『他の誰かの正解は私の答えじゃない』(前編)
「全肯定オタク=悪」
こんな意見を目にしました。
・盲目はコンテンツを滅ぼす。
・推しを批判するものは排除しようとする。
・自分が正義側に立っていると思い込んでいる
こういった理由などから「全肯定オタク=悪」
という論調があるみたいです。
かく言う私は今や「全肯定オタク」です。私は悪、なのでしょうか。
約3年前、現在の推しメンであるゆめちゃんと出会いました。
当時、既にアイドルオタクを8年くらいしていて、ゆめちゃんは初めてのアイドル活動でした。
ゆめちゃんと出会う前にスタートアップグループのオタクをしたことがあったので、何となくアプローチ方法はわかっていたつもりです。グループ活動しながらオタクを増やし軌道に乗せて行くのは簡単なことではないと思います。1秒でも、1分でも長く彼女のアイドル姿を見ていたかったですし、息の長いアイドルでいて欲しかったのです。彼女が潰れてしまうのを避けるべく、何か指摘することがあったとしても必ず肯定から入るように心がけました。決して否定から入らないように。SNS全盛の現代において、アンチの声はとても大きな力を持ち、肯定派の声はかき消されてしまいます。
心ない批判の言葉は黙ってても耳に入ります、目につきます。
アイドルはエゴサをすることが多いので特に。特典会で直接言われることもあるでしょう。
100人のオタクが褒めたとしても、1人のアンチの声が勝ちます。
ある程度アイドル経験があったってしんどいと思います。新人アイドルの彼女はかなりナイーヴであったでしょうし更にきつかったんじゃないかなと。"トゲ"のある言葉は。そうであるからこそ、私くらいは全肯定オタクでいよう、と思いました。駆け出しアイドルの彼女がアンチの声で潰れないように。最大限彼女を尊重してあげられる存在でいよう、と。
批判なんて勝手に本人の耳に届いてしまうもの。
オタクはどんどん褒めていった方がいいと思っています。そうでないと悪意あるマイナスの声に負けてしまいます。
最初は意識していましたが、彼女は着実にレベルアップしていきましたし、対応に不平不満を抱くことも全くなかったので気がついたら無意識に全肯定オタクになっていました。
これまでの経験上、"地下アイドル"は1年続けば長い方と思っていました。彼女はとても魅力的。運命的に出会った"天才"。1秒でも1分でも長くアイドル姿を見ていたい。そこで行き着いたのが「全肯定オタク」なのです。きっかけは私のエゴ、だったのです。
現在はアイドルではないものの、関係は3年以上続いています。
この側面から見れば、私は間違ってはいなかったと思っています。