私の放談「東京オリンピックについて」その3 (および「人新世」への対応)
「東京オリンピック」について、意見を書くのはやめようと思ったのですがが、あまりに混乱しているようなので、「放談」をさらに続けさせていただきます。
まだ「パラリンピック」が開催予定ですが、ここまでの総括として、個人的な意見をまとめました。
私自身、オリンピックはほとんど見ていないのですが、新聞ニュースなどでの印象です。
あくまでも「放談」であり、無責任に勝手なことを書いています。
お読み捨て下されば幸いです。
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1. 第1回の「放談」について
詳細は省略します。添付内容を参照ください。
2. 第2回(前回)の「放談」について
(1) 内容抜粋
(1)-1 1964年の「東京オリンピック」で感動した者として言わせて頂ければ、
昔の「東京オリンピック」と、今開催されている「東京オリンピック」は、全くの別物だ、個人的には思います。
(2)-2 なぜ「別物」かと言うと、1964年の「東京オリンピック」と様変わりの点が多すぎるからです。
a. 同じと思われる点は、
日本人選手、各国選手たちの頑張り、フェアプレー精神です。
b. 違うと思われる点は、
① 時代背景が全く違う、
② コロナ禍などなかったし、感染者や死亡者などいなかった、
③ 運営の不手際、トラブルが多すぎる、
④ お金がかかり過ぎ
⑤ 各国の金メダルをめぐっての「代理戦争」みたいなことはなかった、
⑥ SNSなどなかったので、賞賛や悪口の言い合いなどが、瞬時に世界中に流れることはなかった、
⑦ 昔の開催日は10月6日と「秋空」も映える涼しい時期だった、
⑧ 昔はブルーインパルスの五輪マークがはっきりと見えた(今回は見えず)、
⑨ 時期もそうだが、夏も、昔より気温がかなり高くなっており、大雨被害が心配される、こともなかった、
⑩(今回追加)現在、日本や世界中を覆っている、
モラルや道徳観の低下が、運営側や観衆たちに顕在化している。
あらゆる差別、あらゆる格差問題、悪口や誹謗中傷、国家間の代理戦争
などなどです。
3. 全体の総括(個人的意見)
1⃣ いつの時代も、アスリートの活躍する姿は、嘘偽りのない実力の世界での頑張りや努力の賜物なので美しいし感動を呼びます。
2⃣ クーベルタン伯爵の思い描いた、「平和の祭典」「アマチュアリズム」などの「近代オリンピアードの理想」が、今は打ち消されてきている。
3⃣ そのような中で、地元開催と言うアドバンテージはあるものの、日本人選手の活躍が目立った。
オリンピックという事ではなく、「嘘偽りのない実力の世界」での活躍というのが、突筆されると思います。
今まで、日本は科学技術の分野で「ノーベル賞」を多くとっていますが、
この「嘘偽りのない実力の世界」にての、日本の将来には希望を感じました。
4⃣ オリンピックにても「顕在化」した、多くの「混乱」「分断」は、
私が今考えている、「人新世」の時代の問題点である、
「資本主義」の欠点(欠陥)から起因するのではないか、
との思いを強くしました。
すなわち、
①「拝金主義」による弊害
② 自然からの搾取に起因する「自然からの脅威」
③ 生産者(労働者)からの搾取による「極端な貧富の格差」による、断絶や、モラル・道徳観の低下
5⃣ 宴の時が終わった後は、「人新世」の時代の問題点に対する
対応・対策が、個人レベル、国家・人類レベルで、急務ではないかと
思います。
6⃣ 前回のまとめも添付しておきます。
~~「持続可能な社会の実現」という観点から~~
なお、今、私は、自分にとっても、地球や人類にとっても、
最も重要なことは、「持続可能な社会の実現」だと思っています。
この観点から「東京オリンピック」を見た時に、
「持続可能な社会の実現」について言えば、あまり関係のないイベントである、と言ったら身もふたもない言い方と思いますが、
「持続可能な社会の実現」に背かないものであることは、マストだと思います。
今は、「持続可能な社会の実現」からは、「コロナ禍の収束」「再発防止処置」が、喫緊の課題だと思います。
今回の「東京オリンピック」の開催が決まった時は、このような事態になるとは思いもよらぬことでした。
しかし、現在の世界の混乱(「東京オリンピック」も含めて)は、
「持続可能な社会の実現」のための試金石だと思って、
最大限、個人的に試行錯誤して対応を図る以外になく、また、世の中の趨勢も、これに対応し対策を講じていって欲しいと願うばかりです。
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私のような、平凡な一市民が書くには、逸脱した内容とは思い、
かなり抵抗はありますが、
このような考え方もある、何らかのご参考にならないか、
という観点でまとめました。
私自身は、大雨とか、熱暑、コロナ禍、年齢的なもの、などなどで、
「心身の健康」の維持に努めるのが精いっぱいと言った状況にはありますの
で、あまり大きなことは言えませんが・・・。
最後までお読みいただき、有難うございました。
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音楽
個人的には、時々、大昔の音楽を聴くと、心が収まります。
The Sound of Silence' - Simon & Garfunkel (lyrics) 和訳
「サウンド・オブ・サイレンス」サイモン&ガーファンクル