『孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術』
はじめまして。
2021年初読みです。
こちらの一冊、とても仕事ができる職場の方が読んでいたので参考にさせていただきました。
ビジネスに限らず日々の思考で生かせそうな分析方法や方法論まとめられていたのでとても参考になりました!
以下抜粋して書籍にまとめられているもの自分なりに解釈してみました。
分析方法
■プレセス分析
始点から終点まで細かくプロセスを分ける分析法。
プロセスの中で中間目標を設定することが大事。
日々の行動目標をプロセスごとに具体的な数値に落とし込めば、何がやれたか、何がやれなかったのかはっきりする
■回帰分析
予測したい変数を目的変数yとおき、目的変数に影響を与える変数が説明変数xである。
式に表すと y=ax+b
一次関数じゃないですか!!
この説明変数xが一つしかない場合は単回帰分析。
通常物事の思考には、いくつもの原因が合わさってくるので説明変数xは複数あり、こちらが重回帰分析と呼ばれる。
■パレード図分析
複数の項目についてデータが大きい順に並べた棒グラフと、累積比率を表す折れ線グラフで、累積比率が80パーセントになるまでの棒グラフを解決すれば、8割が解決するもの。
何から手をつけるべきかを解決してくれる分析方法。
他にもいくつか分析方法について書かれており、T勘定や差異分析など簿記で勉強した知識も分析へ応用しており、とても参考になりました。
注意点
孫社長はこれらの分析による数値化を徹底しており、うまく利用していたとのこと。
その際以下のことのには特に徹底していたようです。
・分母と分子の定義
・分け方が適切かどうか(継続的な売上か、一時的な売上かなど)
・取れる数字しかとれていないのではと疑う
・プランばかりでDOしてないこと(やってみなけりゃわからない)
・売上と信用度のように相反するものは同時に追求せずにフェーズごとに優先度を切り替えていくこと
このようにして確かな数値を元に、大胆な戦略をたてていったというわけですね。
ほんとにすごい。
徹底的に数字を取って戦略を練る。
大規模に数打ちゃ当たる理論で試してまた数字を取って改善していく。
驚くことに、ソフトバンクは上場する前4年間赤字だったそうです。しかし上場ギリギリで黒字化。
これはいつまでに売上がいくらになるか割出し、そこからひく顧客維持コストがどれくらいにすれば黒字になるか計算し、その結果ギリギリまでできるだけ多くの方法を試し、計画的に黒字へ持っていったのだとか。
法則や理論
他にもビジネスに使えそうな法則や理論をまとめてくださっていました。
大学生の時知りたかったな。こんな授業してくれた方が、ビジネスし思考が磨かれ社会に出てから役立ちそうです。
■大数の法則と期待値
トライアルの回数を増やせば増やすほど、その物事が実際に起こる確率は理論値に近づいていく。
不確実な未来を想定する際に用いられる。
■鮭の卵理論
数打ちゃ当たる、いかに低コストでやり続けるか、当たりが出るまでサイコロを振り続ける。
未来はだれにも読むことができないという事実を前提で物事を考え、成功確率をあげるための戦略をロジカルに組み立てる。
■72の法則
複利のパワーはすごいということ!
即座に計算できたらかっこいいから覚えとこう。
72÷8%=9年で2倍
■限界効用逓減の法則
どんなに素晴らしい効用を持つサービスや商品でも無限に楽しめるわけではない。
量を増やすと一単位あたりの効用が下がる。
■ダンバー数
200を超えたら集団を分ける。
集団には上限があり、ベンチャー企業だと300人限界説。
■マジックナンバー7
1人の上司がみられる部下は7人まで。
人間が短期的に記憶できる容量は7個まで。
■イノベーター理論とキャズム理論
どこまで普及すれば市場から消えずに残ることができるか。
イノベーター理論ではアーリーアダプターまで届けること。
キャズム理論ではアーリーマジョリティまで届けること。
しかしアーリーアダプターからアーリーマジョリティの間には大きな溝キャズムがある。
まとめ
他もたくさんありましたし、わかりやすく解説されていましたので気になった方は読んでみてくださいね。
とりあえず年始早々noteへの投稿を意気込んでおり、実際第一弾を投稿できてよかったです。
乱筆乱文にて失礼しました。
今後も週1で知識になりそうなビジネス本を読んで投稿していくつもりなので読んでいただければ嬉しいです。