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2歳児〜年少さんのダンス かわいさを全開にする3つのポイント! ②

ダンスをするための音楽(曲)は大切です。

何を踊っていてもかわいいのですが、やはり小さい園児さんが振付にちゃんとついてきてほしい・・・と願うためにテンポのゆっくり目の曲を選ばれることが多いものです。
早い=難しい・・・と考える先生も多いかと思いますが・・・
ここがポイントです!

何を踊っていてもかわいいのですが、やはり小さい園児さんが振付にちゃんとついてきてほしい・・・と願うためにテンポのゆっくり目の曲を選ばれることが多いものです。早い=難しい・・・と考える先生も多いかと思いますが・・・ここがポイントです!

先に書いたように「可愛く見せたい」となるとテンポ的にもゆっくり目になり、音も薄くなります。薄いというのはボリュームではなく、リズムや楽器の厚みのことです。
軽く薄い音でテンポもゆっくり・・・となるとこどもたちのテンションもイマイチ上がりません。

PETIPAのダンス研修会では小さい園児さん用のダンスの研修の時によくお話しすることで、先生方が「目からウロコです!!」と言われることがあります。
それは・・・
2歳〜年少さん用のダンスには案外アップテンポの曲やユーロビート系の曲を使うと効果的ですよ!・・・ということです。
これにはみなさんビックリされるのですが、その理由は・・・

なぜテンポの早めの曲が向いているのか。

先ほど書いたように、こどもたちは元気で座って立つ・・・を繰り返してもOK!
ジャンプもOKです。
大人は大変ですよね。なぜでしょう?
単に体が大きいからです。
身長も大人の半分くらい・・・ということは立ち座りも、その距離が大人よりもずいぶん短い、ということです。
手と手の距離も手をあげる距離も短いのです。
だから少々早い曲でも大丈夫なんです。

そもそもこれだけ小さい園児さんにリズムにぴったりと合わせて踊らせようとすること自体がとても難しいことです。
ですから少し早めの曲で「キャーキャー」言いながらも音楽に合わせようと頑張るくらいの方が楽しくてテンションもアップします。

もう一つ、小さい園児さんにユーロビート??と思われる方もあるかもしれません。
勿論曲自体はこどもたちによく合う曲を選びましょう。
例えばディズニーのよく知っている曲でもユーロビートアレンジの曲はたくさんあります。
なぜユーロビートアレンジがオススメなのかを説明しましょう。

今の時期、あまり人がたくさん集まる機会がないのが現状ですが、季節のSALEやバーゲン会場、ショッピングモールなどのBGMにはよくユーロビートアレンジの曲が使われているんですよ。
これは耳からの情報が人の行動を促されているのです。
ユーロビートはとてもリズムがあり、なんだか少し追い立てられるような・・・そんなワクワク感を覚える曲想です。
つまり、アップテンポでリズムが立っていて、テンションがアップする・・・そんな曲が例えばSALE会場に流れていると、人々は自然と購買意欲が上がるそうです。
皆さん、そう言えば思い当たる・・・なんてことはありませんか?

お話がそれたように思われたかもしれませんが、つまりは音楽によってテンションが一気に上がったりもするわけです。
そしてユーロビートアレンジなど、こどもたちは難しいとは思いません。
きっとテンションアップしてくれますよ。

音楽のまとめとしては・・・

音楽のまとめとしては・・・
まずダンスをする前に音楽だけを聞いてみてください。
音楽だけを聞いていても「さも踊っているかのような」躍動感のある曲を選んでください。
小さい園児さんのできるダンスには限りがあります。
難しい振付をする必要は全くありません。
こども自身が「キャーキャー」言って「楽しい!」と思える曲を選んでください。
そのためにゆっくりの曲よりもアップテンポで音質も厚く、テンションアップできる曲を選ぶことはとても大切です。

ただし、緩急は心がけてください。
全部が全部アップテンポでも、それはそれで引き立ちませんよね。
少しゆっくりめでかわいい曲もあればビートの効いたアップテンポの曲も・・と緩急をつけることは大切です。

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