海外で3歳児に『バカ』といわれた話
なんて返せばよかったんだろう
あれでよかったのか?
考えちゃう時があるんですけど・・・
以前、英語圏ではない、マイナーな国へ行ったことがありました。
その国では、日本で辞書が手に入らないほどマイナーな言語が使われているので、ほとんど勉強できずに向かったんですけど、乗った飛行機の中で『会話帳』みたいな小冊子を見つけて、飛びついた私は、
到着するまでに! 少しだけでも!
と、機内で猛勉強してから入国しました。
すると、何年勉強しても、ぜんぜん上達しなかった英会話に比べ、その国の言葉は「あれ?意外と通じるなー」と思いました。(ラッキー!)
後に知るのですが、
外国人をほとんど見かけないその国では、日本人の私がとても珍しかったらしく、出会う皆さん興味しんしん。ゆっくり、丁寧に、わかりやすく話してくれていたようです。
でも、3歳児は違う。
現地で日本語が話せるお姉さん(Tさん)と知り合いました。仲良くなってから、Tさんのお宅へ遊びに行くと、元気に走り回る3歳の男の子がいました。Tさんの弟なんだそうです。かわいい~
私、この国の言葉、話せる!通じる!と勘違いしていた私は、3歳の男の子に自信満々、話しかけました。男の子からすぐに反応あり。なにか答えてくれました。なんか言ってます。なんか。 ん? なんだ??
ちーーーーーーーっとも、わからない!
焦る。
男の子は、ずっと話しかけてきます。
なんて言ってるんだ? 早い。 はやっ、
わからない!!!
男の子は、かわらず、話しかけてきます。
一言もわかりません。
ジェスチャーください、
ジェ~スチャ~ プリーーーズ!
そういえば、
大人はジェスチャーだらけだったような気がします。
Tさんが、くすくす笑い出しました。
(あ、そうか、)
(Tさんに、通訳をお願いすればいいのか。)
通訳をお願いすると、Tさんは「あ~、、いいのかな?」と、少し戸惑った表情を見せましたが、私が再度お願いすると、また笑顔に戻って、男の子の話す内容を教えてくれました。その時の会話が、こちらです。
「コノクォ ハ~(この子は)
アナツァノ クォト ヲ~(あなたのことを)
ナゼ バカ ナンデスカ?(なぜバカなんですか?)
ツォ キイテイマツ(と聞いています)」
なぜ、バカなんですか?
そこだけ、くっきりはっきり聞こえました。
なぜバカなのか? ーワタシモ シリツァイー
Tさんが、通訳をつづけます。
「あなたは、僕よりもずっと大きい。
大人、ですね。
でも、話すのヘタ。 できない。
バカですか?」
バカですか? って。
とても丁寧に、ディスられました。
なんて、
答えればいいの~~~???( ;∀;)
「そうです私が、バカなおばちゃんです。」か?
考えて、考えて、実際は、
「いま、この国の言葉をお勉強中なの。まだ上手に話せないんだ~。」
と現状報告したんですけど。
相手がいることですから、これでよかったのかは、わかりません。
その後、その国の言葉を勉強しました。
でも、なかなか上達することができませんでした。
なんでなんだろう・・・
センスがないのか、相性の問題なのか、独学で勉強したので方法が悪かったのか・・・ 理由がわからなくて。
でも、1つだけ分かったことがあります。
帰国をして、何気なく世間話をしていた時に、友達から言われました。
「あんた、しゃべりヘタだよね。」
母国語も、否定される。
( ;∀;)
とりあえず、
母国語から、勉強しつぁいと思いまつ!
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