最果ての地には驚くような自然があったり、知らない食べ物や暮らしがあったりする。 何もない場合もある。 何もなくても、それはそれでいいものだ。 2024年11月、最果て感を味わうために向かった先は北海道の東端、根室。 最果てといえば北端の稚内だろう、と思っていたのだが、「稚内はけっこう栄えているんだよ、根室のほうが最果て感がある」という知人
突然、文章を書きたくなった。 私はもともとコトバが好きで、文章を書くのが好きだった。 でも最近は、すっかり文章を書くことをやめてしまっていた。 とにかく、自分の思考や感情を表す言葉が出てこないのだ。 私は一応、文章を書かなければならない仕事についている。 それを長い間やっていると、仕事の文章しか書けなくなるのだ。 「失当である」「畢竟独自の見解である」「仮に、百歩譲って・・であるとしても」など業界独自のヘンてこな言葉を日々綴っている。 (同業者なら私がなにを生業としているの