文字数に苛まれたつぶやき…
はじめまして。こんにちは。
SNSの文字数に阻まれたつぶやきを消化する為に、
noteを書きます。
本当に超個人的な事をつらつらと。
“お芝居をするということ。”
今回の稽古中、私の中で大きな舵切りをしたタイミングがあった。
セラミュって歌舞伎みたいな側面があると思ってて、長年のファンが思う「そう!そう!」みたいなのが随所にある。
それを一回全部無しにする。
今いる人だけでシーンを成立させる。
実はシーンが固まったなーと思う日は本番までなかった笑
なんだったらゲネと本番も違う。
でも絶対に成立する自信はあった。
そこを精一杯担ってくれたのは、
お芝居が得意じゃなくて…と言っていた子達。
あぁ、お芝居って“生”を如何にキャッチしていくかだなって改めて教えてもらった。
“理想を形にするということ。”
私もいうたら古参のセラミュヲタである。
“セラミュがやりたい!”と言われたら、
よし、わかった。セラミュにしよう!!
モノづくりの際、よく仲間内で話すのは
“照明大事!!”“音響大事!!”
絶対に作りたかった明かりはおおよそ2点。
あとの明かりについてはイメージをお伝えして、基本「餅は餅屋に」精神。
予算とワット数の制限の中、仕上げていただいた仕込み図が共有されていたのに…
「すみません…あの…今更の相談なんですけど…『髑髏城の七人』がやりたいんですけど…出来ますか…」
とか本番月になってから言い出すへっぽこ演出家←
結果追加していただけたフットライトが最&高
各所で大活躍していただきました…!
セラミュには名曲がいっぱいある。
今作では歌えなかったけど、歌いたかった曲が多くあると聞いていた。
…全部ぜんぶBGMで入れ込んだ!!
また本家様には今作ならではのBGMもある。入れられる音は全部入れた!
…いにしえのヲタク、CDコレクションは沢山持ってるのよ…
またSEも盛り盛りにした。
更に録音台詞との掛け合い、オペレーションが追いつかないから袖中での影マイクでの芝居も入れて…
90分尺で総オペ130を設備的な都合の中、
たった2人でオペレーションして頂きました…(土下座)
ちなみに照明さんには
オペ総数聞けていませんが…劇場入りしてから
沢山たくさんご依頼をした記憶はあります(土下座)
※追記※
照明さんより、、
照明変化、約150回は変わっていたそうです…!
もう、本当にホントにありがとうございました!(MAX土下座)
いいですね!!やりましょう!!
とオーダー以上のモノを返してくださった神様が沢山いらっしゃいました…
ギャラ無しにもかかわらず、
「好きだから」で共に本気で取り組んで下さり…私はただこーしたい!あーしたい!と騒ぐだけで素敵なステキな“セラミュ”の舞台に仕上げて頂きました。(土下座)
なんどもリピートするわ
「照明大事!音響大事!」テストでるよ。
“板に立つ者の責任として。”
ここからは板に立っていた私の経験から、
どーでもいいかもしれないけど、絶対に譲れない拘り。
衣裳は絶対に綺麗に着る。
最終稽古日に我慢出来なくて言った気がする…
“セラミュ”のクライシスパワーメイクアップは“早替え”で成立している。
しかもセーラー戦士はパーツが多い笑
カツラをつけたままの作業。
着替えて、出るだけで精一杯なのだ。
わかる。めちゃくちゃわかる。
でも嫌だった!頭の上から爪先までセーラー戦士であってくれ…!!
本番の袖中、
早替え登場間際の戦士が
お互いに前髪を直してる所を見かけて、
心の中で“いいね”を押した。
照明には絶対入る、照明は壊さない。
実はうっかり出た。
理由は後述するが、出た。
本番直前まで直していたのは
自分含む敵役達の
フットライトとの兼ね合いの立ち位置。
ここの本番映像を見るのがちょっとドキドキです…
“黒い人達、爆誕。”
台本の都合上、ラストバトルは
敵1名VS戦士9名+海賊3名。
…1名VS 12名って…どうよ。。
曲尺的には長め。
協議の結果、脚本(兼演出助手&舞台監督)・演出(兼舞台監督補佐)が登板決定したのでした。
ラストバトルだけじゃ、、、
辻褄合わないだろー、、、で
ド頭とスタグロ(敵楽曲)も登板。
舞監Cueが出せないので←
曲きっかけでれっつらごー。
…絶対に外せない戦いがありました←
舞監Cueのありがたさ…
“出るからには拘る。”
衣裳は楽天。楽天最強。
最後になんか物足りなくてSHEINで買った
ビジューの腰ベルトが仕事してます!
顔にラインストーン貼ったり、アイメイクちゃんとしたり、
前髪立ち上げたり、カラーエクステをコテで巻いたり…
色々拘ったらあんな出立ちになり、
ヘアメスタンバイに余裕でやるなら
1.5h必要だなーってなり、
キャストのメイクをしてあげる約束もあったりで…
朝6時半からあのまんま終日おりました笑
ホテルスタンバイ最強(°▽°)
…手が抜けなかった…
やりたかった事も出来た。
出ると決めたからには
どっちも手を抜かない。
本気で迎え撃つ大人気なさも発揮した←
“ブレずに走り切るということ。”
さて、旧知の皆様は私が先頭で旗を振るのが得意ではない事をご存知でしょう。
ただ一つ、覚悟を持って出来る全てを注いで取り組みました…
この覚悟がブレないようにするって
大変だったなって終わってから思う笑
「後悔なんてさせるものか」
良くも悪くもこの思いが強かったです。はい。
私は決して器用ではありません。
必死についてきてくれた皆様と
お力をお貸しくださいました皆様のおかげと
感謝しかありません…(土下座)
そんなこんなで
半年間の企画が終わりました。
「本気でやりなよ、趣味なんだから」
侍からニヤリと言われたこの言葉。
大人的なしがらみの色々がない中での
本気の“モノづくり”は、
大変だった事も確かあったけど、
(どうだった?)と聞かれると、
「楽しかった✨」が1番適切だと思う。
だから“モノづくり”はやめられない。