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読書会を開催しました

先日、ぼくが働いているディスカヴァー・トゥエンティワンで、読者のみなさんをお呼びした読書会を開催しました。

この読書会は、『本を通して、これからの「わたし」の働き方・仕事を考える場』をつくりたいと企画したもの。
第1回目は、『働き方の哲学』を課題図書に、自分自身の働き方やキャリアについて、一緒に考える時間になりました。

■当日の様子
会場は、ディスカヴァーのオフィスのロビー。少人数のグループに分かれ、いろんな話をしました。

①自己紹介をしましょう
②感想を共有しよう
③「成長」を考えよう

当日は、自己紹介のあと、本を読んで感じたこと、疑問に思ったこと、ここが好き、ここが気になる、という話をしました。

話をしていくと、自然に、それぞれの仕事の話や個人の話になっていく。
その過程で生まれる深い共感や、自分とは違う視点や感じ方、考え方の発見は、とても嬉しく感じました。

そのあと、課題図書の中にある、「「成長」を自分のことばで定義する」というワークをしました。
この『働き方の哲学』は、以前ディスカヴァーで開催されたワークショップが、ひとつのきっかけとなって生まれています。
この本をより理解し、じぶんにとっての「成長」を考えることで、仕事やキャリアを考える一歩目となるのではないかと考え、実際にワークをしました。

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手探りの中、企画し、実施しましたが、思っていた以上に参加者の方に楽しんでいただけたようで、

「様々な方の考え方や視点、本の解釈をうかがえて、とても楽しかったです。自分自身の頭の中が整理できた気がしました」
「他の方の意見がきけて、多様な見識が広がりました」

といった嬉しい感想をいただき、ホッとしました。


■企画した理由

ぼく自身が「こういう場が欲しい」という思いで企画しています。本を通して、話をして、理解を深め、行動までつながるような場がほしい。

大学を卒業し、上京して4年が経ちました。28歳です。いま、すごく焦っています。不安です。
会社でも近い年代の人たちがいろんな仕事に挑戦し、任され、ぐいぐい進んでいる状況。大学の友達や、東京で出会った友達の活躍。同年代のキラキラした経歴。

「このままでいいのだろうか?」「じぶんは何ができるのだろう?」「どんなことが身についているのだろう」「じぶんは何を目指したいのだろう」

人と比べ、妬みやくやしさの混じる感情を抱いています。
成長していないように感じます。
仕事の意味も、目標も見えていない。
心や頭の中を整理できなくて、いまに集中できていません。

いくつか、本を読んでみるものの、なにか進んでいるようにも思えない。
本を読んで、行動するまでには、いくつも障壁があるように感じています。
「本を読んで、理解して、行動する」
ビジネス書を読んで、わかったように感じ、スキルが身についたように感じ、でも、実際には、なにも変わっていない。行動できていない事実に、悔しさを感じます。

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今年に入ってから、読書会にいくつも参加するようになりました。

参加した読書会では、みんなで、好きなこと、おもしろかったこと、心が動かされたことなど、気がつくと、自分の課題や関心と結びついた話をしていました。
実際に参加してみて感じたのは、その言葉にする過程と、それを共有すること、そのものに大きな価値があることでした。

言葉にしてみて、じぶんが感じたことを再発見する瞬間。口にすることで、「わかって」いなかったことを発見する瞬間。自分は、なにに関心があるのか、なにを課題に思っていたのか、見えてくる感覚。他の人の話を聞いて、浮かび上がる新たな視点。共感で生まれる嬉しい感情。

読んで感じたことを自分の言葉にしようとする行為が、本の理解とおもしろさを深めるのだと思いました。
より理解が深まると、行動にもつながるのだと思いました。

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読書会を体験して思ったのは、「読む」から「じぶんの言葉にする」ことが、はじめの一歩だということでした。
じぶんの言葉にして、より理解し、自己理解が深まり、行動にうつせる。進んだ感覚を持つ。

じぶんの悩みや、読書会の体験から、会社で読書会を企画したいと思うようになりました。
個人の成長や可能性を拓くことを目的とした書籍を刊行しているのに、自分が成長していないのではないか!?なんてことも思い、こうなったら、成長を感じるような場をつくろう。一緒に話し、考え、発見があるような場をつくろう。

会社の同僚にそんな話をすると、思っていた以上に企画に関心を持ってもらい、実際に開催することができました。


次回は、6/21に開催します。
次の課題図書も『働き方の哲学』。みんなで、それぞれの働く理由を考える時間にしたいと思います!
一緒に考える時間にしましょう!


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