『人は必要な時に必要な人と出会う』
「人は必要なときに、必要な人に出会う」
2017年2月に当時乃木坂46に在籍していた橋本奈々未さんが卒業する時にファンに向けて残した最後の言葉として有名だ。私はこれを体現するかのような出会いをした。
【萌芽】
2019年2月15日、当時通っていたアキシブProjectの推しメン、小此木流花さんがグループを卒業した。
絶対的な存在を失った後もアキシブのオタクをしていた私は同年3月17日、とある対バンで1人の女の子と出会った。のちに「まッ」のメンバーとしてアイドルデビューを控えていた「ゆめちゃん」である。
実はこの対バンは行く予定はなかった。
・急遽仕事が休みになった・たまたまチケットを譲ってもらった・そのチケットが良番だったので頭から見た・何となくロビーに出たらまッがフライヤーを配っていた
上記いくつもの偶然が重なり、たまたまフライヤーを配っているところに居合わせ彼女に声をかけられた。運命的な出会いとはこういうことを言うのだろうか。この”1枚のフライヤー”が僕の人生を一変させるとはこの時知る由もなかった。
その後私は彼女のTwitterをチェックするようになり、3月28日のお披露目公演、興味本位で行ってみた。ライブは見られなかったが、チェキを何枚か撮った。初めてチェキを撮った時に言われたセリフを未だに鮮明に覚えている。「フライヤー貰ってくれた人で来てくれた人初めてです。」この時に何かビビッときた。
1回2回と会う回数を重ねる中で「もっと話してみたいな」と思いつつも当時はあまりライブは多くなかった。Twitterを見ていたらmilk planetというコンカフェに在籍しているのを知る。それから会う頻度は増えた。4月1週目毎日会ったりとかね(笑)特に共通の趣味があったわけでもないと記憶しているが仲良くなるのに時間は要しなかった。後に知ったのは、彼女が小此木さんに憧れを抱いていたこと。何か不思議な縁だなと思った。
【前代未聞の離れ業】
この2年間の中で最も印象的なことの1つはチェキポーズだ。なんと、彼女は初めてのチェキから最後のチェキまで全て違うポーズで撮ろうとしている。恐らく達成可能だ。今日までに積み重ねた枚数は700。チェキを撮る文化がある世界は広しと言えども、700枚全て違うポーズを考えられる人はいるだろうか。ファン側から提示すれば可能かもしれないが、私はほとんどポーズを要求したことはない。ほぼ全てゆめちゃんが考えている。彼女の手元にチェキがありチェックできる体制があるならまだしもそうではない。彼女の記憶力には脱帽である。出会った頃に彼女に「小此木さんは何枚撮ってもポーズ違った」みたいなことを何気なく言ってしまったことが火をつけてしまったらしい。ファンの増加、グループ兼任、私の現場間隔が空くなど様々な状況の変化の中でも彼女は続けてくれた。グループ兼任してる時なんて、月40本程度ライブあったし、2つのグループの曲、振りを覚えなきゃいけなくて壮絶だったろうに。そんな中でも折れずにやり続けてくれたのはもはや愛、だなと。私がそもそも見返りを求めないスタンスなのもあるけど、10年以上アイドルオタクしてきた中でここまで目に見える形で返してくれた人は初めてだ。チェキポーズに興味もなければこだわりもなかったので今まで気にしてこなかったが、このような楽しみ方もさせてくれたのも彼女が初めてだ。
他にも語り出したら尽きないが今回はここまで。