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自然のなかで遊ぶように生きる

子どものエネルギーはすごい

晴れの日
公園に行って木陰のベンチに座り
風に吹かれながら本を読んでいた

聞こえるのは木々が揺れる音と
子どもたちのはしゃぎ声

お父さんとキャッチボールをしている少年
自転車に乗って風を切る女の子
縄跳びの練習をする兄弟とそれを見守る両親
ブランコに乗っている親子

なんとも微笑ましい日本の休日

そこに自転車があるだけで
ボールや縄跳びがあるだけで
あんなにも笑顔になって
全身を使って全力で生きている子どもたち

わたしは最近、あそこまで全力で
何かをしたことがあっただろうか

全身を使って遊ぶことに
夢中になったことがあっただろうか

座ったまま、目しか動かしていない自分が
なんとなく惨めになった

遊び方を忘れてしまった気がして
少し寂しくなった

わたしなりに毎日を楽しんでいると思っていたけど
ひょっとしたら
楽しんでいると思い込みたかった
だけなのかもしれない

心のどこかで
楽しんでいないといけないと
思い込んでいたのかもしれない

そりゃ、仕事も趣味も生活も
毎日楽しいと思っている

だけど、あの子どもたちをみていると
その楽しさも嘘なのかもしれないと
思わざるを得ないのだよ

わたしにもあんな頃があったんだよね
いろんな感覚を使って
世界を楽しんでいた頃が

昔よりも世の中のことを知ってしまったことで
世界に手加減しながら遊ぶようになってしまったのかな

植物の香りや柔らかさを感じたり
虫や動物と戯れたり
風や空気や光の接触をみてみたりしてさ
自然のものにもっと触れてみたい

汗と土と血と涙で
お洋服が泥んこになるまで
世界を駆けずり回ってみよう

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