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わたしだけのキラキラのガラクタ

夜になると書きたくなる
言葉が出てきてもそうでなくても
言いたいことがあってもなくても
聞いてくれる人がいてもいなくても

だけど真っ直ぐには伝えられない
この気持ちが何を表しているかわからないから
心の中に飛び込んでしまえれば
どれだけ楽になるだろうか

ありふれた言葉だけをかき集めても
どこか虚しくて どこかはっきりしなくて
大切にしたい気持ちと裏腹に
この世に生み出すことも残し続けることも
 儘ならないのがとても歯痒い

立派で綺麗な壺の中に
大切にしまっておいてはみるものの
何とも異彩を放つその壺は
どこかこの部屋には馴染めていないみたい

得体の知れない壺の中に
大切にしまっておいてたつもりなのに
いつの間にか空っぽになってしまっていて
最初から底が抜けていたみたいだ
初めからわたしのものではなかったみたいだ

それなら昔から部屋の中に
転がっている缶の箱でもいいから
自分らしい器と自分らしい中身で
心躍るガラクタでいっぱいにしたい

人がゴミクズだと言おうとも
わたしだけの宝物にしよう
開けたときにわくわくするような
わたしの想いを寄せ集めた輝きにしよう



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