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体で聴く。〜斉藤和義さんのチャリティコンサートに参加して〜
2025年1月28日、42年の人生で初めて斉藤和義さんのライブ(コンサート)に参加した。
高校生のころ、ラジオで流れていた「歌うたいのバラッド」を聴いて以来、密かに追いかけてきたお方。ただ、ライブに行く!なんて発想はなく(なんでや)あっという間に40を超えた。
ジッタリンジンやユニコーンのライブ以来やから、約20年ぶり。ひとり参戦かつ初めての場所にそわそわしながらも、いざ音楽が鳴り始めると体が動く。
心臓の音よりもはるかに大きな、ドン!ドン!ドン!
おへその上あたりに、心地良い重低音が響く。
体を左右に揺らす人。片手を挙げ、リズムに合わせて指をパッと開く人。頭上で両手をたたきながら、ゆったりとかぶりを振る人。
ルールなんてない。どうやって動こうか、なんて考えない。
久しぶりに、「体で聴く」感覚を思い出した。
方向オンチ炸裂で迷いに迷い(最寄り駅から徒歩4分やのに)、結局着いたのは開始30分前。前方なんぞ行けるわけなく、配信用の撮影カメラの後ろに立った。カメラの後ろやから見えん!と思いきや、頭と頭の隙間からちょうど斉藤さん用のメインマイクが見えた。
さらに、視線を左にずらすと配信用映像が見える。
「結構、穴場やん」
2時間超えのライブは、私の感覚では1時間ほどやった。あんだけ密度マシマシ、ガンガン歌って、しゃべって。1時間なわけないんやけど、ソロギターで「空に星が綺麗」を演奏していても、終わる気がしなかった。
倍速ちゃうのに、あっという間の感覚。
それだけドップリ入って、楽しんでいたんやな。時間を忘れて。我を忘れて。
コスパ・タイパとは、正反対の世界を見た。
ライブの最中、斉藤さんがサラリとおっしゃった言葉が残る。
「いやぁ、これいいよね。こっちも楽しくて、みんなも楽しくて、金も集まる」
ああ、これやなぁ。作り手も、見る(聴く)側も楽しい。結果として利益につながる。
斉藤さんのライブに出発する2時間ほど前、3年半以上取引している会社の方と面談した。
「ライターの数を減らすつもりで、選抜メンバーのみ面談しています」
「他メディア(その企業が運営)では、AIに記事を書かせています」
「商業ライター」としての現実に、直面する。私が書いている記事を読むのは、コスパ・タイパ重視の人たちなんや。
ううむ。これでいいのか。これが、やりたいことなのか?
どこで何をもって書くのか、もう一度考えてみよう。
【おまけ・ライブ参戦時の注意点(多分、当たり前のこと)】
★現金を持っていく
あたい、会場前に着いたとき現金900円しかなく。慌ててATM探すも、広すぎて分からんし、迷っている暇はない。ドリンク代600円とロッカー代300円、なんとか払えました!!
★ロッカーの番号は覚えておく
荷物入れて鍵しめる前に、ちょっとだけ会場内を見ていたらロッカー番号忘れてもた。全部おんなじようなロッカーで「え?何番に入れたっけ」「もしかして、盗難!?」とプチパニック。
片っ端からロッカーを開けていたら、親切な奥さまが「大丈夫ですか?」と声をかけてくださり。事情を話していたら、無事にバッグが入ったロッカー発見。冷や汗ものでしたわ。
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ライブが終わって駅に向かっていると、近くのカフェから斉藤さんの曲が!こういうリンクも、すてきやなぁとホッコリ。
斉藤さん、しゃ〜わせな時間をありがとう。
好きです(どさくさ紛れに告白)。
配信チケットが3,300円で買えるので、ぜひ!!チャリティに協力できる上に、かっちょええ音楽も聴ける。
撮影カメラの映像チラ見したけど、めっちゃかっこよかった〜